■僕がZ400LTDを購入したTRカンパニーさんのHP。
最近更新頻度が以前よりだいぶ上がっているような気がしていて、 それに比例して車両の回転率も上がっている気がします。 ただちょっと前まではCB750fourとかW1/W3とか、 いわゆる「王道の旧車」の比率がかなり高かったように感じていました。
北関東の栃木県というお国柄が有るのかも知れませんが、 近年やたらそれら「王道旧車」を、イベントにかぎらず巷でよく見かけるようになりました。
おかげで、Z1やらCBやらにありがたみを感じない贅沢病にかかっていました。
もっと、もっと、レアなバイクを!
そう心が欲していました。 そんな折、とんでもないバイクが、 しかも2台も店頭に出されたようなのです。
げぇーー! CB650LCにTX500だーーーー!!
■CB650LC
1982年に発売された車両。LCは“ラグジュアリーカスタム”と読みます。
この頃のホンダは、Z250LTDのライバル車両として、 「250T・LAカスタム」とかいうフザけたネーミング(褒め言葉です)のバイクをラインナップしていまして、しかも年間6000台売るぞ!とかいう目標を立てていました。
HY戦争の狂気を感じることができます。 CB650には、ただの「CB650カスタム」という車両も存在していて、 こちらはGL500カスタムやCB750エクスクルーシブみたいな感じの, いわゆる「70年代の和製アメリカン」って感じのスタイリングでした。 このLCに関しては、今見てもかなり意欲的なコンセプトで作られています。
鮮やかなブルーに彩られた車両で、専用設計されたテールまわり。
ハーレーのボートテールを彷彿とさせるリアフェンダーと、 4本出しマフラーが魅力的。 どことなくダートトラッカーな雰囲気も感じます。 そしてコムスターホイール。 この黒いこのホイールが僕は大好きなんです。
組み立て式で作りも凝ってるしデザインも素敵。 タンクからサイドカバー、テールへ流れるラインもすごくて、 かなりデザイナーさんが熟考して作ったんだろうなという感じがします。
サイドカバーやフェンダーは勿論のこと、エンブレムも専用品ですからねこれ。 今では考えられない贅沢さです。
カテゴライズ出来ないバイクの一つだと思います。
無理やり分けたら、アメリカンスポーツ…になるのかな? いままでカタログでしか見たことがないバイクでした。 すごく地味で目立たないけど、腹に一物持った感じでキャラクターが立ってるバイクです。
■TX500
■で、この赤いのもカタログでしか見たことがなかった、 4ストロークマッハの異名を持つというTX500。
詳しい解説は、バイクブロスさんの名車ライブラリにありますのでそちらを参照下さい。
500ccの超ショートストロークなパラツイン。 DOHC 8バルブで、空冷エンジンにも関わらず48馬力を出す強心臓を搭載。 1973年の段階で、リッター100馬力に近い出力を出していたので、 当時にしては結構なのハイスペックマシンだったでしょう。
ヴォリーーーン!ヴォリーーーン!! という硬いメカノイズを伴ったようなエンジン音がするんじゃないか? と勝手に妄想しています。 穏やかさとは皆無なオーラを感じるんですよね、このバイクは。
リアフェンダーの後端まで届くかというレベルの、超長いアップマフラー。
この年式のバイクのツイン・シングルって、地面と水平にマフラーが伸びる印象あるんですが、がっつりかちあげてバンク角を稼ぎ、サイレンサーを長くしてトルクも稼ぐという。 トラッドなルックスしてるんですが、当時のレーシングマシンの思想なんですよね。 ストックではCVキャブが付いているようなんですが、 これCRキャブやFCRとか装着したらエラいことになりそうだなぁ。 そういう変態的な遊びもやってみたいですね。
■今回取り上げたマシンは、 先日自分がツイッターで皆さんに質問していた、
「40~50馬力ぐらいの気軽に取り回せるバイク」
というカテゴリにドンピシャなんです。
特に最近自分は、ある程度高回転まで回して走るのが好きだなと感じていまして、 今回上げた2車種はそういうバイクかなと感じています。 それがたまたまこのタイミングで、TRカンパニーの店頭に並んだという。 特にTX500なんて、 (興味ある車種としてつぶやこうと思ったけど、マイナーすぎるからやめとこう) というバイクですからね。 どういうルートで入ってきたんだろう?ホント4年に1回見るかどうか。 すげぇ店ですわほんと。
■うわー店行きたいな~。 なんとか時間作って、バイクが無くなる前に遊び行きたいなぁ。
最近東京行っていないので、 刺激を受けに足を伸ばしたいです。
以上です~。
こんばんは。Yasuです。
TX500 ヤマハコード371
いやらしいほど上向いたマフラー、好きだなぁ。
高校生で二輪免許取った頃、カタログに載ってたのがこのカラーリングだったなぁ。欲しかったけど・・・車検なしのCB250Tを買ったっけなぁ。30年も前だけどね。
今じゃ、うちにもしょうも無いオンボロTX500あるけど。
CB650LC これも好き。ヤマハ流和メリカンに対抗しようと、ホンダが挑んだニュー和メリカンもイマイチ。
うちにも外装オンボロCB650LAが有ったりして。
レアバイクなら、下記URL(ミイラ伝説)が面白いかも。
http://bikech.info/bikede.cgi?content=column/mummy/legend
⇒Yasuさん
でた!ミイラ伝説!
