ホンダ・インサイト(ZE2/ZE3)のポジションランプ交換をしました

 

11年落ちのインサイトのポジションランプを交換しました。

2代目インサイトのエクスクルーシブ。1.5L仕様で、型式で言うとZE3です。1.3L仕様のZE2と基本的な構造は同じになります。

 

 

購入したのは、サムネのPIAAのものです。

型番で言うと、X7361というものでした。

LEDは基盤が1個で、刺した方向をまっすぐ照らすタイプです。透明のカバーがついています。

アマゾンのリンクを踏むと、商品がころころ変わっているようで、複数個の照明基盤がついていたり、カバーなしのむき出しのものが出てきたりします。

取り合えず自分が買ったのはこいつです。

 

1500円位と、正直他を探せばもっと安いものはありそうだったのですが、

  • カー用品店に買いに行く時間がなかったこと
  • あまりに安い中華品だと、結局また交換する必要が出てくる可能性があること
  • そもそも爆光は求めていない

という観点から、こいつを選びました。

 

だいぶ前に購入していたんですが、ようやく時間が取れたので交換しました。

作業自体はとても簡単だったのですが、役に立つ人がいるかもしれないので、一応記事にしておきます。

 

 

ランプの状態と交換作業

これがポジションランプ。多分純正のママです。

天面に1個と側面に4個の合計5個のLEDが光っています。

 

今回不具合を起こしていたのは左側。こちらは点灯していません。

かなり前から「ちかちか」と明滅していて、時々元に戻ったりしていました。電装系あるあるですね。意地を見せる、最後の粘り。

今日交換するにあたって再度確認したら、いよいよ完全に壊れて消えてしまったようです。

 

特にバッテリーは外しませんでした。 本当は外した方がいいんでしょうけどね。

あとこの年式のインサイトはオートライト点灯機能がついていて、基本的にヘッドライトの設定が「AUTO」になっている場合が多いと思うんです。 この設定については「OFF」にして作業を行いましょう。

 

左側から交換開始

その左側から交換しましょう。

ボネットを開けると、上の写真の中央部分にカプラーが見えます。これがポジションランプです。

定期消耗部品であり、アクセスしやすい場所に設置されています。

 

カプラーの手前に、ウォッシャー液を入れる容器がついていて、取り外ししにくいです。

この容器は、左側にある黒いプッシュファスナーのクリップで固定されています。これを外して容器をずらしましょう。

 

爪の内側に段差があり、そこにマイナスドライバーをかなり思い切り叩き込むと、クリップが浮きます。

感覚的に、「こんなに打ち込むと壊れるんじゃないの?」くらいの強さでやっちゃってOKです。ガキッ!という音とともに浮き上がります。

 

こんな感じでケースがずれて、カプラーにアクセスできるようになります。

 

取り外し

カプラーは爪を押しながら引き抜くと簡単に外れすのですが、LED電球ユニットを取り外すには、カプラーをつけたままの方が力が入りやすいです。

カプラーを抜かずに、ユニット全体を反時計回りに回してください。そしたら外れます。

引っこ抜けてから、カプラーを取り外しましょう。

 

 

上の写真では、電球がありません。

取り外すときにエンジンルームの底の方に落下してしまいました。

 

工具箱の奥の方に眠っていた、先端が磁石になっている指示棒のような道具を使って救出。

初めて明確に役に立ちました。

 

新旧のLEDバルブの比較です。

古い奴は、座面のプラスチックが経年使用で加水分解し、少し力を加えるとボロボロと崩壊していきました。

基盤にも錆がみられました。明滅していたのも、基盤のどこかが断線しているんでしょう。

 

あとは新しく買ったLEDを差し込み。 ポジションランプ点灯の操作を行うと、きれいに光りました。

接点洗浄剤や接点回復剤を使ったほうが、整備値的に上がってより良いかもしれませんね。

 

ポジションランプユニットをカプラーに差し込んで、元のヘッドライトユニットの穴に差し込んで、

 

時計回りに回すともとに戻ります。

 

 

右側も同じように交換しましょう。 こちらは特に抜き差しを阻害する部品は無いので、さっくりと交換できるはずです。

右側のLEDは問題なく点灯していたんですが、こちらも基板の金属部分の錆と、樹脂部品の加水分解が進んでいました。

もうすぐこちらも死ぬところだったみたいです。

 

こちらも問題なく点灯しました。

 

 

まとめ

LEDは球切れの概念はないのですが、その周囲の基盤やら樹脂部品の方が先に寿命が来て、機能損失は発生してしまいますね。

今回は、故障個所に比較的簡単にアクセスでき、補修部品も格安な世代の車両なので助かりました。長く乗り続けるにはいいですね。

 

 

これ以降の世代、2015年以降位の車になると、複合的な機能を持つヘッドライトユニット自体が総LED化されて、一括りのユニットになります。

ヘッドライト、ウインカー、ポジションなどですね。 このうち一つが壊れてしまったら、ユニットごと交換になってしまい、かなり高額になってしまいます。 内部の小部品だけでも、部番さえ分かれば購入できるようなのですが、補修にはそれなりのスキルが必要になってきます。

 

まあ、どちらがいいかは一概には言えないんですが、、

ある程度古い車を安く買って、補修しながらある程度長く乗りたいな。 というカーライフスタイルを歩みたい場合は、消耗部品の補修のしやすさも重要なポイントになってくるかと思います。

 

自分のインサイトはちょうど境目新世代との位の車なので、維持管理はしやすい部類なのかなあと思いました。

・・・テールランプユニットは総LEDなので、ぶっ壊れませんように・・・。 

 

以上です。

 

 

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