セルスターターが回らない不具合の修理完了・まさかの断線

先日、LTDのセルモーターが回らない不具合に見舞われて、原因追及してもよくわからなかった、という記事を投稿しました。

こちら。

旧車の電気系の故障:スターターリレーに12Vが行っていない件

 

結局、近場のバイク屋さんに引き取りに来てもらいました。

 

依頼したお店

お願いしたのは、那須烏山市にあるCROWSさんというお店です。

 

国産・外国車問わず対応していただける貴重なお店で、フルカスタム車両も作成されています。

先日のメグロキャノンボール烏山でお世話になり、事前清掃や当日の道案内などのボランティア活動の取りまとめをしてくださったお店です。

大田原市でカフェを営んでいらっしゃるWabisukeの店主さんも、愛車メグロSG250の整備などで懇意にされています。

 

そういったご縁もあったので、今回お願いすることにしました。

急な連絡にもかかわらず、引きとりに来てくださいました。ありがとうございました。

 

 

その後、引き上げ1週間ほど経過した時点で、「トラブルの原因がわかり、修理が終わった」との連絡が来ました。

日程的にバイク屋さんまで自分を家族に送ってもらうのがちょっと難しそうだったので、再度配送をお願いしまし、それも快諾してもらえました。

 

 

トラブルの原因

修理完了の連絡があった時点で、細かな経過を写真付きで送っていただけました。とてもありがたかったです。

 

原因は、ハンドル右側のスイッチに至るハーネスの断線でした。

 

送られてきた画像を見ると、配線を束ねている黒いビニール製の被膜の一部が、焦げているのがわかります。

 

その内部では、キルスイッチに至るハーネスが溶けていました。被覆が溶けた状態のハーネスが、黒ビニールの被覆を溶かしてハンドルと接触し、ショートしていたようです。

MORNING RIDEの前日にバッテリー上がりを充電し、始動を試み始めた時までは普通にセルモーターが回っていました。
そして何回かセルスイッチを押した時点で完全に配線がショートして、断線したんだと思います。

 

なぜショートする程に配線がダメージを受けたのかが不明です。

完全に想像になりますが、何度かハンドルを交換しており、その際にハーネスに屈曲負荷がかかっていたのかもしれません。中の銅線が数本つながっていれば、取り合えず電気は流れますからね…。

今回はこの程度で終わりましたが、運が悪ければ火災につながっていたかもしれません。
肝を冷やしました。

 

修理していただいたLTDは、破損した部分のハーネスを補修していただき、保護用のビニールも熱収縮チューブで対応していただきました。

これで同じトラブルは出ないでしょう。

 

それと、ブレーキランプを点灯させるためのスイッチのハーネスがあるのですが、そこも経年劣化で断線してしまっていたので、そちらも併せて修理してもらいました。

(マスターシリンダー下の、赤いハーネスがチラ見えする平型端子です。)

 

 

まとめ

これで無事修理が完了し、普通にエンジンが始動するようになりました。

バッテリーもばっちり充電してもらったので、始動性抜群です。

早起きして道の駅・ましこの近くのひまわり畑に行くこともできました。大変きれいです。

 

独力では無理でした

結果的にお店にお願いしてよかったです。

おそらく時間をじっくりかけて、配線を解いてしらみつぶしに確認していけば、今回の原因に突き当たったかもしれません。

ただ原因が分かったところで、自分の技術・道具・手持ちの在庫部品では、完璧な修理はできなかったでしょう。

早めにプロの力を借りる選択ができたのは、貴重な時間を無駄にせず良かったです。

 

 

サービスマニュアルは必携

あと持つべきものはサービスマニュアルですね。

今回の修理でも、中に記載されている配線図がトラブシュートに大変役に立ったそうでした。

メカ系のトラブル時や、日常点検での管理値などを調べるのに使っていましたが、電気系統はまず配線がわからないとだめだよな・・・と、改めて感じました。

 

 

とりあえず無事に直って本当に良かったです。

8月末くらいに、次のMORNING RIDEができたらいいな、なんて思っています。

 

2022年8月27日追記

実は続きがありまして、何とこのあともう一回だけ止まっちゃうんです。

その顛末はこちらに。

セルスターターが回らない不具合の再発・2つ目の原因はキルスイッチの接触不良

 

 

以上です。

 

 

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