Z400LTD.net

Z400LTD.net -カワサキの旧車をハブにして、 整備・ツーリング・イベントなど、広がる世界を記すBlog.

安価なバイク不足と、バイク離れ。そしてその打開策の思案

      2016/02/16

Bookmark this on Google Bookmarks
Pocket

img_1

 

若いエントリーライダーに対して、

現状はある意味かなり厳しい状態になのかもしれない。。

と思う出来事があったので、今回記事にしてみようと思いました。

 

最終的に、現状打破にはこれしかないかなってところまで、なんとか自己解決出来た気がしています。

ちょっと長い話になるんですが、お付き合いいただければ幸いです。

 


事の発端

imgres

自分はSNS ツイッターをやっているんですが、

とある若いフォロワーの方(たぶん高校生くらい)からバイクに関して質問を受けました。

 

色々バイクに関するやり取りをする中で、

「250㏄クラスって年間どのくらいのお金がかかりますか?」

という質問が来たんですね。

 

 

その方は、250㏄クラスのスポーツバイクが希望でした。

 

2013ninja250r

具体名を出すとNINJA250R。

 

いくら位だろうなぁ感じで個人的にも興味があったので、試算してみたんですよ。

 

 

試算開始

s00155

仮に燃費が25km/Lと仮定して、月500㎞程度走るのであればガソリンは20L使います。

ガソリンをリッター110円とすれば、2200円程度。多く見積もっても2500円でしょう。これが12か月だから大体3万円ですね。

 

 

保険関係のお金

あとクオータークラス以上で、大きな出費となるのが任意保険

対人対物無制限を大前提とし、搭乗者保険も1000万円くらいのプランであれば、18歳未満の二輪車が・・・

 

 

年間8~9万円

 

え、まじで?

一括でこの金額?

分割で払ったら月額8000円超える。。。

 

若年層の保険料ってこんなに高いの?

 

 

他の保険会社はどうか?と思って調べてみたら、殆ど変わりませんでした(見積もりサイトの参考リンク)。

年間一括払いにしたら多少安くなる程度。うわー全然知らなかった。

 

arrow635

調べるうちに、20歳を超えるとガクッと値段が下がってきて、26歳前後でまた一段階下がるみたいです。

基本的に若い人のほうがやんちゃで無茶するだろうし、事故率とかも数字できっちり出ているでしょうから、根拠のある数字なんでしょう。

 

でも本当に気の毒な…。

 

 

ローン+保険の二重苦

bike_430

例えば、中古で30万円のNINJA購入したとしても、分割払い+任意保険でかなりの金額になりますね。

高校生のバイト事情とかは、正直よくわからない部分が多いです。ただけっして楽ではないはず。多分週2回とか、多くて3回とかでしょ? 時給も750円程度でのところも多いだろうから、1日3~4時間しか働けないなら…きついだろうなぁ。

 

201601201131262313

↑今回の調査で使った保険の見積もりサイト。
意外と勉強になりました。

 

 

MINORUからの提案

 

そこで自分は125㏄を勧めたんですね。自動車保険の、ファミリーバイク特約を使うためです。

 

Ž©15-01

 

 

親御さんの自動車に、ファミリーバイク特約制度を付けてもらえれば、年間1万円くらいで保険が付きます。

免許を取った後は、「勉強」と割りきって格安なマシンを入手して、バイクの練習をしながら、次のバイクを購入する資金をためていけばいいと。

 

 

そしたら、「125ccクラスのおすすめってありますか?」っていう質問が来たんです。当然ですよね。想定の範囲。

 

ただ・・・・・

 

 

比較的安価な、小型スポーツバイクが全然思い浮かばなかったんです。

 

 

大体、10年落ち位の中古車両が、若い人とかエントリーライダーの人に向けて出回るじゃないですか。

そのくらいの、いい塩梅にヤレて枯れた感じの、「小型スポーツバイク」が全然ない。

 

kumi01b

今でこそCBR125Rとか、YZF-R125、グロムとかZ125PROとかいろんなマシンが出ていますが、5年10年前って125ccのラインナップが壊滅状態。メーカーが全然力入れていなかったんですね。

 

 

ほとんどスクーター。かろうじてエイプ100とか。

 

SAJ1/SAJ/1

ちなみに2008年前後においては、125ccのMTバイクって「エリミネーター125」のみだった時期があったようで、実際に教習車仕様に改造された個体もあるみたいです(それはそれで乗ってみたい)。

 

 

8700192B3015080800100

今回無い知恵を絞り出したら、、、

かろうじて古いタイプの逆輸入VerのCBR125R(イタリア仕様)が出てきたので、今回はそれを勧めました。

金額的には20万円近くしますが、何とかなるかもと喜んでくれました。

 

極めて限られてくる選択肢

 

そのほかに安いバイクと言っても、

1030107_00_1995_02

K90とか、K125とか

2841025

CD125Tとかしかないなぁ(ただ最近のCDはめっちゃ高くなっていました。。:リンク参照

 

