3/19(日)に、MORNING RIDE #5を開催しました。
春分の日を絡めた三連休の真ん中。春のお彼岸とダダかぶりということもあり、最初は参加表明される方の数が少ない状況でした。
ただ蓋を開ければ、総勢15台もの車両が集まる盛大な催しになりました。
道もとても走りやすい状況で、これまでで屈指の楽しいRIDEだったように思えます。
集まった車両。
ノージャンルで個性あふれるマシンがたくさん集まってくれました。
その殆どが空冷のシングルかツイン。
Kawasaki GPz750
数少ない4気筒も、いつも参加していただいているKさんの80年代のGPz750R。
ちなみに、これが今回のRIDEの最新鋭。
Kawasaki KZ650
あとMORNING RIDE皆勤賞のHIDEAKIさんのKZ650
(このあとのお仕事でツーリングはご一緒できなかったのですが、わざわざ集合場所まで足を運んでいただき、写真撮影していただきました)
Honda CL125K
初参加の、ロイさんのCL125
前回のMORNING RIDE #4で、カフェマイナー・スウィングさんにバイクを並べて、朝食を摂っているときのこと。たまたま通りがかったロイさんが、
「何だこの集団は!?」
と興味を持っていただき、速攻で検索。
そしてこのBLOGにたどり着いていただいたようです。
ご自分でレストアをされているようで、とてもきれいなCLでした。
CB125は見たことがあったんですが(エキスポートだったかな)、CLは初めて見ました。時代を感じる可愛らしいルックスながら、勇ましい排気音をしていて、旧車の魅力が溢れだしていました。
BMW R100RS
今回川崎市から来ていただいたNさん。
Nさんと奥様の地元がこちら宇都宮で、つい先日お子様が誕生されました。
今回はたまたまBMW R100RSで帰省されていて、タイミング的にバッチリだったので、MORNING RIDEに参加していただきました。
ソリッドなカラーと、左右に張り出した巨大なボクサーツインのシリンダーヘッド。そしてパニアケースとフェアリング。
まさにジャーマンツアラーです。
去年のMORNING DRIVE #1の時に、モリタくんが同型車両で参戦して、乗せてもらったことが有ります。旧車のざらつきが薄っすらと残りながらも、「ウルトラスムーズとはこの事」と言えるなめらかな走行フィールで、こりゃ高速も楽だろうなぁなんて思った記憶が残っています。かっこよくて静かで、言うこと無いマシンです。
Yamaha SR400
そしてこちらがMORNING RIDE #2以来の参加となります、5051さんのSR400。
ショップメイドではなく、色んな人の手を借りながらガレージビルドされたというハイクオリティなリジッドチョッパー。
このマシン大好きなんです。惚れ込んでしまっています。
コンパクトでめちゃ楽しそう。細部に至るまで本当にピカピカで、オーナーの愛情がひしひしと感じられる車両になっていました。
Kawasaki W1SA
前回ゴールドイエローのCB250EXPORTで参加されたSさん。今回はW1SAでの参戦です。
朝方の始動で、プラグが真っ黒にかぶってしまったみたいです。
でも無事ご参加していただけました。
もう1台W1がいて、それが青のW1SA。常連のKさんです。
今回ご都合で途中離脱されてしまったので、時間的に写真がほとんど撮影できていないです。ごめんなさい。
また次回も参加してほしいですね。
HARLEY DAVIDSON FLH
今回も東京方面から、朝イチでの遠来でのご来場のOさんのハーレー・ショベル。
ダークサイド感あふれるブラックなチョッパー。
これでもベースがFLHというから驚き。最初はFXRだと思っていました。
ショートなボブテールと段付きのコブラシート。バレットウインカーに2in1のメガホンマフラー。リアサス付き。
僕の好きな要素がふんだんに散りばめられているマシンです。
別枠 ヴィンテージ ハーレーとインディアン
今回のRIDEの華と言うか、皆をくぎ付けにしたのがこの車両たち。
Tさんのナックル、Fさんのショベル・チョッパー。めちゃくちゃ珍しいXLH900、そしてもっと珍しいインディアン。
こんな車両がMORNING RIDEにやってきたんです。
これらがファミマ横の直線道路から北上、いや進軍してきたとき、冗談抜きに鳥肌が立ちました。とんでもないことになったぞと。
ナックルヘッド
Tさんは前回のRIDEでBMW K1に乗られていた方です。
いろんなハーレーをお持ちとのことでしたが、今回はナックルで参加していただけました。
正直こちらのマシンに対しての知識が薄く、多くは語れないのですが・・・
たたずまい、風格が尋常じゃありません。1940年代のマシンですからね。。
マーカーライトやサイレンサー。細かいパーツ一つ一つを見ても、徹底的にデザイナーこだわった造詣、そして作り手の想いのようなものを観てとれます。
ずーっと眺めていても全く飽きないマシンです。
ショベル リジッドチョッパー
こちらは最初のRIDEにも参加してくださった、Fさんのショベルリジッド。
スーサイドブレーキ仕様。
とにかく細いんですこのマシン。コンパクトでナローなハンドルに手を伸ばし、抱えるようにして乗る乗車姿勢がそそります。
最近「黒とマットなグレー」と言う色合わせが好きなのですが、かっこいいですよね。
ショーライクなカスタムチョッパーが見れて、そして参加して一緒に走っていただき、とても光栄です。
XLH900
アイアンスポーツのハイコンプバージョンXLH。
最初期のスポーツスターの一つ。1000か1200かと思ったのですが、900ccだそうです。
こんなにきれいな亀の甲タンク初めて見ました。
そしてこのメーターセットアップが素敵。これやりたかったんだよなぁ。思わぬところで現物を見れて感激しました。
