TwitterやFacebook、Instagramなどでは投稿していたんですが、私のZ400LTDが修理と車検を完了して手元に戻ってきました。
もう1年半以上ぐずぐずとくすぶり続けていた、5000回転以上で吹け上がらない問題も見事解決してもらいました。
バイク屋さん、ありがとうございます。
そして色々アドバイスを頂けたり、「早く直るといいね」など温かいメッセージを頂いた、たくさんの方々に感謝を申し上げます。
吹け上がらない問題の原因
相当色々自分でも調査しまして、手は加えていたんですね。
- 燃料コックの分解整備+パッキン類の交換
- キャブのバキュームピストン交換
- キャブの燃調変更
- ポイントブレーカーの交換・タイミング調整、コンデンサー
- プラグの変更
などなどやって、それでも直らなくて、
若干心折れ気味になって、、、、、、、、
車検のタイミングでも有るので、もうバイク屋さんに預けよう、ということで預けたのが2021年の12月。
そこから色々やり取りをして、バイク屋さんに確認していただいた状況・アドバイスなどを受けて、修理の方針を決めて行きました。
で、明らかになった故障の原因は、
ASウオタニのパワーコイル、もしくはパワーアンプユニットの故障
おそらくこれが一番大きな原因の1つでした。
この点火ユニットは、低抵抗のコイルと点火制御ユニットを使った装置で、旧車を始め幅広いバイクでのチューンナップパーツとして広く名のしれたものです。
国産で比較的耐久性の高いパーツだとは思うのですが、いかんせん純正部品とは保証の考え方が違う、いわゆるレーシングパーツになります。何時壊れても文句は言えません。
このパーツを取り付けてから7~8年程度。
ロングツーリングにはほとんど行かなくなったので、せいぜい1.5万kmくらいしか走りませんでしたが、この辺で寿命が来たのだと思います。
使用頻度や乗り手の使い方にもよりますが、ざっくり5年位持てば良いほうなのかもしれません。
もう一度ASウオタニのパワーコイル+パワーアンプユニットCのセットを購入し、バイク屋さんに送って取り付けてもらいました。
その結果、
ついに来た。 pic.twitter.com/ccodQQQTQz
— フジイミノル (@fujii_minoru) March 10, 2022
こんなメッセージが届きまして、車両を受け取ることにしました。
いざ引取へ
バイク屋さんに16時頃到着したら、整備済のLTDが待っていました。
この時点で最高です。
「ぜひ試乗してきてみてください」
と言われ、笹塚周辺の道をぐるりと走ることに。
結構車も多い道なので、スロットル開けられるかなぁ?と思っていたら、とある赤信号で先頭に停車することができ、その先およそ400mが車も自転車もいないクリアラップに。
よしきた!とばかりにスタートして、3速でスロットル全開にすると、
エンジンのレスポンスに、全然引っかかりがない!!
5000回転、6000回転、7000回転! どんどん回ります!
流石に引っ張り続けると法定速度を大幅に超えてしまうので、適度な段階で右手を緩めて確認終了。
直ってる!!
久しぶりだよこの感じ。
実質2年ぶりくらいに味わったレスポンスとトルク感。
ギアを早めにかき上げて、回転数管理して、調子悪いゾーンで走らないように注意しながら乗る、あの全然気持ちよくないストレスフルな走りから、ようやく開放されました。
これでこのバイクの力を全部発揮できる。
これ以上、色々悪化するかもなぁ・・・というモヤモヤした懸念が消える。
ようやくガソリンを正しい燃調で燃やせる。
よかったーーーー!
そんな気持ちに包まれました。
ありがとう。いいバイクです。
バイク屋さんも難しかった修理
お店に戻ってバイク屋さんに報告すると、
「ほんと良かったですね~」
という言葉とともに、すごく修理の見立てが立てにくい案件でしたね~。という事もおっしゃられていました。
もう少し古いバイクだったり、情報が沢山有るような車両だったら、事象から当たりどころを見つけやすいけど、このくらいの年式で情報がないバイクだと、結構いろんな事が考えられて・・・
とのこと。
そうなると基本に忠実なトラブルシュートをしつつ、可能性が高そうなところから手を加えていくしか無いとの事だったんですね。
それでウオタニのコイル類が怪しいと目をつけられて、結果的にビンゴ!
