献血で腕がしびれて病院に行った話:献血者健康被害救済制度の使い方

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これはメモです。

本当はもう少し前に投稿しようと思っていたのですが、色々忙しかった事、それと献血ポスターがらみで一部でめんどくさい騒ぎになっていたので、少し落ち着いてから投稿しようと思いました。

ちなみに本当にメモです。

啓蒙しようとか、警鐘を鳴らすとか、そんな意図はありません。

たまたま僕の身に起こった「発生確率0.01%程度」の出来事をまとめ、同じことが起こった人がいたときに、参考になればうれしいな、という程度のメモであります。

 

事象の概要

先日献血を行った際に、電撃の様な手のしびれを感じました。

厳密にいえば、本採血前の事前検査、棒状の注射器で数cc血液を採る段階で発生しました。

1週間ほど経過してから病院に行き、現在は完治しています。

しびれ自体もそこそこ珍しいのですが、その後の通院の経過も、結構珍しいものだったと思うので、時系列をを追って記載します。

 

献血のきっかけ

うちの会社には、定期的に献血バスがやってきます。大体年2回くらいのペースです。

自分は18回くらい献血を行っていたのですが、ここ4年位献血できていなかったので、なんとなく。ほんとそんな感じで午後ふら~っとバスに向かいました。

そんなに暇なわけではなかったのですが、あのときはなにか誘われた、引っ張られた感じがしたんですよね。

ちょうど順番待ちの人もいなくて空いていました。すぐに受け付け、医師の問診、バスに乗り込み事前検査。ここまでは非常にスムーズでした。

問題はここからです。

 

左手で事前採血

献血の際は静脈に指します。自分は血液検査をする際、右手の方が静脈が見えやすいとのことでした。

今回も右手は本採血で使うことに。

左手で、血液の比重などをチェックする、事前採血を行うことになりました。

 

ただここ数年で確実に太ってしまったのが原因か、左肘内側から太い血管がかなり見えにくい状態になっているとの事。ゴムチューブで左の二の腕を強めに縛り、手のひらを強く握ったり開いたりを数回繰り返し、血管を浮き上がらせます。

何とか肘の内側の静脈だそうですが見えてきたので、そこに針を落として血を少量取ることになりました。

 

 

痛みが発生

左手の肘から先が、感電したような鋭い痛みに包まれたのは、針が刺さったまさにその瞬間でした。

文字通り電撃様のしびれ。

実際自分は100Vの電気に感電したことがあるのですが、それよりはるかに痛かったです。

ハンコ注射に歯の麻酔、筋肉注射やおしりに注射を受けたりと、それこそ生まれてこの方優に300回以上体に針を突きさされてきた僕ですが、あの血液検査の針が、間違いなく人生で一番痛かったです。

 

どうやら痛さのあまり、自分は尋常でない顔の引きつり方をしたようでした。

針を刺した看護師さんも2~3秒で終わる採血の後、自分に謝罪の声を何度もかけてくれました。

ただ針を抜かれた後も、最初は小指と薬指の先端に至るまでびりびりしびれました。指は何とか動くし、握力はある程度あるのですが、強い電気が流れるような感覚がしばらくありました。3分もすると指のしびれは完全になくなったものの、手首から肘に至るまでの左手の内側は、チリチリとムカデが這っているような痛みが残りました。

徐々に痛みは引くものの、違和感がずっと残る感じ。

 

献血はしました

その後献血はしました。400ml。10分で終了。

かみさんからは、「よくやったねぇそれで」と言われたんですが、右手での本採血時はは全く問題ありませんでした。こっちは血管がよく見えるようなのでね。

 

バスから降りるときに白いクリームをもらったのですが、痛むところに広くたっぷり塗って欲しいと言われました。

どういう成分なのか、どういった狙いなのかとかを聞けませんでした。自分もいくらかテンパっていたのかもしません。

 

