むかーしのエアフィルターの洗浄の際、
LTDのフィルターは湿式だと思います。
というアドバイスを頂いておりました。
↓6年前の記事です(https://www.z400ltd.net/post-444)。
それをすっかり忘れていて、先日同じような指摘をもらってしまいました。
反省。
ならば、しっかりしたフィルター清掃&整備をやろう!!と思いまして、2021年の5月にフィルター清掃をやりました。今回はその記事です。
交換作業の準備
まずシートを開いて、エアクリーナーボックスを外します。
右側に穴が空いていると思うのですが、こちらのネジ2本を外せば簡単に外れます。
そして左側のゴムで縁取りされたような突起がある部分が空気を吸う所。
この先端にプラスネジが設置してあって、これを取り外すことでこのボックスを2つに分解することができます。(今回はここの分解は不要です。)
(なんか割れてますね。まぁ使用に問題はないですし、貴重なパーツなので見なかったことにしましょう。)
こちらの網がついている部分が、エアフィルターのユニットになっています。左右に爪が出ていて、引っ張ると抜けます。
この中身の洗浄と給油が今回の目的です。
フィルターの様子
抜くとこのような三角形の金属が出てきて、そこにあてがうようにフィルターが設置されています。
この黄色いスポンジがフィルター。外のエアーの汚れをキャッチする部分です。黒く汚れていますね。
空気は上の画像の左から右に流れます。まず汚れた空気をスポンジが濾過。スポンジ自体はひし形の網目状になっているベース金属で受け止める構造です。
凄くシンプルです。メンテナンスしやすい=メンテナンスすることが前提の作りです。
裏面は毛羽立っていて、2層構造になっていることがわかります。
柔らかいスポンジと、硬いスポンジなのだと勝手に理解しています。
ちなみにコイツは、5年前に購入した商品です。今でも普通に購入できありがたいですね。
洗浄と給油について
本来は洗浄油と湿式フィルターオイルの2種類を用意しなければならないのですが、そんなに何度もメンテするわけではないので、無駄な出費は抑えたい所。
オフロードバイクとかでバリバリ荒れ地を走る人とかじゃない限り、そんなメンテナンスしないはずですし。
ネットで調べたら、「2ストロークエンジン用のオイルが代用できる」という話を聞いたので、手持ちを探すと、
有りました。ホンダのULTRA 2 SUPERオイル。今回は、洗浄も湿潤用もこれを使うことにしましょう。
※2ストオイルを使うのは、仮にオイルをつけ過ぎたりして、キャブや燃焼室に入っても燃えてしまうから。燃えやすいので影響が少ないないそうなのです。
洗浄作業開始
セリアで購入した小型ジップロックのような袋に、オイルを適量垂らします。
すごい色です。青い。自然界には存在しない色。
どっぷり付ける必要はないので、50cc位で構いません。足りなければ継ぎ足します。
スポンジを入れて、確実にもれないように封止します。
優しくよく揉んで洗浄&スポンジ内部への給油。
オイルまみれになったスポンジを取り出します。
オイルで汚れまくるので、ビニール手袋必須です。
まずは優しく絞って余分な油を絞り出し、その後拭き取っていきます。
ウエスにスポンジを包んで、軽く握ってスポンジの余剰な油を拭き取っていきます。
ギッチギチに絞り込むようにしてしまうと、スポンジを痛めてしまうので、あくまでも優しく。
最終的に、油が染み込んだ湿式フィルターが出来上がりました。
表面についていた油汚れも落とされています。
うっすら青いです。特に脂ぎった様子はないですが、触るととたんに手がヌルヌルします。油で湿潤された状態です。
作業完了
これを下の三角ベースに取り付けて、エアクリーナーボックスにセットすれば作業完了となります。
走行後のフィーリングは特に変わらなかったものの、定期的に、少なくとも年1回位はこのメンテを行っていきたいと思います。
反省点
あと作業後に思ったのは、2ストオイルを「洗浄用」と「給油用」の2つに分ければよかったかなと思いました。
一応フィルターの油汚れはオイルに混ざってなくなったものの、結果的にこのフィルターにまた一部戻ったわけなので、ジップロックを2つ用意して作業するべきだったと反省しました。
次は確実にやろうと思います。
今回は以上です。
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