15年同じバイクを乗り続けて

 

Z400LTDに乗り始めて、15年間経過しました。振り返ってみれば、かなりの年月ですね。

購入した時は17,100km. ざっくり32,000km走行したことになります。(メーター読みではそうなっているけれど、ほぼ確実にこの距離よりも走っていると思います)

この記事では、このBLOGの過去記事を引用しながら、ざっくりと僕とLTDについて振り返ってみようと思います。

 

 

ざっくりと歴史を振り返る

15年前、当時小金井市にあったTRカンパニーで購入したZ400LTD。初期整備が本当に良かったので、15年間もの歳月を共に過ごすことができました。

出だしの整備が何よりも大事。これを早い段階で身銭を切って勉強できたことは、非常に幸運だったと思います。

 

振り返ると、数々の出来事や出会いが私のバイク人生に彩りを添えてきたことを感じます。

乗っているバイク Z400LTD

 

 

世界が広がった

バイクを通じて、様々な人々との出会いました。確実に私の人生に広がったと思います。

そして、色んなお店、カフェ、ショップを訪れることで、広がるっていく世界にも大いに刺激を受けました。

思えば、同じバイクを長きにわたって乗り続ける人は少ないように思います。特に、メインバイクとして乗り続けている人々は、片手で十分数えられるくらいじゃないかと思います。

 

走りを学んだバイク

20代から30代前半にかけては、拠点である栃木はもちろんのこと、群馬、東京、茨城、福島とZ400LTDで走り回りました。

当時は友人たちも未婚者が多く、自由気ままな旅が楽しめました。ホントにやりたい放題な。

馬力も低く旧式な設計のLTDですが、必死で大型で速いバイクに対抗しようとするライディングを通じて、多くのことを学びました。

 

あついあついツーリング(日光~沼田~桐生へ)

 

速さこそがバイクの魅力であるわけではありませんが、その「スピード感」がバイクの楽しさを引き立てるのは確かです。タイミングや状況によって、アウトプットしたスピード感。それを存分に楽しむのは、まさに快感だと思いました。

 

 

そうそう、かみさんが普通自動二輪の免許を取得する際の、課外教習車にもなったんだ。

教習車はLTD!

 

 

エンジンオーバーホールを実施

購入してから3~4年後、白煙を吹くトラブルが発生しました。

最初は全開加速をしたときに出始めて、その後は比較的コンスタントに出るようになってしまいました。

 

長くケミカルなどでごまかしごまかしやっていたものの、最終的にはエンジンのオーバーホールとボアアップを決断しました。2015年のことです。

シリンダーを購入しました。

ボアアップしたZ400LTDの引取&ファーストインプレッション

 

この作業はパワーアップを主目的としたものではなく、エンジン関係をリフレッシュすることが一番の狙いでした。

文字通り世界中から部品をかき集めました。シリンダーとピストンはeBayで、ピストンリングとかはオランダのCMSNL、カナダのショップからも部品取り寄せたなあ。

それなりの費用をかけましたが、結果的には白煙トラブルは解消されました。ノイズが消えて静かになったLTDは、かなり元気を取り戻したように感じます。

 

エンジン回転が上がらないトラブル

2019年頃から、エンジンの回転数が上がらない不調に悩まされました。

これ、すんごく長引いたんですよ。

 

Z400LTD/Z400FXの燃料コックの分解・オーバーホールをしました

電気?吸気?燃料?とトラブルシュートが多岐にわたり、考えられるところをしらみつぶしに、というか思い付いて手が出せそうなところから、手当たり次第に整備をしていきました。部品も変えまくって。で、結局自分の手では直らなかったんですね。

当時会社でも結構むずかしめなトラブルシューティングをいくつもやっていて、それで家に戻ってからも、自分の財布を痛めながらのトラブルシューティング。
なんで家とか医者で同じ事やってんだ(笑)って気づいて。

