先日の16日に、MORNING RIDE#13を開催しました。
農繁期や家族イベントの時期ともろで重なり、参加人数は少なめでした。
ただその分参加していただいた方とはたくさんお話ができました。
特に今回嬉しかったのは、自分が乗っているバイクがやってきてくれたことでした。
そう、Z400LTDがやってきてくれたのです。
まずはLTDの紹介
最初に断っておきますが、LTD関係の文章多めです。
長野BSLTDさんとのツーリング、さいたまでのツーリング以来の、4年ぶりのLTD同士の邂逅でした。
赤いLTDの持ち主はKさん。今回わざわざ千葉県からやってきてくれました。
セミレストアされているとのことでしたが、本当にきれいでした。
この赤のカラーはとても珍しいものです。
LTDの赤は自分と同じゴールドラインの物と、Kさんのタイプがあります。赤の濃淡だけで躍動感、疾走感を表現されていて、デザイン的にもとても優れています。このカラーは本当にレアで、まさか見れると思っておらずとても嬉しくなりました。
またヘッドライトは250TRの物に換装されていました。自分と同じです。ただポジションランプが付くように穴開き加工されていて、なるほどその手があったかと膝を打ちました。
エンジンは耐熱シルバーにてペイント済。純正のエンジンガードもついています。
各部のメッキも一部は再メッキを施されたようで、美しく輝いていました。
そして羨ましいキックペダル付き。
「もともとはキックが付いていないエンジンだったんですが、中古を見つけて載せ替えました」
自分はここまで踏み込めていませんので、ホントすばらしい情熱だと思いました。
そしてフロントフォークがきれいなのが羨ましいです。ボトムケースもピカピカ。
再メッキされているようで、錆一つありません。フロントブレーキのブレーキホースにも、純正の防護用スプリングが入っています。
モディファイとして、カワサキ純正の風車ミラーとキジマのパワーレバーを装着されていました。
これらもとても珍しいパーツです。風車ミラーは錆が多かったようで、これも丁寧にピカールなどで錆取りを実施し、その後クリアーを塗るなどして防錆を処理を徹底されていました。
なんと試乗しました。
今回Kさんのご厚意でこの赤LTD、運転させていただけました。
とても勉強になりました。
まずはひっさしぶりの殿様ハンドル。思い切り腰を三段シートに押し付けて走る感覚が、懐かしいを通り越してむしろ新鮮に感じました(笑)
あまりシートが沈み込まないなぁ、と思ったら、リアサスをMDIサスに交換されているようでした。
旧車のリプレイスとしては定評がある品物。自分も昔つけてました。ただ300mmだったので、純正から30mm程度ローダウンされていたものです。
このサスペンション、1000〜2000km程度走行すると、慣らしが終わってしっかり踏ん張りつつも動くサスになります。
それまではめちゃ硬いです。
KさんのLTDは装着後まだ500km程度のマイレージのようで、コツコツとした感覚が下半身から伝わってきました。でも足の踏ん張りが強いためかヒラヒラと曲がります。
驚愕のエンジンフィーリング
一番驚いたのはエンジンでした。とてもスムーズでした。
自分のLTDと比べると、ビリビリした振動のレベルが数段低くて驚きました。
まるで一世代後のエンジンのようなスムーズな加速。そして意外に速い。するーりと法定速度プラスアルファまで到達します。
そして車体全体のしゃきっと感が全然違いました。なんというか、しっかり爆発力をノイズとかビビリに逃さず、トルクとパワーに変換している感じ。エンジン載せ替え済とのことですが、走行距離が少ないから元気なのでしょうか?
