バイク用のヘルメットの寿命

バイク用のヘルメットの寿命についての記事です。

 

自分が使っているヘルメットは、気づいたらどれもが6年以上経過したものでした。

改めて見てみると、結構長く使っています。

 

今回ふと気になったので、

  • ヘルメットの寿命はどのくらいなのか。
  • 寿命を長くする方法はあるのか

これらについて調べてみました。

 

 

 

一般的に言われている寿命

調べたら、基本的に3年長く見ても5年程度で買い替えて欲しい。

というのがメーカーの推奨だそうです。

 

http://gigazine.net/news/20160906-evolution-racing-helmet/

法律的な縛りはないけれど、ヘルメットに使われている部品などが経年劣化して、設計当初の強度を保てなくなる。それがだいたい3~5年程度。

そんなことが各所に書かれていました。

 

5年以上使って頭を打ったら即死ぬのか、といえばそうではないでしょうが、設計段階での頭部保護性能が発揮できなくなる、という懸念から、使ってほしくないというのが理由だそう。

 

 

http://antiquescafe.blog114.fc2.com/page-50.html

特に劣化するのが、外装のABS樹脂やFRP。そして衝撃吸収部位の発泡スチロールです。

 

特に後者の発泡スチロールについて。

これはメーカーにいる方に問い合わせてみたら、性能だけ見たらやはり3年くらい性能を満足できるボーダーラインだそうです。

「外からは日光で紫外線劣化と高温劣化が進み、中はライダーの汗などで蒸れる。」

「環境としてはかなり厳しい使われ方をする品物なんだよね」

とのことでした。

 

まぁ定期的に買い替えてもらえないと、メーカーとしては商売上がったりって話もあるんでしょう。

万全を期すのであれば、安全を重視して、なるだけメーカーの意向に従ったほうがベターだと思います。

 

 

参考にしたサイト

http://japan-helmet.com/faq/index.html

http://www.mamoru-bike.com/contents/column/helmet/38

http://www.ricoland.co.jp/recommend/100114files/

 

 

ただコストは掛かる。。

自分はせいぜい3万円程度のものしか買ったことがないんですが、アライやショウエイの高級フルフェイスともなると、5~6万円するのはザラです。

ポンポン買い換えることができる経済力があるならいざしらず、できるだけ長持ちさせたい。。と思う人も多いと思います。

 

 

あと単純に道具に対する思い入れも出てくるんじゃないでしょうか?

自分が使用しているフルフェイスは、オリジナルペイントをしてもらった一品物。生涯の宝物です。

思い入れはめちゃくちゃ強いのですが、経年劣化には勝てません。いずれ、普段使いを辞めざるを得ないときが出てくるでしょう。

 

悲しいけれど、ヘルメットはそういう宿命を持ったバイク用品なのです。

ですので、極力長く安全に使う方法を考えてみたいと思います。

 

 

ヘルメットを長持ちさせる方法

3年から5年間でヘルメットを交換するのを前提として、極力ヘルメットの劣化を抑える方法を調べてみました。

基本的なお手入れレベルで、できる限り長く快適に使う方法を考えてみます。

 

そもそもヘルメットの環境は過酷

先も述べたように、外からは紫外線が降り注ぐ炎天下で、中からは汗の湿気で蒸される環境でヘルメットは使われます。

高温多湿ってホントあらゆる製品にとって厳しい環境で、できれば避けたい条件です。

発泡スチロールやスポンジ、接着剤などがどんどん劣化してい行くことでしょう。

 

なので、対策というか、心遣いというか、道具に対して「愛」を持って接する事が大事になってきます。

 

 

中を乾燥させる

愛その1。

使用後のヘルメットは乾燥させることをおすすめします。

汗がついてたら拭き取り、できるだけ風通しの良い所に置きます。スポンジ類の劣化を抑えるとともに、匂いも抑制できます。なにげにこれって重要。

 

http://goodsshops.exblog.jp/i3/

またロッカーのような場所に置く場合は、100円均一などで売っているような小型扇風機を使って、強制的に風を作ってあげます。

 

また、靴の湿気を取り除くための、強力な乾燥剤をいれておくのもおすすめです。

 

 

 

外の汚れを落とす

https://www.webike.net/sd/9363346/

これも基本的なメンテナンスだと思いますが、水で濡らして固く絞ったタオルやウエス等でヘルメットやバイザーを拭きます。

ホコリが付いていたり、季節によっては虫が大量についていたりするので、そこから腐食やサビが一気に進行することも多いです。

たまにワックスを掛けるのも良いでしょう。とにかく外装はきれいにしておいて、悪いことはありません。

 

 

内装を洗う

内装が外せるシステムヘルメットは、外して定期的に洗いましょう。

外せないものについては、絞った濡れタオルと、少量の中性洗剤を含ませた濡れタオルを交互に使って、内装の汗などを拭き取っていきます。

汗や皮脂、整髪料が、内装や発泡スチロールの劣化を進めていくことが、実験でもわかっているようです。

 

長持ちさせるには、こういった日々のメンテナンスが欠かせないと思います。

 

 

 

まとめ

もったいない感じはするのですが、メーカーが考える耐用年数がある以上、出来る限り買い替えて使うのが無難でしょう。

ただその年数に至るまでの劣化スピードは、

  • 劣化の原理を知ること
  • 普段から丁寧に使うこと

これらの対応で、ある程度遅らせることができるのではないか?とも考えられます。

 

ものを大切に使って、長持ちさせていく心をキープしつつ、安全にも配慮したバイクライフをおくりたいです。

 

以上です。

 

 

 

Z400LTD.netdで最も人気のある、「旧車に似合うバイクヘルメット」の記事はこちらから

2018年度版:旧車・レトロバイクに似合うバイク用ヘルメット

 

 

 

3 件のコメント

  • バイク便で毎日かぶってたら1年でめっちゃ内装がへたりました。

    内装が換えられるSHOEIでよかったです。

    • ⇒よっちゃんさん
      コメントありがとうございます。

      多くてせいぜい週2くらいしか乗らないので劣化が見えにくいのですが、毎日乗るとヘタるんですね。。特にショウエイ、アライはクッション性が良いので、余計にコンディションは短いのかも。

      メーカーとしてはヘビーユーザーもカバーした作りにしなきゃいけないでしょうから、3年は妥当な数字なのかも。

  • 分かりやすくて、参考になりました。

    ・・『おとこ喰い・・・』が気になりましたが・・・ ( ´艸`)

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