
先日解禁された、Amazonオリジナルビデオ作品の”The Grand Tour”。
今週は第2回が公開されていました。
なにかというと、TOP GEARです。まんまTOP GEARでした。
TOP GEARとは

出演者の歯に衣着せぬ過激な発言と、体を張った体当たり企画、そして超美麗な映像。
車の魅力を何倍にも膨らませてくれた、英国の名門BBC放送の自動車バラエティ番組です。
全世界で放映されています。

僕を含め、このBLOGを読んでいる人でもファンが多い番組だと思います。

ただ昨年、事実上の不祥事で半ば打ち切りに近い形で番組が終了。全く新しい司会者をそろえて番組再開となったものの、あまり評判が芳しくなく、次のシーズンの作成が不透明となっていました。

そんな折、アメリカのAmazonが、ジェレミー、リチャード、ジェームスの3人を集め、その巨額の資本と強力な映像配信環境に物を言わせ、TOP GEARの正当な後継と言えるような番組を作ってしまいました。
それが、”The Grand Tour”です。
視聴方法

年会費4900円のAmazonプライム会員だと、日本語字幕付きで全て無料視聴できます。
私はFire Stickを購入していましたので、公開初日にテレビの大画面で見させていただき、そして大いに笑わせていただきました。
↓これめっちゃ便利です。
たくさんの映画・ドラマ・アニメ・時代劇・特撮が見放題。もうこれ無しのテレビ&映画生活は考えられません。
良かったこと

とにかくうれしかったのが、The Grand Tour がまんまTOP GEARだったことです。
スタジオでのトークと、サーキットをメインとしたロケ。音楽の選定センス、撮影のアングル、編集、CGの乗せ方。
真同じだったんです。
資本の変遷や、放送局、スタッフ、放送時間帯など変わることによって、それまでのテイストや表現がゆがめられること。また変な意図が入りつまらなくなることは、もう嫌と言うくらい見てきました。でも今回は真同じ。

プロデューサーやスタッフも、BBC時代から関わっていいた制作陣がそのままスライドして製作にたずさわったそうです。そしてなんというか、スタッフみんながTOP GEARが大好きだったんでしょうね。
あれをまた作るんだ!あの面白い番組を復活させるんだ!
そんな想いがビシビシと伝わってきました。
僕の行く先を示してくれたオープニング
そしてもう1つ素晴らしかったのが、4分間にわたるオープニングでした。

オープニングの終盤で、数々のマシンと一緒に走るシーンがあったんです。
トラック、ホットロッド、1930年代のリムジン、バギー、オフロードバイク、アヴェンタドール、空冷のポルシェ911、ピックアップ、バス・・・・


それらに手を振りながら併走、そして抜き去り、大観衆が待ち構えるGrand Tourの会場に到着。
とまぁこんな感じの映像なんですが、とても心を打たれたんです。
最後のジャンルレスの車が砂漠を駆け抜けるシーンに、そのものに。
僕がバイクでやりたいのは、多分こういう事だよなぁって思ったんです。
いろんな車両が全部ごちゃ混ぜになって、「バイクが大好きなんだ」という公約数を最大化して、いろんなバイク文化がミックスされた楽しい空間を作る。
僕がやりたいことって、そういう場所づくりなんだなぁと、最高の映像で可視化して気づかせてもらった気がします。
今できるのは、人を集めて朝走りしようぜ!っていう事くらい。ですが、これをもっともっと広げて行って、バイクを楽しむカルチャーのうねりが起きる。
そういう影響力と言うか、エネルギーをもちたいと思っています。
まとめ

僕はすべての作品において、1発目・第1弾・ファーストアルバムが最もエネルギーがこもっていて、ある種崇高なものだと思っている節があるんですが、今回のThe Grand Tourはまさに「最高の第1回」を世に解き放ってくれたと思っています。めちゃ面白かったですし。
関係各位に、ありがとうと言いたいです。
全部で3シーズン、36回放送の契約をされたようなので、しばらく楽しませてもらえそうです。
次回の放送が待ちきれません。
以上です。
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