断捨離なんて言葉が5~6年ほど前から、ミニマリズムなんていう外来語とともに流行していますが、
自分もようやく重い腰を上げて取り掛かりました。
まぁやっている事は、詰まる所「整理整頓」。
言葉遊びが持つ力

- どこに何があるか、
- 今何を持っているか、
- 要らないものがあるのかないのか
- 本当に必要なものはどれか
それを一個一個丁寧に検索・分類していく作業です。
詰めればただこれだけの事なんですね。

ただこれを、
仏教用語の「断捨離」であるとか、
外来語の「ミニマリズム」、
外来語であるかどうかも怪しい「スモールライフ」というように、
すこし言葉を言い換えただけで、まるで違った印象になり、ブランドニューな概念に聞こえてしまう。そして大勢がその概念を旗印にし、わーっと行動していく様。
これってホント面白いなぁと思うんです。

皆が抱えている、ひょっとしたら潜在意識化でぼんやりともやもやしていることを、バシッととらえて「ワンセンテンス」にすると、とんでもないエネルギーが生まれる。“言葉”が持つ、人に訴えかける力の強烈さを、感じる次第であります。
はい、ちょっと脱線したので元に戻しましょう。
自分自身を振り返ってみる

自分の話になるんですが、私は整理がとても苦手です。
ほおっておいたらゴミ屋敷を作ってしまう人間だと思っています。
微妙に世間とのバランスを取ろうとするんで、書類はファイリングとかするんですが、全然習慣にならないんですね。
溜めて、最後にまとめてぐちゃ!って感じ。
いろんな部品とかも、整理はするんですが結局どこに何があるか分からなくなったりする。
そして同じものを2個買う。
これって本当にまずいなと思ったんです。たぶん脳が整理されていないんでしょう。
脳がシッチャカメッチャカな原因

脳が整理されていない原因もほぼわかっていて、
物が多すぎるんです。
そして無駄に容積がある押し入れに、ただ詰め込みまくっているから必要なものを取り出せないんですね。
毎年、お盆とかお正月の長期休みに、「今回は整理するぞ!」って決めても全然できていませんでした。基本めんどくさがりな自分。
今回は本当に意を決して、1月末というどうでもいいタイミングで作業に取り掛かりました。

そしたら結構いろんなものが出てくる出てくる。
旧いバイクのミラーとか、全然使わなくなったアウトドア用品とか、変なルーペとか、新品未開封のオイルとか。
あと押し入れの、
「どうやったらこの角度に箱が入るんだ?」
というスペースから電工ボックスが出てきて、中からギボシやらハイテンションコードがぎっしり。
あれ、俺1か月前くらいにギボシセット新しく買ったよな・・・
なんて残念な気持ちにもなったりしました。
物質以外のモノも出てくる
ですが、何故か保管してあったひん曲がったクラッチレバーを見つけ、若い時の立ちごけを思い出したり、
しょうもない物損事故の書類が出てきて、「あんな悲しい思いは二度としない」と新たに決意したり、
キャンプ道具を整理していると5年以上前の草が混ざっていて、友達と夜まで語り合った牧場でのキャンプの様子がまざまざと蘇ってきたりして、

タイムカプセルを開けているような気分になりました。
「君はバイクに乗るだろう」の坂下さんが、
世界三大神秘
宇宙 深海 実家の押入れ
という、僕が膝を叩きまくった名コピーを生み出されていたんですが、
いやぁ借家の押入れも結構なもんだな・・・・と思った次第です。
出てきたものの行方

もうどうにもならないものは基本的に処分。
使えそうな物のうちでも、もう僕には不要だなと思ったものは、オークションなどで販売することにしました。結構いい値段が付くものもありうれしかったです。
僕は有効活用することができなかったので、次のオーナーさんの下では、大事に使ってもらってほしいなぁなんて、身勝手な事を考えたりもしました。
まとめ

まだまだ僕の整理は現在進行形です。ただ整理するのは本当に気持ちがいいですね。
僕の当面の課題は、この整理された状態から物が極力増えないように、自制心を働かせること。あと整理整頓を習慣化することですね。
人の性格にもよるし、趣味や環境、持っている物によってもいろいろ変わってくるとは思うので、小学校のしつけみたいな「画一的なこれ!」という答えみたいなのは無いでしょう。
ですが、何かのきっかけや折を見て、物とともに、心を整理するのはとても大事だと思います。
押し入れや机の中が綺麗なる。
これは、取り掛かる前に想像していたレベルとは、段違いで気持ちがいいという事もわかりました。

皆様もこの記事を読んで、押し入れやらガレージやらの整理整頓をしてみてはいかがでしょうか。皆が欲しがるお宝、ずっと見つからなかった探し物、懐かしい思い出とかが、ふっと出てくるかもしれませんよ。
以上です。
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