ベテランライダーからの知名度はかなりあるけれども、現存数は少ない。
「Z400LTDに乗っています」といっても、「FXですか!?」と返されることが多く、めんどくさくてそのままにしておく。世界的な旧車・クラシックバイクブームにも関わらず、なぜか取り上げられることが少ない。
ただSHOEIの新型ヘルメット、EX-ZEROシリーズのプロモーション動画で取り上げられたりしていて、若干世界的な注目度が上がっていそうな機運はある。
そんな二気筒のZ400シリーズ。
今回の記事では、Google先生の力を借りて、世界のZ400LTD/KZ400(440)のカスタム車両をジャンル別にまとめてみたいと思います。
チョッパー(Chopper)
そもそもの車両の成り立ちが、70年代後半のチョッパームーブメントを色濃く感じさせるLTD。
更にハードな改造を施して、チョッパーカスタムされた車両を紹介します。
この車両は、ドイツのFelix MerkelさんのKZ440。
Facebookで知り合って、そのド派手かつ完成度が高いカスタムに衝撃を受けたマシンです。
ここまでハード、かつ完成度が高くまとまった、チョッパーテイストのZ400は見たことがありません。
いろいろなチョッパー車両があったのですが、TOPピックとしてこの車両だけ紹介したいと思います。
ボバー(BOBBER)
何を以ってボバーとするかが難しいのですが、
「KZ440 BOBBER」と検索すると、リアをリジットフレーム化、つまりハードテールにしたカスタムマシンがたくさん出てきました。
今回は、これをボバーとしてまとめます。
かなりハードなカスタムマシンが多いです。
個人的な印象としては、
「Z400LTDがあったから、ハードテールにしてみたよ」
という印象を受けました。LTDだからこそ!LTDのここを活かしたカスタムにしたんだ!という必然性があまり感じられないんですね。
LTDはエンジンや補機類が小さいので、密度感の高いカスタムにしないと、車両の迫力が出にくいのかもなぁと感じました。
カフェレーサー(CAFE)
意外と多いのがカフェ風のカスタム。
小柄なツインエンジンということで、ミニノートンやミニトライアンフのようなカスタムを施されることが多いようです。
セクシーなテールを持つ、カフェレーサー、というかレーサーテイストのカスタムマシン。
非常に完成度が高いです。
スクランブラーとカフェの融合。
ノートン風カフェレーサー
フロント周りを倒立フォークに換装し、リアもディスク化された本気走りのZ400.
車両を探していて特に目を引いたのが、この車両。
リア周りをモノショックにし、シートフレームを含めて大胆に加工してあります。
ですが、エンジンとタンクはまごうことなきKZ400
女性がまたがる小柄なカフェレーサーは美しいですね。
トラッカー(TRACKER)
カスタムZ400を探していて、とにかくたくさん出てきたジャンルが、トラッカーでした。
印象に残った車両を数車種ピックアップします。
非常に軽快で楽しそうなマシンです。
純正の角型タンクの形状よく活かしてあると思います。
ブルーのフレームに、そしてツートンタンクにするだけで、これほどまでに西海岸テイストが出るとは。
このトラッカーの美しさには目を見張りました。
シート下に配線ボックスを設け、軽さと腰下にまとまった感覚を演出してあります。
細かな配線やワイヤーの処理も完璧。個人的にはテールライトのチョイスが素晴らしいと思います。
ベアメタルのタンクが光る、シンプルなカスタム。砂浜が似合いそう。
ホンダのCB500風のカラーリングが施されたマシン。
ドリルド加工されたエンジンカバールに目が行きがちですが、外すパーツの選択、形を崩しすぎないパーツ選定のセンスが光ります。
特に「あえて」のチョイスだと思われるロングマフラー。このマシンを低くフラットに見せている、重要なポイントだと感じられます。
トラッカーテイストのマシンで忘れてはいけないのが、スペインのLa Corona Motorの車両
茶色っぽいメタリックのオレンジと、黒・白・シルバーのコンビネーションというスタイルを確立し、数多くの二気筒車両を現代風にアレンジしているブランド。
Bike Exifに取り上げられて、一躍注目を浴びました。
しばらくは世界的なトレンドもあり、ネオクラシックなトラッカーマシン、もしくは、それにスクランブラーテイストを加えたマシンが増えてきそうな気がします。
番外編(OTHERS)
四角目のLTD。多分GPz400のやつ。ウインカーもそう。
「これ純正なんですよ~」といっても騙されてしまいそうな収まり具合がすごい。
タンクの塗装を変えるだけで、印象がガラリと変わる好例。
おいてある状態よりも、人が乗って走っていたほうがかっこよく見えそう。
シートレールの後端のみ改造し、あとは細かなモディファイにとどめてあるマシン。
ハンドル逆付けしたりなど、細かな工夫が光る。崩しすぎず上手くまとめていると思います。
現行で販売されているYAMAHA BOLT Cafeなど、アメリカンでカフェレーサーやろうとするカスタムジャンルもあるので、非常に参考になりました。
これはヨーロッパのみで販売された、Z400 エクスクルーシブという車両。純正です、
ご覧のとおりのツアラーです。パニア&フェアリング&キャリア&エンジンガードが付いた豪華仕様。
塗装がいい感じです。パニアもよく似合い、大変高級感があります。
エストレヤでツアラーにする際、参考になるのではないかと思うくらいできが良いです。
あと、自作EVバイクのドナーにもなった模様。
頑張れLTD。
まとめ
以上、たくさんのカスタムされたZ400シリーズを紹介しました。
数自体は少ないですが、カスタム界隈でも地味に活躍しているようです。
自分のカスタムは、今のところこれで落ち着いています。ハンドルやミラー、あとウインカーを変えただけ。
もし折を見てテイストチェンジする場合は、世界に目を向けて注目されるような車両を作っていきたいです。
以上です。
追伸:
冒頭紹介した、SHOEIのEX-ZEROについて、自分がまとめた記事はこちら↓↓
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