燃料タンクの状態が最悪だったことが分かったストリーム50。
今回はこいつの手直しについてです。
↓前回までの現状確認
タンクを外そう
おそらくガソリンタンク内のが錆だらけになってしまい、ストレーナーを腐食させて、折れてしまったのでしょう。もしくはストレーナー自体があまり長期的な耐ガソリン性が無いものだったのか。
いずれにしても中身を見ないことには始まりません。
タンクはネジ4本で止まっていました。ラスペネを塗ってしばらく放置したら簡単に外れました。
外す際、古いホースがどうにも後にも外れなかったので切断しました。
ちなみにシートもガソリンタンクに固定されているので外しました。
このシートしっかり反発して非常に座り心地がよく、整備を見学していた長男も気に入ったようで、座って遊んでいました。
ストレーナーが刺さったガソリンタンクです。切断して外したホースを添えて。
ひどい色。
ペンチで微妙に飛び出ているストレーナーを掴み、無理やり引き抜きます。どうにか掴める部分が残っていてよかった。
何度も繰り返し引っ張ったら外れましたが、想像以上にぐにゃぐにゃです。
しかもメッシュを食い破っていました。何が起こっていたんだ。。。
タンクを使えるようにしよう
まずはこのタンクを綺麗にしなければなりません。
この錆が原因の一つであることには間違いないと思うのですが、これだけ直せば解決するかはまた別問題。
まぁ、十中八九これが原因だろうなぁと思います。
ヤフーオークションに出ていないか確認したのですが、売ってありませんでした。一個もない。
ジャイロ用が適合するかと思って写真を見せてもらったのですが、全然形が違いました。くそー、何でもかんでも専用設計しやがって(憤怒
こいつを再使用可能な状態にもっていかないと、何も始まりません。
長い戦いになりそうです。
錆落としをしよう
タンクの中は、大量の錆が発生していそうでした。
多少ゆすると、かさかさと音がします。粉状になっています。
ほらね。
ガソリンを乾燥させた後、逆さまにしてフリフリしただけで、こんなに錆が出てきました。ひでぇ。
とりあえずライコランドに行って、錆洗浄液を買ってきました。
ちなみに線路みたいなのは、長男のスロットカーのレールです。
花咲Gのタンククリーナーがライコランドでは定価販売で非常に高価でした。なので、それより多少安価だったものを購入しました。
その他周辺部材も。いちばん大事なのは手袋です。
その足でホームセンターに行き、チェーンも購入。
こいつを洗浄液と一緒にタンクに入れて、ふりふりさせて錆を落とします。
施工開始
タンクにゴムパイプを突き刺して、しっかりと栓をした上で、
ダンボール箱とビニール袋にタンクをいれて、
洗浄液を投入。結構漏れました。次回やるときは100円均一ショップで漏斗を買ってきます。
チェーンを入れて、蓋をして待ちます。
ちなみに洗浄液は80°ぐらいのお湯を使い、5倍程度に薄めました。温かいほうが反応が促進されて錆取り効果が高まります。
ミッフィー頑張る
念の為もう1枚厚めのビニール袋を重ねて2重にし、周りのミッフィーの毛布で包みました。
これは長男が小さかった頃から使っていたものです。しかしもうだいぶくたびれてきたうえに、新しい自動車が描かれたタオルケットが長男のお気に入り。借家住まいで昔の思い出もなかなか補間するのが難しいため、最後のお仕事として頑張ってもらいます。
私はミッフィーが好きです。作者のディック・ブルーナも、イラストレーターとして大好きです。ですが、ここは心を鬼にしてストリームタンク洗浄にその身を捧げてもらいます。
18時間後
定期的にタンクをシェイクしながら、ほぼ一晩置きました。
タンク下部のシールを取ると、結構サビが出てきました。
中性洗剤などを使い中和させながら、何度も何度も中のサビを繰り返し洗い流します。どんどんこんな錆やら汚れやらが出てきます。
8回くらいやったら、ほとんど錆が出てこなくなりました。時間にしたら20分以上がやっていたと思います。
これでも100%は落ちていないと思います。特にタンクキャップ側の裏は、少し触るとまだ錆の微粒子が指につきます。
まあしょうがない。この次の工程で一気に内部コーティングします。
しっかり乾燥させよう
まずは日光で乾燥させます。
この後、布団乾燥機を使って中の乾燥を行いました。30分程度放置していたら完全に乾燥ができました。
私は布団乾燥機を、もっぱら自動車工作にしか使っていない気がします。
ラシーンのマフラーも布団乾燥機で修理しました。
参考:http://rasheen-life.sunnyday.jp/blog/muffler-repair-pate-bake/
まとめ
錆落としが終わったので、次は塗装と、内部のコーティングです。
次回に続きます。
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