車検整備ということで、他の各種グリスアップや油脂類の交換などをしていただき、非常に快適に走れるコンディションにしてもらいました。
新しく購入したウオタニのコイルのマウントも、フレームにステーを介してマウントを作ってもらいました。
純正のポイント&コイルに戻すことも考えたんですが、
「一度この手のセミトラ点火味わったら、戻れませんよ」
と言われて買い直すことにしました。結果的に大正解でした。
アース線なども新しくカシメてもらいました。
この他、バッテリーなどのケーブルについても、配線類を色々見直してもらっています。
写真は後で取ります。
「このバイク速いですよね」
「SRとかと比べても、加速のメリハリとピックアップの鋭さが全然違って。SRが遅いってわけじゃないのに」
といったコメント頂きました。
本当にありがとうございました。これでまたしばらく楽しく走れます。
ここまで来たら、完全に故障してしまったり、何らかの要因で乗れなくなるまで乗り続けるしか無いですね。
高速道路でのストリートリーガル
帰りの高速道路では思いっきりぶっ飛ばして帰りました。
もちろん合法的な範囲でね。
首都高に入ったときは明るかったものの、C2を抜けて荒川にかかる五色桜大橋を渡った頃には、日は落ちかけていました。
でも真っ赤で大きなとてもきれいな夕日でした。
ほんとこの日は3月にしては異常なくらい暖かくて、昼間24℃まで上がったんですよね。その御蔭で多少薄着の装備だったんですが、全然寒さに凍えることなく走ることができました。ありがたかったです。
荒川沿いを走る時までが、最高速60〜70km/hくらいで走っていました。結構車も多かったので。
で、ちょうど浦和ICをぬけて東北道に入ったくらいから、あたりは完全に真っ黒になって、大きな川を渡るたびに気温がぐっと下がっていきました。
ただ道は3車線になり下りはキレイに空いていたので、走りやすいレーンを丁寧に探りながら、スロットル明け気味で走っていきました。
ミラーで後方確認して、ウインカーを出し、ガバっと目視をして車がいないことを見てから一気に車線変更。
この時の再加速で、エンジンがちゃんと右手に反応して上まで回ってくれることが楽しいのなんの。
ちゃんとエンジンが爆発するのを感じて、小刻みなビートと共に車体がぐんと前に突き出される。ここ2年間くらい感じていなかった感触。最高。
それの何が楽しいの?って言われたら、うまく言語化できないし、「乗ってみて体感したら楽しいよ」としか言えないんですが、もはやそれで良いんじゃないかな?と最近思っています。
なんでもうまく説明できるようになる必要って、ひょっとしたら無いのかもしれません。
下道での調査
そして久喜から圏央道に入り、五霞ICで新4号バイパスに下りました。
ナビで見ても、東北道→北関東道のルートで宇都宮上三川ICにいくルートと20分くらいしか変わらなかったので、下道バイパスでの能力確認をしたいと思いました。
まぁ変わらず楽しいんですけどね。
というか下道のほうが楽しいです。やっぱり100km/h+αでの巡航は、このバイクちょっとだけしんどいんですよ。
ファイナルのスプロケちょっと歯の数を落としたいですね。45→43くらいに。
でも下道だと加速力は十分で、80km/hくらいまで瞬間的に駆け上がる力は持っているので、こっちの方が「安心して」楽しめます。不満足感が無いんですよね。
ある程度走ったので、上三川町で給油。
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充実感に包まれていました。
燃費も20km/lくらい出てましたね。相当ぶん回したのにね。
今日は5000rpmをキープして、東京→宇都宮の150km位を巡航していたので、さんざん不完全燃焼して堆積したカーボンも吹き飛んだんじゃなろうかと思います。
まとめ
その後30分くらい走って家につきました。
家の近所の道に設置してある温度計は13℃を示していました。暖かくはなかったけど、凍えることなく帰着できました。
今回の車検整備&修理は、事前の自分の整備含めて相当長い戦いでしたが、結果的にだいぶ回り道したおかげで車両全体での整備値はかなり上がりました。
車両のシャキッと感というか、調子が過去最高に良いです。
時間を見て走りまくりたいです。
時間を見ながら、MORNING RIDEも開催していきたいなぁと思います。
ありがとうございました。
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