MORNING DRIVE#7 のレポート 道の駅しもつけ

自分発案のイベントをあまり開催できていなかった2022年。

ずーっともやもやした気持ちが残っていて、年の瀬に最後何かやっておきたいな、という気持ちが高まりまして、車で集まるイベントを開催しました。

バイク乗りが乗る車・バイクが総勢12台集まって、大変愉快で文化的な集いになりました。

寒い中朝早くから集まっていただきまして、本当にありがとうございました。

 

 

発案のきっかけ

 

もうかなり昔から仲良くさせていただいているWさんが、世界で一番美しいクーペの一つ(意見には個人差がありますが自分は結構本気)を購入されました。

これは納車おめでとうのあいさつとともに、じっくり舐め回さなければならないと直感しまして、是非見せてほしいとこの回を開催しました。

会場が道の駅しもつけなのも、お住いの群馬からのアクセスが比較的良いためです。

 

それで開催日を12/11(日)に決定し、告知をかけたら思っていた以上に参加表明をいただきまして、こりゃ楽しいことになりそうだと、早めに寝たところ何度も中途覚醒してしまうありさまでした。

 

ジャンルレスな車たち

途中の入れ替わりがあったものの、総勢11台が集まりました。

書き並べますと、

  • 国産車
    • スズキ アルト
    • スズキ エブリィ
    • トヨタ ランドクルーザー
    • マツダ RX-7
    • ☆スバル レガシィアウトバック
       
       
  • 欧州車
    • ☆ジャガー XJS(英国)
    • ケータハム スーパーセブン(英国)
    • MINI ロードスター(独国)
    • BMW アルピナ B3(独国)
    • ルノー カングー(仏国)
    • ☆アルファロメオ Mito(伊国)

       

  • 二輪車
    • Honda CD250R(中身は…)

 

洋の東西を問わない、というか結構欧州車が多い集まりになりました。

あと、車名の頭に”☆”がついているものがありますが、ついている車がATです。残りは全部MTでした。
令和のご時世、普通は逆だろうと。自分の周りのバイク乗っている方は、車のこだわりもひとしおのようです。

 

かみさんにこの写真を見せたところ、

「MORNING DRIVEが何たるかを象徴しているような写真だ」
「この4台の並びだけで、極めて平和で害がない様子を感じる」

というコメントをもらいました。

肩ひじ張らずに自然体でのカーライフを送っている皆様が集まっているのに、何かこう絶妙に時空がねじれてしまっているような。
狙えそうで狙えない「ポテンヒット感」がこのイベントの魅力なのかもしれません。

 

翻ってこっちは全体的に速い系が並びました。
特にそうなるように整理したり仕組んだわけではないんですが、不思議とそんな感じになりました。

ミニバイクが走るような小さなサーキットで走らせたら、どれが一番早いかわからないようなラインナップかもなぁ。全員に勝機がありそう。

 

 

車を紹介していこう。まずは国産車から

スズキ・アルト

朝一で来ていただいた、Fさんのアルト。日の出から間もない寒い時刻からありがとうございました。

もうだいぶ乗られていて、日の出ツーリングとかでも参加していただいているおなじみの車両です。

 

マフラーにホイール、サスペンションと一通り手が入っていて、いい音を響かせながら走っていました。

2022年現在の現行アルトは丸みを帯びた形になってしまったのですが、個人的にはこの昔のフロンテみたいな角ばったデザインが好きですね。

 

ぐっと四つ足を車体の隅っこで踏ん張っている姿がかわいらしいです。

あと今気づいたんですが、ドアノブがフラップ式ですね。

後ろに見えるハスラーはグリップ式を採用しているんですが、2022年式の現行アルトもフラップ式のままでした。特に機能に影響がないところの原価調整が徹底していますね。さすがスズキだ。

 

スズキ・エブリイ

DRIVEの終了間際に、勤務明けで参加してくださったSOSIさんのエブリイ。

すんげーシックでグロッシーな全塗装を施されたスペシャルマシン。

5速MT+4WD+ターボという、今となってはバンモデルでも意外と出てこない組み合わせの車両です。

 

ホイールも純正の塗装品で、マフラーも撮影し損ねているんですが、ピッカピカに磨き上げられた純正品。一瞬ワンオフのカスタムマフラーかと思うような造形で、シンプルながらかっこいい形をしていました。

リアに吊り下げ式スピーカーがついていたり、掘り下げていったらまだまだたくさん面白いこだわりポイントが出てきそうな車両です。

 

