2代目インサイトの冬場の走行用バッテリーの電圧低下

自分の愛車・2代目インサイト(メーカー公式HP)IMAバッテリー(モーター駆動用の高圧バッテリー)が、冬の5℃以下の気温だと急激にもちが悪くなります。

これってバッテリー容量が小さいハイブリッドカーの宿命ではあります。

一応、記事として残しておこうと思いキーをたたきました。

 

駆動用モーターのバッテリーが急速に減る

うちの家の前は、200m位の10%勾配の急坂道があります。

ここを走るとき、秋まではIMAバッテリーが満充電だったら50%くらい残して上り切っていました。

ですが11月後半の寒い時期を過ぎて以降、同じように坂道を走るとストローで吸ったようにするすると容量が無くなり、すっからかんになってしまいます。

 

2代目のZE2/ZE3インサイトは、あくまでもモーターアシストで走るハイブリッドカーなので、バッテリーの電気が無くなったら通常の1.5Lエコカーになります(厳密にいうと、バッテリー充電にエンジン出力を回すので走行性能は落ちる)。

走れないことはないのですが、爽快感はありません。踏んでいるのに出色が上がらない感じがあります。

おそらく冬になって気温が下がると、外気温が20℃前後の時と比較して電圧が下がりやすくなってしまい、電圧低下を起こしているのだと推察しています。多分。

 

 

電圧低下に敏感なのか?

あと、このバッテリー表示は時々不思議な挙動を示しまして。

一旦IMAバッテリーがすっからかんの状態で件の坂道に差し掛かり、少し踏み込んで走るとモーターアシストがガツンと効き始め、バッテリーが回復したりするんです。

おそらくですが、バッテリーの温度によって電圧が多少上下するので、少し充電した後モーターの負荷を上げると、バッテリー側も発熱して電圧上昇が発生して充電容量が回復したりするのかな?と推察しています。冬季だとその影響が出やすいんじゃないかと。

 

基本設計が2009年位であり、ホンダも本腰入れて初めて作ったハイブリッド車なので、低温環境での電圧挙動などのデータ蓄積が不足していたのかもしれません。

もちろん様々なコンディションでの耐久性などについてはテスト・検証はしてクリアはしていると思うので、走行に支障をきたすような不具合は今のところありません。

ただ、バッテリー容量の表示であったり、時々発生する特殊な環境での動きなんかは、メカニズムに対して気づく人が見たら「あれ?」と思うことがまれにあります。

使う分にはなんら問題ないんですがね。

 

 

そもそものバッテリーの耐久性について

 

元々4万7千キロ程度しか走っていない走行浅の車で、6万3千キロ程度走りました。

ネットの情報を見ていると、バッテリー自体の耐久性は10万キロ以上持つようです。これは市場でも実証されていて、交換の記事をUPしている人は15万km程度走っている人が多いです。

 

壊れやすいパーツとしては、バッテリー冷却用の空冷ファンがそれに該当するようです。

 

これは自分も納車直後に経験しました。ただディーラーの認定中古車だったので、1年目の保証で無料修理してくれました。

この手のハイブリッドカーは保証付きのディーラー車、もしくは技術の有る中古車販売店での購入が無難ですね。

 

 

まとめ

とりあえず車としてぶっ壊れている、機能損失を起こしているわけではないものの、冬場に弱いという電動車特有の事象として、使う側はなるだけ理解した上で使うと良いなと思います。

 

 

ちなみにこのインサイト、エアコンをほとんど使わない冬場で田舎道の快走ルートを走り続けたら、20km/L近い燃費をコンスタントに出してくれます。

多少混雑する宇都宮市内を走ったとしても、満タン法で17km/L程度の実燃費がでています。

かなり走行するルートに左右され、さらに電動可制御が発達した2023年目線で見ると、さほど驚く様な数値ではありません。ただ乗り出し70万円程度で買えた小型サルーンで、この燃費はなかなか魅力があるものだと思います。

 

また先日の冬の日光からの帰り道は、30km/L以上の燃費をたたき出しました。

下り坂を加味したといえ、なかなかの燃費です。

これからも上手に付き合っていきたいと思います。

 

小型で比較的高級感があり、乗り心地も割と良い格安サルーンのインプレッション

インサイト・エクスクルーシブを買いました。評価・加速感・燃費のインプレ

こちらの記事もどうぞご確認くださいませ。

 

以上です。

 

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