フェアリングを付けて、ツアラーライクに仕立てられたマシン。個人的にこの鉄仮面ナセルが大好きなんです。これもまた、一時期海外から輸入してLTDに取り付けよう!と、よからぬ画策をしていたくらいです。
もともとスポーツスターは、トライアンフなどの英国車や、ホンダカワサキなどの日本車に「スポーツ性」で対抗すべく、ハーレーが肝いりで開発した車両。
結局太刀打ちできなかったため、今に通じるツアラースタイルにブランディングを転換します。
このXLHはその間に生まれた車両のようで、フェンダーやウインカー、テール周りがFLなどのパンヘッドに通じる意匠をしています。
当時も「スポーツなのかツアラーなのかどっちつかず」という評かを受けていたようで、人気はいま一つだったとか。
2017年現在となっては、この組み合わせは非常に有でかっこよく見えます。「これいいよね~」という声が方々から聞こえていました。
インディアン
初めてインディアンに遭遇しました。
こんなマシンが来てくれるなんて信じられませんでした。
文化遺産ですよほんと。
おそらく750ccでしょうか。
キックペダルとギアの造形が凄まじいです。歯車むき出し。
大排気量のVツインが搭載されているとは、にわかに信じがたい極細のフレーム。なんか、こう、HONDAのJAZZみたい。。
本物のベイツのリブシート
GUIDE社のヘッドライト
フランダースのハンドル
そしてこれがマジモンのドッボーンライザー。
パーツのすべてが貴重すぎ。贅沢すぎるマシンです。
ミラーが70年代のヤマハ純正品だったのも、意外性あふれる良いチョイスだなぁと感動しました。
ナックルヘッドが乗せ載せの重厚感でオーラを纏っていたのに対し、このインディアンは削ぎ落として削ぎ落とした、ナイフのようなギラツキを放っていたようなに感じます。
「うわーなにこれ!?すごすぎでしょ、めだちすぎるでしょ!」
と嫁も写真を見て叫んでいました。有無を言わせぬ高いエネルギーがこのマシンにはあります。
マーシャルカー
そしていつものS2000がマーシャルカーです。
有無を言わせぬ最速車両。
彼が来ると最後尾がわかるシステム。目立つのでとてもありがたいです。
出発
時間になりましたので、ひとしきり挨拶をしまして、出発をしました。
今回は初のルート。
宇都宮の北方面を走るルートです。
HIDEAKIさんが出発時の動画を撮影してくれました。
最初は寒かったのですが、走り出すとどんどん気温が上がってきて、走るのにちょうどいい気温になりました。
全体的に道も空いていて、60km/h位でのんびりと巡航できました。
信号には結構引っかかったのですが、隊列を分断するような引っかかり方をしたのが1回だけでした。
これは15台もバイクがいたのに奇跡的なことだと思います。
上の地図を見ていただけるとわかるのですが、県道73号線が峠道になります。
何度か走ったことが有り、ゆるい峠道だと思っていたのですが、ちょっとだけきつい下りヘアピンが2箇所ほど有り、スーサイドブレーキのチョッパーを走らせるのは酷か??と思いました。
あとで「すみませんでした」と謝りに行ったら、「こういう道走ることが結構あるので全然問題ないですよ~」と言って戴けました。
というわけで、1時間ちょっとで、無事に全員走りきることが出来ました。
帰着後
マシンが1台増えていました。
TRIUMPHのサンドチョッパー
元のファミリーマートに帰ってきたら、参加予定だったトライアンフが待っていました。
シングルキャブだからT500Cとかでしょうか。
集合時間に間に合わなかったので、出発後待っていただいていたようです。
ベヨネット(銃剣)が刺さったシーシーバーが凄いです。チーター?AEE?ものすごいオーラ。
砂浜で開催されるドラッグレース、千里浜のサンドフラッツに参加されたようで、オフロードタイヤが履かれていました。
タンクは国産のものに見えます。
次回は是非一緒に走りましょう!
ツーリング後、皆さんでいろいろと語らい、楽しい時間を振り返りました。
珈琲を片手に、楽しい語らい、振り返りの時間を過ごしたあと、締めの挨拶。
そして皆日常の時間に帰っていきました。
まとめ
素晴らしい第五回のRIDEになりました。
そもそもこのMORNING RIDEは、長男が生まれる3ヶ月前くらいに、「ぼちぼち子供も生まれて、バイクに乗る時間も減るだろうから、乗る理由を作るためにイベントを開こう亅という発想で始めたイベントです。
実際今、子供が生まれて半年ほどたったのですが、なかなかに忙しいです。夫婦で負担を分散させる事を考えたら、バイクでお出かけなんてのはかなりハードルが高い状況です。まぁ全く負担ではなく、とても可愛いんで、辛さとかは微塵もありません
(この記事も、長男を抱っこであやしながらスマホで打ち込んでいます。だいぶ慣れましたw)
だからこそ、2時間半くらい、長くても3時間くらいで、確実に行って戻ってこれるこのイベントは、今のスタイルにマッチしているなぁと思っています。
発案して良かったです。
今回は、口コミでのご参加や、過去のイベントを通りすがりで見られて参加した、という方もいらっしゃいました。
RIDEをやる前と始めたあとを比較すると、短時間の朝走でも、大勢との一体感を共有して走る、という感覚が徐々に浸透しているようで、とても嬉しく思っています。
今後も参加していただける方の輪が広がって、どんどん新しい出会いや、素晴らしい朝ツーリング体験が生まれることを願っています。
4月5月はお休みになるのですが、次回は6月くらいにやりたいと思っています。
これからもMORNING RIDEをよろしくお願いします。
以上です。
[…] 主催MINORU氏のイベントレポートはこちら MORNING RIDE #5のレポート – Z400LTD.net […]