先日Stupid CrownのMUNEさんのFacebookに、とても珍しい車両の写真が投稿され、雷が落ちたような衝撃をうけました。
これ。
「なんじゃこりゃ!」
見た瞬間内臓がグッと上に押し上げられるような感覚がして、画面に向かって叫びだしそうになりました。
驚きましたね。このバイクのベースがスーパーカブだと分かった時は。
通常ガソリンタンクが入っている部分のボディと、メインフレーム、エンジン。それとフロントフォークをよくよく見ると、あぁカブなんだと理解できます。わかるというより、理解できるという表現のほうが適切でしょう。にわかに信じがたいですから。
しかもこれ、サイドカーなんですよね。
2016年の4/17に、袖ケ浦市のフォレストレースウェイで開催されるイベントにて走行するそうです。
袖ヶ浦は5/22に開催されるイベントで、4/17は秋ヶ瀬サーキットでした。
訂正します。
今東京の多摩地区を中心に、自作サイドカー(ニーラー)でのサーキット走行がにわかに熱を帯びているようで、そのパイオニア的な車両のようでした。
ただ自分は、サイドカー云々よりも単車側の方の造形に目を奪われてしまいました。
特に後ろからのこの写真。頑張ってイメージ検索して探しました。
車両だけ見ると、一瞬こんな戦前車両があったと言われても騙せそうなほどのクオリティです。
完全に心を持って行かれてしまったんです。
1年位前から、アメリカのJanus Motorcyclesや、イタリアのBlack Douglas Motorcycle Coなどの、クラシックやレトロモデルに影響を受けたカスタム車両にとても注目をしていました。
現行のエンジンを使って、造形だけ古風なスタイリングをまとわせるという手法です。
大体ホンダのFTR223やCG125(海外生産バイク)などの、シンプルで丈夫な単気筒エンジンを使った車両が多いです。
ただ海外生産なので輸入は現実的ではないし、こだわりぬかれた高いクオリティのマシンだけ有って、日本円で100万円以上するプライスタグがぶら下がっています。
まぁおいそれとは買えません。
そんななか、このカブニーラーを目にしてしまってですね。
「自分にも作れるかも」
なんて思ってしまったわけです。
まぁ一筋縄ではいかないのは分かってますよ。
フラットタンクはおそらくフルスクラッチのワンオフ品。サブフレームの固定も含めて、溶接の技術は必須。
スイングアームも延長したものを使用。元々有った燃料タンクのスペースはおそらく埋められていて、サドルシートの取り付けネジが極めて自然な形でマウントされています。
アイデアと技術力が詰まった車両です。
でも、こんなマシンを作って乗り回したいなぁ、という気持ちがどくどくと湧き出てくるんですね。本当にかっこいいし、めちゃくちゃ楽しそうじゃないですかw
何かこう、無条件で心躍るマシンというのに、久しぶりに出会った気がします。まぁすぐに行動に起こせるかというと、ちょっと難しい所もありますがね。まずパイオニアランを成功させないといけないし(苦笑
ただ、タンクさん溜まっているやりたいこと一覧に、また一つ新しい付箋をベタッ!と貼り付けることが出来ました。
「カブのカスタム車両を作る。それも戦前車両風」
やれるように頑張ります。
以上です。
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