(http://bikech.info/bikede.cgi?content=column/mummy/legend )
大学生時代からこのサイトはずーっと見ていました。
最近出版社のHPが無くなるとかで、
いつの間にか消えてしまったんですよね。
しばらく探していたんですが、
今ではすっかりその存在を忘れていました。
“ザ・ベスト・オブ・ミイラ”のAG200とか最高に笑えます。
http://bikech.info/column/mummy/025.html
スズキの1発目にGR650が来る辺りなどのセンスが最高です。
教えていただいて有難うございます!
●しかしだいぶ旧車の知識(表面的なやつですが)は増えて来たものの、
知らないバイクがまだまだ山ほど有るんだなと感じさせられます。
LCには400cc版もあったんですね。
CB400LC、かなりカッコイイじゃないですかコレ。
僕好みのマシンです。
http://bikech.info/column/mummy/054.html
しかしYasuさんも本当に色んなバイクをお持ちなんですね。
TXにCB-LCまで…。あとZ750TにGL700でしょ?
さらに+αもあるでしょうから、ほんと凄いのヒトコトです。
もしLTDがにっちもさっちも行かなくなったら、
彼らをチョット拝見させていただければ嬉しいです(笑)
押し付けがましいですが、
よろしくお願いします。
TX500を検索していたら…
で訪問させていただきました。
実は記事中の赤いTX500を購入した者です。
部品の厳しいヤマハ車ですが
TRさんできっちり整備してもらったおかげで
納車からビュンビュン走り回っております。
5000回転からカッ飛ぶエンジンも素晴らしく
ハンドリングも絶妙に曲がりやすいバイクです。
ちなみにエンジン音は
ビュヴーン!ビュヴゥーーンッ!
とエンジンバランサーの音が特徴的です。
⇒W500さん
はじめまして。MINORUです。
コメントいただきありがとうございました。
ご購入者さんなんですね!
素晴らしい車両を購入されて、羨ましい限りです。
TRさんの初期整備は自分も2台購入して太鼓判を押せます。
ほんと素晴らしいですよね。
5000回転以上で更に伸びるとはほんとスポーツマシンなんですね、
コンパクトなサイズも適切で、必要十分なパワーも持っていて、
理想的なバイクだと感じています。
エンジン音ありがとうございます。
ヤマハが当時、各種バランサーを苦心して作っていたとの話を伺いました。
その音が生で聴けるのはほんとうに羨ましいです。
大切になさって下さい。
MINORUさんこんにちわ。
自分もTRカンパニー大好きっ子なので
ツーリング企画等でお会い出来たら
嬉しいですね!
MINORUさんのバイク美学も
共感できる部分がとても多いです。
⇒W800さん
ありがとうございます。
最近TRツーリングも行けてないのですが、
久しぶりに参加したくなって来ました。
バイク美学というか哲学というか、
そういう所に共感していただいて嬉しいです。
こういうバイクとの付き合い方を、これからも提案していきたいと思います。