マツダ・RX-7

Twitterでメッセージをいただいて、参加表明してくださったヒデさんのRX-7。いわゆるFDです。

もうだいぶ見なくなりましたこの車。もとからそんなに数は多くなかったと思うんですが、久しぶりに現車をみて、改めてそう感じさせられました。

 

しかし90年代のデザインとは思えません。
もう登場から25年とか経過しているんですが、その間ずーっと古さを感じさせなかったすごい車だと感じています。

2022年現在のデザイントレンドとは全然うんですが、ショルダーラインからリアに巻き込む形状とか、今のマツダ3とか新型プリウスとか通じる部分があるんですよね。
なんかもう、1週回ってまたこの造形に流行が戻ってきている感があります。

 

リアバンパーの造形とか、テールランプユニットとか、形状が液体みたいだもん。

リアガラスの巨大さと丸さといい。いくらスペシャルなスポーツカーとはいえ、よくこんなの量産したなと思いながら、じっくり眺めさせていただきました。

 

とにかく手が入っている車両で、車内外のいたるところにカーボンパーツに換装されていました。

 

ADVANのでっかいホイール+オフセットスペーサー+ブレンボキャリパー。

レーシーです。最近SuperGTにはまっている長男が喜びそうな造形をしています。

 

根元の部分に通風孔がある、往年の大流行パーツのエアロミラー。

これ可倒式でそのまま車検に通るやつだそうです。ガナドール製かな?

これちょっと前にたまたま調べたことがありまして、ヤフオクでとんでもない値段になっていました。車自体もバンバン値上がりしていますが、こういった小物類も引っ張られて値段が上がっています。

 

サイドウィンドウ部に設置されたドアノブとミラー、そしてロケットのように伸びているフロントノーズと、ほぼ面一でセットされたホイール。

このつるんとした形が、ただものじゃない感じを醸し出していました。

 

トヨタ・ランドクルーザー

カングーに乗っていらっしゃるKさんのお友達の車。以前のMORNING DRIVE #3にも来ていただきました。

 

なんか以前より車高が上がっている気がしたんですが気のせいでしょうか?

以前自分も95プラドに乗っていたんですが、あれより全然車高が高いですね。ステップボードがないので、乗降車が相当スパルタンな気がします。

 

↓昔乗っていた車

95プラドで鬼怒川沿いのデイキャンプをしました

 

うん。マジででかい。車止めが役になっていない。

左右観音開きのドアなので大丈夫だと思うんですが、これもし跳ね上げ式のリアハッチだったら、自分でも全開から閉じられないかもしれません。手が届かないかも。

 

スパトラでございます。

バイクではマジェスティとかTWとか、アメリカンとかでもたくさん見たこのサイレンサーですが、車に装着されているのは初めて見たかもしれません。

排気管が相当長いのと、ディスクをかなりの枚数重ねてあるので、消音効果はそこそこあるように思います。事実車がやってきたときも、「うるさいな」という感じは全くしませんでした。

これについては、今度お会いした時に聞きたいなと思っております。

 

スバル レガシィウトバック

カフェマイナースウィングの常連さん、Sさんの愛車。

ワーゲンに乗られているイメージが強かったのですが、奥様とお子様をお連れになってこの車で来場していただきました。

 

道の駅しもつけは、ローラー滑り台がある物見棟が子供の遊び場としてあったんですが、小さな滑り台などの遊具がいくつか増設されていて、かなり遊べるスポットになっていました。

お子さんが元気に遊んでいる姿を見て、会場をここにしてよかったなと思えた瞬間でした。

 

アウトバックは僕が大好きな車の一つで、頑丈で走破性が高くて、荷物も積めてめっちゃ快適という、ある種理想形の車です。ルックスも好きなんですよね。

もっというとレガシィランカスターとかがドンピシャなんですが、さすがにちょっと古い。

図体のでかさと燃費を許容できれば、最高の道具車だろうなと思ったりしています。実際「走破性が高すぎて怖い」とSさんもおっしゃっていました。ノーマルモードで走れるところの限界が高すぎて、ドライバーのほうが先に怖くなるとも。

 

 

もう大きなSUVにも乗ったので、あとはこの手のリフトアップ系のステーションワゴンとか、コンサバなセダンとかに乗ってみたいなあと思ったりしていました。

そんななかで、こんなピカピカなアウトバックを見れたのは僥倖でしたね。ご家族で楽しく乗られていそうなのもとても好印象でした。

 

 

輸入車の紹介をしよう

ようやく2022年12月28日追記できました。

遅くなってしまい申し訳ありませんでした!