正直この時が一番きつかったかなぁ。もう色々めんどくさくなっちゃってました。
売り飛ばしたら楽だろうなぁとかも思ったけど、不具合抱えたものをそのままにして他人様に渡すってのも僕の流儀に反するし。

 

Z400LTDをバイク屋さんに預けます。トラブルシュート不可能。

なので、いろいろ相談してバイク屋さんにもっていくことにしました。なんとか東京まで走って行って、そこでも試行錯誤があり、なんとか修理していただけました。

ASウオタニの点火コイルの故障が原因であったことが判明。

やっぱいどこかの段階で、プロに任せるべきだな、と思いました。ある程度年を取ってきたら、時間とお金とか、いろいろ天秤にかけてバランスしないといけないですから。信頼できる方にお任せしたら、絶対的に作業も丁寧なわけですから。

 

3ヶ月バイク屋さんに預けたバイクが、完調になって戻ってきました

しかしながら、これが直ったのは本当にうれしかったですね。

夜中に東京から帰るとき、スロットルを大きめに開いても失火せずに回転数がついてきて、新四号バイパスで車線変更の追い越しがスムーズに決まった時の快感。口角が上がったほほの筋肉の感触とともに、忘れられないものの一つです。

 

15年で何を得たのか

さて、15年間のバイク人生を振り返り、得られたものについて考えます。

細かな経験が積み上げられてきたことは確かですが、それはバイクライフを長く経験するうちに積み重ねられるものでもある。

 

バイク一台に長く乗り続けることで得られる、独自の魅力って何だろう?と思うと。。。。わからないんですよね。

その真の魅力というか「価値」は、手放した時に初めて明らかになるかもしれません。

 

 

ほかのバイクは欲しくないのか?

バイクの浮気心についても考えます。

新たなバイクへの欲望は、いつも私の心に漂っています。今、この瞬間も。

ふとした時のヤフオクめぐりがライフワーク。

 

しかしこの欲望を実現するためには、資金と駐車スペースの問題が待ち受けています。どちらかというと、置き場の方が深刻かもなぁ。

 

不満はあるのか?

今、特に不満がないバイクの、乗り換えタイミングについての落とし所

それから、今のZ400LTDに不満たらたらかというと、そういう事では全くないんです。

今の家庭の環境などから、MORNING RIDEをはじめ、近場をうろうろがバイクライフのほとんどになっています。
一般道、とくに農道など開けた道を軽くかっ飛ばすには、十分な動力性能を持っているんですよ。山道を常識の範囲内で駆け抜けるときもそう。

高速道路を使って遠くに走るという機会がほとんどない。高速道路をガンガン走るようなバイクの使い方をするようになれば、買い替えの選択肢が現実的になってくるかもしれないですが。

 

初めての長男とのタンデム・ショートツーリング

現在の状況では、Z400LTDが私のライディングスタイルや環境に最適であり、バイクライフを満喫できている、と言ってもあながち大げさじゃないなぁと感じています。

なにより、長男が気に入っているのがでかいですね。

 

 

直せないほどぶっ壊れたらどうするか

あとの買い替えタイミングというの、致命的な故障をしてしまった時でしょうか。

そうなったら、その時の家庭環境にもよりますが、買い替えるでしょうね。降りることはないと思います。

ただ、エンジンはオーバーホールもしてしまっているし、ASウオタニのトラブルの際に、ガソリンコックやらキャブのダイヤフラムやらと消耗品関係を手当たり次第に交換してしまったんですよね。

Z400LTDの高回転域の吹け上がり不良が治りました。原因はこれ↓

 

だから整備値がぐんと上がってしまったので、たぶんそうそう壊れないかな。少々のトラブルが起こったとしても、たぶん直せるだろうし・・・。

 

 

まとめ

最後に、私はZ400LTDとの15年間にについては、正直に感謝の気持ちを抱いています。

多くの経験や、知識、人との出会いをもたらしてくれて、ありがたいなと。

 

乗れる間は、マイペースで愛車との時間を楽しみながら、新たな出会いや楽しみを追求していきたいと思います。

よろしくお願いします。

 

 

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