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ヴィンテージBucoヘルメットのリペア

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生

今回の記事では、このヘルメットのリペア・補修をやってみたいと思います。

一見きれいそうに見える、 アメリカから輸入したブコヘルメットですが、

 

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中身のスポンジ&裏地はボロボロでした。

接着剤が粘土のようになり、スポンジは加水分解して粉末になっていました。

そのまま使えないことは想定済みだったんですが、 いくら安かったとはいえここまでひどいとは思いませんでした。ぐぬぬ。

 

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昨今急増しているヴィンテージヘルメット屋さんですが、 ジェットヘルメットのリペアの相場は8000円くらいみたいです。

極論を言ってしまえば、発泡スチロールの帽体に内装を取り付けて、スポンジを縫いつけたクッション内装を固定してあるだけです。

当然プロの仕事なので丁寧なんでしょうが、クオリティを問わなければ自分でもできるんじゃない?と思い、自分でリペアに挑戦してみることにしました。

 

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Photo by RYUJI (アンティークスカフェブ ブログ)

多少安全性にも考慮したリペアをしたいなぁと思い、 なにか面白いことをしている人をネットで探していると、グリフィンヘルメットをアライのシステム内装を使ってリペアしている人を発見!

おぉこの発想は無かった!凄い誰だ!? とおもったらアンティークスカフェRYUJIさんでした。(記事へのリンク:, , )

 

(苦笑 今回、このコンセプト完全に「ぱくらせて」いただきました。

 

 

 

◆分解◆

早速バラバラにします。

 

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まずプラスチックのモールを外して、 この状態で剥がせる内装はすべて剥がしておきます。

 

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帽体を外します。結構力技です。発泡スチロールが割れないように慎重に。

心配だった帽体は無傷の状態で、「新品未使用」という売り文句は本当だったようです。

しかし潔い程に「発泡スチロールをくりぬいただけ」の代物です。 強化するために、多少圧縮はかかってるかも知れませんが…。柔硬で2層構造になっていたり、外周部がハニカム構造になっていたりとかしません。

 

安全性は推して知るべしって感じでしょうか。

この記事を参考にされマネされるのは一向にかまいせんが、 使用に関しては自己責任でよろしくお願いします。自分も自己責任で使います。

 

 

洗浄

 

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汚いので洗います。 食器用スポンジとママレモン的な洗剤でキュキュっと綺麗になりました。

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リベットされているあご紐を、ドリルで剥いて取り外します。

このヘルメットは、ホッペタの部分に有る “ガッチャシールド等を止めるホック” にあご紐がリベットされていて、ドリルでコレでもかとほじくったらさせたら外れました。

 

 

 

◆内装作り◆

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内装を貼り付けるための足付け&サイズの調整のために、 網目の両面ヤスリでガリガリ磨きます。

 

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この両面ヤスリ非常に調子が良く、目づまりや摩耗を気にせずにガンガン削れました。

今まで使った粗ヤスリの中で、一番作業効率がいい気がします。 当然大量の粉が飛ぶので、お外とかでやりましょう。

 

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手芸屋さんで買った1m×1mで400円位の布。

ジャージのような伸縮素材がよかったのですが、あいにく在庫がなくTシャツのような布をチョイスしました。

はさみで長方形の適当なサイズに切っていきます。

 

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帽体に木工用ボンドを塗って、先程の布を貼りつけていきます。

ボンドは薄く伸ばして、貼り付ける箇所全体にまんべんなく行き渡らさせ、 最後に布をしっかり抑えつけるのがポイントです。 余談ですが、自分はこのポピュラーな木工用ボンドを使ったのですが、若干ヘルメット内に臭いが残りました。

匂いに敏感な人は気になってしまうかも知れないので、その辺を意識してボンドは用意したほうがいいかも知れません。

 

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内装の貼付けが完了しました。 コレを元のヘルメットに組み込んでいきます。

 

◆組立◆

今回内装は、アライのシステム内装「SZ-Ram3 57-58cm用」を使いました。 イヤーカップも同じ物を購入していました。

システム内装に自動車の内装用の強力両面テープを張ります。

先程作った黒布の内装が十分乾燥してから、システム内装を装着します。

両面テープは「親指で3秒ほど押しこむ」としっかりくっ付く様です。 帽体にも両面テープを貼り付けます。 ボンドだと接着したいところに留まってくれなかったり、帽体を入れる際にベロベロと飛び散ったりして大変なことになるので、今回は両面テープにしました。

 

一応耐温度が70℃まであるので、真夏に走っても大丈夫でしょう。

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こじらせながら、両面テープがくっつかないように配慮しながら、 なんとか帽体の中に入れることが出来ました。

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アライのイヤーカップを取り付けようとしたところ、大きすぎてBucoのジェットには入らないという大事件が発生し、急遽以前のイヤーパッドを再利用することにしました。

社外イヤーカップを使おうとする場合は、帽体の端っこをカットして調整する必要があるようです。

写真は洗剤で優しく手洗いして、乾燥中のイヤーパッド。

 

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スポンジはなんとか生きていたんですが、同じサイズで作って入れ替えることにしました。

ベースになったのはホームセンターにて88円で販売されていたお風呂スポンジ。 こんなので十分です。

 

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再生完了。 コレの裏面に両面テープを貼りつけて、 RIMG3375.jpg

ヘルメットに貼り合わせました。 面積が広いのでここの接着は非常に安心感があります。

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内装の張り合わせが完了です。 大分ヘルメットらしくなってきましたね。

 

◆仕上げ◆

最後にあご紐を付けます。

あご紐の根元の金具に穴が付いているので、ドリルで剥きまくった外装の穴とネジ通しで止めます。

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今回は真鍮マイナスネジとナイロンナットを使いました。 万が一抜けたら死ぬので、絶対に抜けないようにナイロンナットは必須だと思います。

真鍮ネジがM6で、あご紐金具の穴がM5サイズだったので、仕方なく100均のダイヤモンドヤスリで頑張って広げました。ボール盤とかが有ったら一発なんだろうけど…。

 

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真鍮ネジは結構いい感じで収まりました。

似合わないかと思ったんですが、シルバーの地に金色は意外と合いますね。

 

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分解する時に剥がれてしまったステッカーも、木工用ボンドで元の位置に貼りつけました。

こういう小道具というか、時代背景を物語るような小物が、収まるべきところに収まっているとモノ全体がぐっと引き立ちます。

 

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最後にプラスチックのモールを嵌め合わせて完成です!

 

 

◆インプレッション◆

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帽体が小さいので凄くスタイリッシュです。頭が小さく見えます。

自分のヘルメットはMサイズで、いつも57-58cm位の物を選んでいるので、システム内装もそれにしたらギリギリでした。この手のリペアで使う際は1サイズ大きめにしたほうが良さそうです。 気持ち圧迫感がありますが、結果的に被れないことは無いので、 夏場の近所の散歩用に使ってみたいと思います。

低クオリティですが、使えるレベルにはなりましたw 作業的には、ドリルでリベットを外すのと、ダイヤモンドヤスリであご紐の穴を広げるのが非常に辛かったです(汗 それ以外は結構楽しんで作業できました(笑) 気が向いたらまた仕入れてやってみたいと思います。

以上です~。

 

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