バイク洗車のお話です。
今まで僕は、バイクを「水洗いする」という洗車は殆どしていませんでした。
もっぱら無水洗車です。
具体的には、花咲Gやプレクサスと言った、ワックス系コンパウンドを使った磨き上げ。
もしくはごくごくたまに、バブル系の窓磨きを使って、汚れを流し落とすという方法を実践していました。
後者は、最後に流す際に多少の水を使うものの、 余り手を汚さずに、エンジンやタイヤ・ホイールの汚れを効果的に落とせます。 かなりおすすめできます。
↑実はたくさんのバイクオーナーから高評価を頂いている記事だったりします。
自分のLTDは鉄を使ったパーツが多いです。しかもメッキがかなり剥がれてきています。
水を使って拭き上げきれなかったら、サビを誘発するだけじゃないか?と危惧し、無水洗車をしていました。
まぁまぁキレイになっていましたし。
ただ、無水洗車はどうしても外装など、手に入りやすい所に偏りがちです。
それからここ2年位で、各所の油汚れが目立ってきたのも事実。雨にも打たれたことも有り、ぶっちゃけサビも増えました。
いたるところに飛び散った油脂類。 なんとなくこびりついている汚れ。溶接箇所を中心に目立ってきた赤錆。
これを解決すべく、まずは一度水を使ってガッツリ車体を丸洗いする決断しました。
洗車用ケミカル
今回水洗いしようという決断を後押ししたのが、 新しく2つの道具が手に入ったこと。
1つ目は園芸用の水ポンプです。
これは倉庫を共用している友達が持っていたものを、一時的にレンタルしました。
水が4リットル入って、ポンプをシュコシュコやると、先端のノズルから細い水流がでます。うちの住まいは台所の蛇口がホースと直結できない形状なので、 バイクの水洗いがすごくやりづらい環境でした。
こういう道具を一度使ってみたかった! というのが理由の一つです。
新しい洗浄剤
もう一つは、新しい洗浄剤。
その名もマックオフ(Muc-Off)
こりゃどう考えてもアメリカ製だな~、 と思っていたら実はイギリス生まれでした。
ちなみに、オフロードの世界ではスポンサーとしてそこそこ名前が売れているようです。
近所のバイク用品店で投げ売り格安販売してあったので購入しました。
洗車スタート
それでは洗車開始です。
まずマックオフを車体にガンガンとスプレーしていきます。
無心になってとにかく吹き付ける。 残量なんて気にしません。
エンジンに外装、ゴムに樹脂、 ところ構わず材質にもこだわらずに吹きつけます。
驚いたことに、吹き付けるだけで汚れが落ちます。
黒い泥汚れの真ん中にアルミ地が見えている場所があると思うのですが、 コレがマックオフを吹き付けた場所。
当てた部分だけが綺麗になっています。
もう何年もの変わらかない、エンジン下部に付着していた油と泥の混合物が、 薬剤噴射だけでバリバリと剥離していきました。
ノズルのジェット噴射の勢いがそ強いこともあるのですが、 このピンク色の液体は界面活性力がすごく高いみたいです。
タイヤに軽く吹きつけただけでご覧のとおり。
オフロードバイクに乗っているの方が、このマックオフを使っている記事を読んだのですが、ほぼ同じ様な感想が書いてありました。タイヤとホイールの洗浄力は抜群です。
なんとチェーンの油汚れもガンガン落ちました。
チェーンクリーナーにも代用できます。 いままでKUREのチェーンクリーナを使って脱脂をしていました。
アレはブラシと併用して初めて汚れが落ちていました。今回のマックオフは、吹きつけただけで汚れが落ちます。強力です。
というか自分のチェーンこんな色だったんだ(汗
聞いた所によると、レンジフードの油汚れなんかもバシバシ落とすそうです。
こいつ。
威力のほどが伺えます。
もちろん塗装面も綺麗になります。
ただ白化する黒い樹脂部品との相性はあまり良くないようで、 エアクリーナーボックスは余り綺麗になってくれませんでした。
細く噴射されるので、エンジンの隙間など細かいところも狙い撃ちできます。
コレは調子がいい。
今迄一度も洗車していない、キャブレターの細かいところや、セルスターターボックスの脇。
コレでもかとガンガンスプレーします。 汚れが落ちる落ちる