献血後の対応

その後数日経過して、痛みは徐々に引いてきたけれど、まだやっぱり違和感が残りました。

左手前腕の内側を触れると、「・・・ぞわりぞわり」とくすぐられているような感覚。

気持ち悪いです。

それから背伸びをして両腕を思い切り上げると、左前腕にしびれが走ります。針が刺さったところを触ると、全然関係がない左手首の下のあたりに虫が歩いたような感覚がありました。

 

 

緊急連絡先に電話

何となく不安になったので、何かあったらと番号をもらっていた赤十字血液センターに電話。

するとかなり丁寧に対応してもらいました。

 

要約すると、

  • 注射をするとき、筋肉の表面にある「筋膜」という組織を傷つけた可能性がある
  • 整形外科に行ってほしい(筋肉や神経を治療する場合は整形外科らしい)
  • その際、病院は赤十字が指定する。費用も負担する。
  • また赤十字血液センターに一度来てもらい、そこから車で送る。

といったアドバイスをもらいました。

 

これは「献血者健康被害救済制度」という制度を使ったものです。

HPから引用すると、

採血による献血者の健康被害は、軽微なものも含めると総献血者数の約1%(4~5万件/年)に発生しており、そのうち医療機関に受診する健康被害は総献血者数の約0.01%(700~800件/年)を占めています。 

との事。僕はその0.01%にヒットしたようです。

病院は赤十字血液センターが指定。担当者さんが付き添い&運転もされるので、日にちも結構限られている。

そういう微妙なやりづらさはあったものの、合計2回通院しました。

 

通院の様子

病院の先生に診断をしてもらっている間、血液センターの方が2名同席して、メモを取られていました。

先生が言ったことなど、治療内容をメモされている様子。後々報告されるのでしょう。

ちなみに赤十字が指定する病院なので、腕はぴか一。ただ待ち時間が3時間以上という凶悪さでしたが。

 

 

診断結果

診断の結果、神経の損傷

左内側前腕皮神経という部分に針が当たったようで、神経を傷つけてしまったようです。

この神経、当然人によって位置のばらつきはあるのですが、「静脈の上をまたいでいる」ものもあるらしく、献血の際の事故としては比較的典型的なもののようです。

神経自体は見えないので、一定の確率で触れてしまうことがあるとのことでした。

 

 

 

ちなみに皮神経が損傷すると、損傷した部分が過敏になり、少し触られただけで痛みやしびれを覚えるようになります。

 

 

奥義・醒鋭孔という言葉が浮かびました。

 

ちなみに今回損傷した神経は、腕やひじの稼働に影響を与えるものではありません。

なので変な話、大したことが無い。なくても良い。指を動かす神経が死んでしまった際、付け替えてまた動かすような手術をする場合にも使われるようです。

 

治療方法としては、神経は勝手に再生していくため、それを促すために薬でサポートする様な手法を取るとのこと。

体の代謝を良くするための漢方薬をもらい、同時に神経の修復を助けるビタミンB12を処方してもらいました。

 

 

治療の結果

これを3週間ほど飲み続けたら、神経が修復され、痛みがなくなりました。

腕を伸ばしても痛くありません。

2度めの通院で、無事完治の診断を受けました。

 

完治後の手続き

その後赤十字から書類をもらい、必要事項を記入して返送。それが終わると、先ほどの制度に基づいた見舞金が支払われるとの事でした。

この制度ができるまでは、なんども病院に行ったり、治療費の水増し、不当な請求などの問題が発生していたこともあったようです。

透明化と公平性の観点から、制度として明確化されたようです。

車でずーっと首が痛いって言ってマッサージ受けてるあれと似たようなものでしょうか。。。

 

 

まとめ

血液センターの方からは何度も申し訳ないと謝罪を受け、無事治ったことにほっとされていました。

また念のため、半年から1年位は献血を控えてほしい。その後協力してくださいと言われました。

 

来年の春くらいから、また献血には協力したいと思っています。

 

以上です。

 

 

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