 

ジャガー・XJS

出ました英国製の高級クーペ。

高崎のWさんが納車されたとのことで、是非お披露目してほしい(本音はぜひ見てみたい!)という事で声掛けしてきていただきました。会場を道の駅しもつけにしたのも、群馬からのアクセスができるだけ良い場所に、という思いが大きかったです。

 

とにかくノーズが長く、前輪が2020年代では考えられないほど前に位置していて、背も低いです。流麗な色気を感じる車です。

 

ジャガーのマークが刻印されたホイール。ワイヤースポーク風にデザインされたアルミホイールです。

これとは別に、スポークホイールもお持ちとのことでした。

 

写真の撮り方が下手すぎるんですが、凹むような形に造形されたリアウインドウが設置してありました。非常に凝った造形です。

ジャガージャパンのステッカーが貼ってあり、正規輸入された血統書付きであることがわかります。この車両がWさんの手元に来るまでの流れも聞かせていただいたんですが、非常に興味深いものでした。詳しくは書きませんが、最終的に手に入るような流れになっている物って、あるのかもしれないなぁと感じさせられました。

 

スモークテールとデュアルマフラー。カスタムしてあるのかと思ったのですが、これ純正だそうです。結構衝撃。

XJSって三角形のテールのイメージがあったんですが、調べたら1991年ごろにマイナーチェンジが入って、その時にこの横長の意匠に変わったそうでした。

リバースランプや反射板などの後付け感あふれるデザインが、「ホントはこんなの付けたくなくてすっきりさせたいんじゃい!」というデザイナーの意思が感じられます。

 

鍵穴の形状もなんかすごい。

 

あとシートが側面がレザーで、座面がモケットになっているタイプ。

写真ではなかなか伝わりにくいんですが、ガラス越しに見て高級品であることが伝わりました。繊維の密度感がすごい。

聞いたところによると、大昔はレザーシートが大衆車で、ファブリックシートが高級車の座席だったそうです。
ガサガサして固くて冷たくて耐久性だけが取り柄なのがレザーシートで、高級ソファーのように暖かく体を包み、手入れが面倒で汚れたら洗えない織物の座席を車に乗せる、というのがファブリックシート。

そういった歴史というか背景を、見た瞬間に感じさせる座席でした。

 

がおー!

 

ルノー・カングー

久しぶりにお会いしたKさんが、カングーで遊びに来てくれました。

もう10万キロ以上走っている個体ですが、ほぼノントラブルで快調だそうです。

 

このBLUCOのシートカバーを取り付けられていて、あのブランドこんな出しているんだ!と驚かされました。

防水仕様で汚れないし、膝裏に小物を収納できるポケットなどもついていて、機能性がとても高いです。勉強になりました。

 

もうこの車も生産から15~20年近く経過しているので、退色が気になっているそう。特に赤色は色の維持が難しいですよね…。日が強く当たるところは、ピンク色っぽくなっている様子も見えました。

という事でオールペイントを計画されているそうです。計画が動き出したら、是非教えてほしいと思います。

塗装関係には色々興味があります。

 

 

ケータハム・スーパーセブン

RX-7と並んだスーパーセブン。ひとネタ作れてありがたいですw

オーナーはビモータとかボスホスとかいろんなマシンに乗って、僕のイベントに参加してくださるMさん。

以前からMORNING DRIVEが開催されたら、是非セブンにのって参加したいと言っていただいていたんですが、今回参加していただきました。ありがとうございました。

 

皆さん大注目。

低いとかなんとかそういう次元を超越した車です。シンプルの極致。

ワタナベのホイールがよく似合っています。

おもむろにエンジンフードを取り外して、

 

中を見せてくれました。

冷却水のタンクとかバッテリーの搭載位置、シリンダーのマスターバックなどがぎゅっと押し込んであります。なんか耕運機とかそういうのに近いです。

あと右に伸びている集合管のサイレンサーには、ヨシムラのバッジが貼ってありました。こんなのまで出していたんだ。

 

ウェーバーの2連キャブと、”engineered by LOTUS”のプレートが貼られたエンジンヘッド。

もう車というよりバイクに近い感じがします。アウトプット側の構造がどうなっているか見えなかったんですが、ミッションを経由してペラシャがつながってそのまま後輪へ、って感じですよね?たぶん。

余計なものが一切ついていないわ。

 

屋根はもちろんのこと、フロントガラスもついていなくて、走る際は最低でもサングラスが必須。黒い走行風をよけるプレートがついているだけ(これでも走行時はかなり風圧が軽減されるそうです)。