●調子に乗りすぎた
使ってみてわかったのですが、スプレーするのはとても楽しいです。
ガンガン汚れが落ちるので、面白がってスプレーしていたら、 容量の半分の500ml近く噴射してしまいました。
最初1リットルでも多い~~とおもっていたんですが、今回あっという間に500ml使ってしまいました。
途中で気づかなければ使いきっていたかも。
洗車頻度が高く、ノズルからの吹付けのみで洗車しきってしまおう! という人だったら、つめかえ用の5リットルバージョンがあります。うーん、そんなに過剰なボリュームじゃない気がしてきました。
洗い流しましょう
その後は水洗いです。
手元のスイッチを押すと水が出るんですが、 水出しっぱなしという操作もできるので、非常に便利。 無心でバイクに水をかけます。
どんどんマックオフとともに汚れが落ちていきます。
満タン状態で2回分の水を噴射。 都合8L使いました。
細かい部分は、ペットボトルの水をガンガンかけるより、 ピンポイントで狙ったところに噴射できる分、精密に洗い流すことが出来ます。 特にエンジン周りに対しては効果的です。
塗装面などは、2Lのペットボトルで流水を作ったほうがいいかもしれません。あとはじょうろを使うとか。
使う場所によって用法は変えたほうがいいと感じました。 何度か使っている内に、どういうふうに水をかけたら効率がよくなるか、 というコツを掴めるようになるでしょう。 いずれにしてもとても便利な道具です♪
●ビフォー&アフター
洗車後の写真。 洗車時間は30~40分。かなり綺麗になりました。
洗車した後はとても気持ちが良いですね。 ピカピカしています。
一見きれいなようでも、細かい油とか汚れがこびりついていたようです。 それがサビを誘発させていたのでしょう。
その後WAKOSのメンテルーブを可動部・摺動部に注油。
ワイヤーエンドなど水が入ってほしくないところには、再度リチウムグリスを塗布しました。
これでしばらくは安心です。
●まとめ
洗車は道具を揃えたり結構億劫なところもあり、 とくにこれから寒くなるシーズンだと踏み出しにくい事もあります。
ただ綺麗にしておいたほうが、バイクの寿命も伸びます。
変な所が汚れていたりするのを見つけたら、トラブルを未然に防ぐ事にもなります。 なにより洗いだしたら楽しいです。
乗り納めの前に、洗車してみてはいかがでしょうか?
以上です。
Muc-Offは数年前に出たときに使ってみたいなーと思いつつ、忘れてましたw
しかしエンジン下部の汚れの落ちっぷりにはビックリですね。
普段は通常の水洗いをしていますがチェーン等の油汚れ専門で使用すれば時短になりそうなので試してみたいと思います。問題はまだ店頭に並んでるかどうか(笑)
園芸用ポンプも手軽で便利そうですね。自分はホームセンターで一番デカい園芸用ジョウロを使っています。
うまくやれば一回の給水で一台分の最初の水掛けと最後のすすぎを賄えるので重宝しています。
HONDAの洗浄機でジェット洗浄し、給脂後速度を上げてひとっ走りして水気を飛ばしてから拭きあげワックスして完了がコースかな
洗うだけなら簡単なんだけど、フルコースはけっこうシンドイので中々なあ~
普段はクリーナワックスで拭きとりで誤魔化し~(笑)
エキパイ等に耐熱ワックスが欲しい~
⇒すふぃもさん
お久しぶりです。
>使ってみたいなーと思いつつ、忘れてましたw
その気持よくわかりますw
よし!やってみよう!と思った段階で殆ど無くなっているという。
どぎつい見た目に反して、意外に使えるケミカルでしたよ。
じょうろは目から鱗が落ちました。
そっか~その手があったか…。
調べてみたら10Lくらい入る奴が、
2000円以内で買えるんですね。
それだったら、じょうろのほうが使い勝手いいかも。
貴重な情報有り難うございました~。
⇒長野BSLTDさん
ジェット洗浄機などの
設備を持っていらっしゃる方は羨ましいです。
駐車場も狭くて、派手にやってしまうと迷惑になるので、
どうにかこうにか工夫しながら作業しています。
耐熱ワックスとか調べてみたら面白そうです。
きれいなエキパイに憧れます。
自分の歯サビだらけなので…