自粛の中のひとりMORNING RIDE

 
先日無事車検が通りまして、朝方バイクで走ってきました。

  • 一人走り。
  • 誰とも接触しない。
  • どこにもよらない。
  • 行きて帰りし物語総走行距離20㎞
  • 出発から帰宅までの時間、25分。

 

こんなのでも、少し気分転換になりました。やったことを、こうやって文章でアウトプットするまでがワンセットになって、とても気持ちを整理できます。
 
 

 

車検が通ったLTD

まぁ特に大掛かりな整備をやったというわけではないのですが、バッテリーも新品になったので気持ちいいですね。

暖かいこともあって、始動性はかなり良くなりました。

ぶん回した時に、ごくたまに息つき(?)のような症状も出たのですが、大きな問題ではなさそうです。

時間を見つけて、車検整備以上の整備、特にベアリングや摺動部のグリスアップなどはやりたいですね。
 
 

出来ればタイヤも交換したい

ダンロップのK527なんかがいいかなと。
昔ながらのパターンです。純正もこのタイヤだったはずです。

 

今はブリジストンのBT45を履いているのですが、溝はまだまだたくさんあるものの、リアタイヤのサイドウォールがひび割れまくっています。

もう交換してから、少なくとも6年くらい経過しているこのタイヤ。ものすごく残念ですが、寿命かなぁと思います。

BT39FAを履いて峠道を走ったりして楽しんでいたのも今や昔。以前に比べて乗る機会が圧倒的に減り、乗り方も農道ワインディングを軽く流す程度です。(それはそれでかなり恵まれた環境だと思っています)。

タイヤもそれに合わせた価格帯・性能のやつに交換することも、自然な流れなのかなぁと思います。
 
 

コロナと三密

2020年は2月末からコロナウイルス騒動に突入し、一向に収まる気配を見せません。

自分は医療の専門家ではないので、適当な事は言えませんが 、

 

 

聞こえてくる情報だと、

  • かかって発症すると苦しい
  • 感染しても症状が出ない人も多い
  • 高齢者ほど重症化しやすい
  • ワクチンできるまでは時間がかかる
  • 全人口の6割くらいが感染すると、集団免疫が獲得される

といったことが言われています。

 

今取られている方策は、

急速な感染拡大を防止しつつ、徐々に発症・重症化した人を手当てし、集団免疫の獲得を目指す

 

という事なのかなと思います。色々とギリギリな戦略なんでしょう。

 

否応がなく問題が複雑になる

これに当然経済の話が入ってきて、あらゆる方面での思い、思惑、因果が複雑に絡み合うわけで、
 
「全員が満足する回答なんか出せないよね」
 
と感じていたりします。

 

自分の仕事もガラッと働き方が変わり、先の予定もかなり見えづらくなりました。
 
「今やってるこの仕事って、今後の世界にプラスになるのかなぁ」
「時代だいぶ変わるんじゃないの?」
 
なんて考えが首をもたげてきたりしています。数か月後の状況は、今からは想像できないものになっている可能性も捨てきれません。

 

それでも、今の自分にやれることを一個一個こなして、手にしている役目を果たしていきたいと思っています。
 

 

どうバイクに乗るべきか

で、バイクユーザーという目線に戻しますと、

複数人で集まってわいわいがやがや走るのは、しばらくお休みにせざるを得ないでしょう。

MORNING RIDEにしろDRIVEにしろ、今後すぐの開催は難しいですね。

 

バイクで走ること自体は、いわゆる三密には当たらないと考える節もありますが

「不要不急の外出を避ける」

ように通達されている以上、(ある程度は)それに従うべきでしょう。
 
積極的に人を集める行動は避けるべきだと考えております。

 

なので今、このタイミングで「バイクに乗る」という行為に関しては、感染リスクを下げた状態で走る、というのが求められます。

基本的にソロで、
できるだけ短時間で、
他との接触を控え、
人が集まる場所に行かず、
人と出会った場合も、交流は最低限・手短に済ませる。

各々そういう心構えを抱き、安全に留意しつつバイクを楽しむ時期なんだろうと思っています。
 

もう少し具体的に

具体的に自分が今回の朝走りでイメージしたのは、
 
自身とバイクが走っている時の感覚を、家に持ち帰る

ようなイメージです。

 