まら僕は変態だと自覚しているので、先に述べたようなビジネスバイクが大好き。

ヨダレ垂らして喜ぶほど大好物。

しかしNINJAに憧れるような、正統派で、将来が明るく、前途有望な若者を、こっちの世界には引きずり込むわけにはいきません。

(というか ”だめだ、相談するだけ無駄だ” ってなって全力で逃げそう)。

 

 

K0000513003

KSRとかグロムとか有りますけど、これまた結構高い。

この車格で20万円代後半。

最近発表されたZ125PROもかっこ良くて面白そうなんですが、30万円くらいするみたいですし。

 

 

 

ここからが本題

今回色々思案しながら感じたことが、

 

2000年代中盤以降に、

125㏄のラインナップを薄くした事が、

相当なダメージになってくるかも

 

という事です。

 

とくに先程述べたように10~20万円程度の安価で購入できる、イケメンのスポーツバイクが極端に少ないという事態。

者のエントリークラスのライダーの選択肢が、本当に少なくなっている事に気づきました。

乗り出し10万円ちょっとのスポーツバイクがないと、やっぱり裾野が広がっていかないと、今回確信するに至ったんです。

 

 

ツイッターなどでのやり取りを見ていると、

バイク乗りたい!っていう若い子意外と多いんですよ。

そして、やっぱりレーシーで速そうな外観のスポーツバイクを欲している人が多い。ハーレーとかレトロマシンを好む層よりも、スポーツバイクを求めている人のほうが、多数派だということがわかりました。

 

けど、手に入りやすいかっこいいマシンが、、、ない。

250ccには格好いいバイクがあるけど、維持費が安い125ccには・・・無いなぁッて感じで、諦めちゃってる。

「受け皿」としての大事な役割が機能していないんですね。

 

 

業界的に、一時期捨てられたカテゴリだった

 

lehman

業界的にみても、リーマンショック前後からバイク業界はずーっと苦しんでいました。で、最近ちょっと明るい兆しが見えてきた感じ。

2000年代後半の国内バイクメーカーは、排ガス規制の対応と世界的な需要減のダブルパンチ。「生き残りをかけた戦い」という悲壮感あふれる雰囲気がバリバリ出ていて、どのメーカーもラインナップをどんどん整理縮小していました。

その時、一番あおりを受けたのが小型125ccなんですよね。

 

もともと利幅が少ないし、台数そんなにさばけないし、インジェクション(EFI)対応するにも、部品が高いから廉価製造が難しい。そもそもメーカー側が、小型スポーツバイクに需要があるのか懐疑的だったのも災いしています。

 

先述したとおり、ここ3年くらいでようやく125ccにもラインナップが増えてきました。

ただ、中古市場に出回って若者の選択肢になるには、あと4~5年くらいかかるのかなぁという印象です。

その間をなんとか繋がないといけません。

 

 

僕達に出来ること

Screen_Shot_2013-07-22_at_10.34.05_PM_copy-217

いきなり安価な車両を生み出すことは、物理的に不可能です。

だとしたら、

 

バイクって楽しいんだよ!面白いんだよ!

 

ってことを訴え続けること。これを発信し続けること。

これが解決策の一つかなと感じました。

 

 

圧倒的にバイクって楽しいんだぜ!ってこと。

これを、自分の心の底から強く発信できれば、金銭面やラインナップの不足で折れかかった心を、なんとか支えることが出来るんじゃないかと。

ぶっちゃけそれくらいしか出来んと思うんですね。でもこれって個人やユーザーしか出来ないことだ、とも思っています。

そうやって、色んな人を自分の近くに集めたいんです。

 

 

images

 

そしてSNSってかなりクローズドなコミニュケーションが取れる場ですので、集まった人のいろいろ質問に答えていって、結果的にお互いの信頼関係を築けていきたいと思っています。質問があったとしても、身近に聞ける人がいない方って、結構多いですからね。

そしてみなさんの詳細な質問に応えることで、「それだったらこっちのバイクもドウかな?」「こうすればいいよ!」って提案できるようになって、問題解決できる手助けができたら最高です。

よりイージーで、できればあんまりお金がかからず、なによりも楽しいやり方で。

 

 

 

まとめ

url

僕も、気づけばもう10年以上バイクに載っています。

その経験から得た経験を、BLOGを通して発信し、結果的に色んなライダーやライダー予備軍(復帰志願者ふくむ)に良いエネルギーを与えて、町に素敵なライダーが増える。

それが僕の考える理想の世界です。

 

 

 

今回の一件では、若い方々も、バイクに興味を持っている人が、潜在的にはまだまだ居るんだなという事を、強く感じる出来事でした。

彼らに対しても、今後は少しづつアプローチをしていって、一緒に楽しい世界を作っていけたらイイなと思っています。

良い方向に世界が広がるよう、努力していきます。

 

 

 

以上です。

 

 

 

Bookmark this on Google Bookmarks
Pocket

 - おしらせ・雑記