ありがたいことに運転席に座らせてもらったんですが、「コックピットに滑り込む」という表現がぴったりでした。ステアリングやらペダルの位置なども、すべてがタイトでぎゅっと詰まっていて、まさに走るためだけに作られたマシンでした。

 

意外だったのが、バックミラー、特に座席中央に鎮座するルームミラーがしっかり機能していたことでした。慣れは必要でしょうが、普通に見えます。飾りでついているだけなんじゃないかと思っていた節もあったんですが、思い込みは良くないですね。

 

 

それからジャガーに乗っていらっしゃるWさんもセブンを所有されていて、オーナーさん同士での車談議が盛り上がっていました。かなり深い、マニアックな会話が繰り広げられていたようです。そういう姿を見ていると、主催者として開催してよかったなと感じます。

 

BMWアルピナ・B3

CB400FourでMORNING RIDEなどにも遊びに来てくれている、Kさんの白いアルピナ。

個人的にBMWってこの前後の世代の印象が非常に強くて。近所のおじさんが青の3シリーズを大事に乗っていたんですね。
それをかなり見かけていたこともあって、焼き付いてしまっていました。こういうのが高級車だ!と。

 

んで、やってきたこの白いアルピナがかっこよくて。なによこのスポーツセダン。
そりゃレクサスが見本の一つにするわよ。

今の衝突安全基準、とくに側面衝突を対応をするために、車体が大きく太くがちがちになっている昨今なんですが、この世代の車はまだスリムさというか、引き締まった上品さみたいなのを感じます。変に派手過ぎなくて、僕としてはとても好きなんです。

 

スポイラーも控えめながらもしっかりついていて、くすみがちな車両側面のゴールドのラインもしっかり残っていて。

ホイールも19だの20インチだのとやたらに大きくないし。ピッカピカできれいでした。

3.3L FRの直列6気筒、自然吸気。車好きを刺激するワードが詰め込まれた車両ですね。

 

 

MINI・ロードスター

そのBMWがMINIブランドを買収して制作した、第2世代のMINI。

それを2座席にして、電動ソフトトップを取り付けたのがMINIロードスターです。

 

ちなみにオープンタイプは4座のコンバーチブルが存在し、こちらはかなり球数があるようです。
翻ってこのロードスターは全然球がなく、探すのに結構苦労されたとか。

 

フロントウインドウがめっちゃ寝てます。これがノーマルのクーパーとの大きな差異の一つだそう。

 

ご厚意でオープンにしてくれました。ソフトトップもしっかり電動で開閉します。

うちの長男も連れて行ったら大興奮したに違いないです。

 

あとリアのスポイラーも小さいながらも速度感応式でポップアップする仕組みになっています。

運転席からの手元操作でも上下できるようです。

 

びっしびしにツライチで決まったホイール。

コンパクトで、走るのが楽しくて、見た目もかわいらしくて、いい車だなぁと思いました。

ジャガーのようなクーペもそうですが、そもそもの選択肢になった2シーターの車とかも、その時の状況やタイミングが合えば、購入の選択肢に上がらなくもないかと思ったりしてしまいますね。そういう出会いがあるのも、このDRIVEのいいところだと思いました。

 

 

最後にバイク

茨城から来ていただいた、Aさんのビジバイ。

まあ違和感だらけなんですが、

 

エンジンが2stです。チャンバーが生えています。

んでよく見るとすごいバックステップが入っていて、フロントホイールもダブルディスクで、なんかホイールそのものも高そうなやつで、

やたらグリップが高そうなタイヤを履いていて、そもそもスイングアームが太くて、なんでかわからないけれど2本サスになっていて、、、、、

 

という突っ込みどころしかないバイクです。

NSR250Rの外装をビジバイに換装させた車両で、「羊のふりをしている狼」みたいなマシンです。大人の悪ふざけw

ビジバイだと思って近づいたら、たぶん50馬力位出ているので猛烈な白煙とともにぶっちぎられます。

 

 

まとめ

という事で最後のまとめになります。

 

寒い中朝早くから集まっていただき、コーヒー片手に大人の車談議をさせていただき、とても楽しかったです。

バラエティー豊かな車が集結し、皆様イベントの趣旨をとてもよく理解してくださっていたので、大変楽しい空間・時間が過ごせました。

色んな経験豊かな方々ばかりなので、話を聞いているだけで学びが深く勉強になります。

 

こういった気軽に参加できる、小規模な文化的な社交場的イベントは、ぜひとも今後も続けていきたいなと思っています。

 

 

以上です。

ありがとうございました!

 

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