バイクで走行している時は、

  • バイクの振動
  • ブレーキやクラッチを握ったときの反力
  • 傾けたバイクのステップを踏んづけて取るバランス
  • 旋回G
  • 立ち上がりの加速感

こういったものを味わうのはもちろんとして、それプラスアルファの情感を吸収するような感じです。

 

例えば、

  • その時の空気感や匂い、音
  • 絶え間なく流れる川
  • 飛んでくる砂
  • 信号待ちの足元に咲く野花
  • 山々の青葉が芽吹き広がっていく様
  • 雨上がりの澄んだ空気に浮かぶ、どこまでも遠くに伸びていく雲

 

をこういったものを見つけて、感じたことを自分の中で反芻しながら走る。

 

あまり長乗りはせず、無事家に帰って

「ああよかったなぁ」

と思い返しながらシャワーを浴びる。

そんな極めて内省的な、地味なライディングが求められているんじゃないかな、と思いました。

 

幸いにして、命が芽吹く春ですしね。

 

自分も遠くまで伸びる雲や、お社がある鎮守の森周辺の花木が茂っているのを見て、
精々20分ちょっとのライディングだったのですが、元気を分けてもらった気がします。
 

 

まとめ

ずっと家に籠っていると、どうしても体もなまり、バイクもさび付いてきます。
 
時々体と一緒に動かすようにするのと、
バイクのさび落とし、

そして心にたまったモヤモヤを溶かしてくれるような、
 
そんなバイクとの付き合いができたら、コロナ騒動が終わった後ももっとバイクと楽しく向き合えるんじゃないかと思います。

 
そんなことを感じた朝走りでした。
 
また走りたいと思います。

 

共感してくれる人がいらっしゃったら嬉しいです。

 

 

5 件のコメント

  • お久しぶりです。以前RIDEに参加した愛知県のLTDⅡです。
    自分も基本ボッチ走りに徹しています。美味しいお昼も我慢して走りに集中しています。(遂に10万km超えました)
    毎年恒例のGW北海道ツーも当然自粛で残念だけど今は耐えて耐えての時間ですね。

    LTDⅡもリアタイヤの交換時期です。すでにスリップサインを超えてます。
    いつもダンロップ履いてます。とても似合ってて気に入っています。

    いつかまたRIDEに参加させて頂きますのでヨロシクお願いします。
    楽しみにしております。
    お互い安全運転でバイクライフを楽しみましょう。

    • z400ltdⅡさん
      お久しぶりです。
      LTD 10万キロですか、ほんと素晴らしいです。
      自分のタイヤ交換は、スリップサインまで出したことがなく、サイドのひび割れでしか交換したことがありません。
      ちゃんと使ってあげたいなぁという気持ちも有れど、なかなか環境がそうもさせてくれないので、z400ltdⅡさんのLTDは幸せものだなぁと思います。

      この騒動が落ち着いたらまたRIDEを開こうと思いますので、その際はぜひまた遊びに来て下さい。
      よろしくお願いたします。

  • 去年のPRJでお会いして以来ご無沙汰しております申し訳ありません

    今回の記事を読ませて頂いて、仰る内容は全くその通りだなと共感しました
    一方で今年のPRJはどうなのかとPRJ告知サイトを覗いて見たのですが、その告知内容を見て大変残念な気持ちになりました。メグロを100台集めてる場合なんでしょうか?と。歴史あるイベントで旧車文化を守るのも大切な事かも知れませんが、先ずは人、人の命より尊いもの等他にないと私は考えます。現状屋内であれ屋外であれ、告知をして人を集め、イベントを開催するのは世の中の情勢に反して間違っていると思いますがPRJスタッフの一員でもある藤井様は如何お考えでしょうか?願わくば主催者様はじめスタッフの皆様の賢明な判断にて今回ばかりは中止になる事を願ってやみません。人は死んでしまったら取り返しつきませんが、イベントはまた来年、再来年と開催出来るのですから。

    • うさぎさん
      コメントありがとうございました。
      PRJについては、スタッフの方で話し合いを進めています。
      近日中には方向性について公式HPで連絡ができると思います。
      よろしくお願いいたします。

      • お返事ありがとうございます。PRJ開催予定日迄約1ヶ月弱と差し迫り、藤井様の記事と照らし合わせ思わずコメントしてしまいました勝手ばかりな意見を言ってすみません。お仕事やご家庭もある中、何かと大変かとは思いますが一つ良い方向で進めて頂けます様宜しくお願いします。

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