「レストア時にエンジンをおろしてマウントとかをしっかりやり直したからではないか?」
とおっしゃられていましたが、いずれにしろスムーズ極まりない走行フィールでした。
自分のエンジンは結構やれているのかもしれませんね。。
貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
もう一人初参加。
今回もうひとりが初参加。
パイオニアランジャパンには何度か参加していただいていた、絵本作家のたかのてつさぶろうさんです。
珍しい、BMWのK75RSで参加してくださいました。
パニアとトップボックスを搭載した、ツアラースタイルです。
エンジンが横置きの3気筒。80年代後半のバイクですがインジェクション仕様になっていて、フューエルレールとインジェクターがよく見えます。
「軽自動車のエンジンみたいだ」
と参加者の方がおっしゃられていましたが、ほんとそんな感じです。
エアクリボックスが異常なほど巨大でびっくりしました。エアクリにまたがってるみたい。
スイッチ類を見ても、BMWだなぁと感じます。ハザードに純正グリップヒーター。日本車とは一線を画した操作系統です。
もう20年近く乗られているとのことでした。メーター見せてもらったら、14万キロ超えてますしね。
昔八重洲出版の神山さんが
このバイクめちゃくちゃエンジンが面白いんだよね
とこの車両について話されていたのを思い出しました。
最近はK100RSとかを含めた、この横置き直列エンジンでカフェレーサー作るのも、カスタムメニューの一つとして認知されつつあります。
溢れ出る80年代当時のハイテクマシンの魅力。
機会があったら乗ってみたいバイクの一つです。
その他の参加者
その他は4台が参加。
まずは会社の先輩のNinja1000。
いつもありがとうございます。肌寒かったのに超薄着で参戦です。
もう一台スーパースポーツ YZF-R1。速すぎマシン。
ただ残念なことに、ファミリーマートからエンジンが始動せずリタイヤとなりました。
どうやらセンサー関係か何かが不調で、最近ごまかしごまかし乗られていたみたい。で、今回は全くエンジンがかからず。。
聞いた話によると、5km程度離れたお家まで押して帰られたみたいです。。
真っ赤なヨンフォアのkさん。
いつ見てもきれいなコンディションです。
今回は車、特に中古外車のお話を少しさせてもらいました。専門家ですので込み入ったお話も聞かせてもらいました。
勉強になります。かみさんがメインで使う車は、国産のほうがベターですね。
連続参戦継続中のロイヤルエンフィールドのMさん。
今回は、エンフィールドのタンクのストライプが、まだ手塗り作業だと言う事を再確認させてもらいました。
うーん、フィニッシュ甘い(汗)
あとボッシュホーンを装着されていました。
すげーでかいw 音はとても良いのですが、ホーン自体が重くてステーがブルブルしていました。
これに私のZ400LTDを加えて出発です。
走行ルート
今回はぐるっと8の字を描く農道コースです。
ペースも割と早めでガンガン走れました。
肌寒く感じるくらいの中、軽く厚着して走るのが気持ちよかったです。
先述のスタートトラブル以外は、無事完走できました。
帰着
到着後に色々お話です。
」
この時間が楽しい。
解散
そして30分位だべって解散となりました。
このときはものすごく日が照っていて、肌寒かった早朝がまるで嘘のような状況でした。
帰り際にKさんがもう一台Z400LTDをお持ちのことが発覚。
「今度はそちらで遊びに来ますよ」
とおっしゃっていただきました。ありがとうございます。
ちなみにそちらは黒。もともと部品取りのドナーにする予定で購入されたとのこと。ただLTDはエンジンのよほど深いところでなければ部品も出てくるし、現行モデルとの共通部品も多く、供給にさほど困らない事が発覚。2代目も登録して公道を走られるようにされたそうでした。
ものすごい情熱です。頭が下がります。
自分のLTDを眺めてみて
そんな愛情たっぷりのLTDですが、比較してみると全体的にこ汚い状態でした。
せめて洗車程度のケアはしてあげなければならんなぁ・・・と感じました。
個人的に、機関部・駆動部をきれいにすることを重視し、外装は年を取ったなりにしておくのがいいなと思っていたんです。
ですが今回のKさんのLTDの美しさを見て、少し考えるものがありました。もう少し見た目的なケアにも力点をおいていいのかもな、なんてね。例えば塗装やメッキとかまでは行かなくても、洗車してピカールで磨いて曇りを落としたりとか、プレクサスとかでコーティングをするとか。
そういった心遣いはしてあげようと思いました。
次回のイベントについて
次回は10月末くらいにやりたいと思います。
できるだけ早く開催を伝えたいと思いますので、是非参加のほどよろしくお願いします。
追伸
先日高野さんの最新刊が出版されました。
自分も拝見させていただきましたが、とても緻密な絵で見ていて楽しいです。もちろん子供もかぶりつきで読んでいました。
小さいお子様がいらっしゃったり、プレゼントされる場合はとても喜ばれると思います。ぜひ読んでみてください。
先日はご一緒させて頂きありがとうございました。
大切にしている愛車のことをこんなにもブログで記事にしてもらえると
すごくうれしいものなんですね。
今回の記事を読んでてニヤニヤしている自分がわかりましたよ。
バイクにリターンして6年。MINORUさんのLTD保有歴には負けますが
中学生の頃に憧れたLTDは大事に乗っていくつもりです。
今回初めてZ400LTDと一緒に走ることが出来てほんとに嬉しかった。
予定が合えば次回以降も参加させていただきます。
その際はよろしくお願いします。
>ichiro.no51さん
お返事遅くなり申し訳ありませんでした。
自分も久しぶりにLTDと一緒に走ることができ、とても楽しい時間を過ごすことができました。
他の方のLTDに乗せていただいたのも久しぶりで、状態の違いなどが非常によくわか勉強になりました。
次回も是非遊びに来てください。
よろしくお願いいたします。