2018年の4月にZ400LTDをオーバーホールし、その後慣らし運転を500km行いました。
先日ようやくその500kmに到達したので、オイル交換を実施し、回転数を上げて走ってみることにしました。慣らし運転の縛りとしていた4000回転を撤廃したら、LTDは一体どんなバイクになっているのか。今回はそのインプレッションになります。
慣らし運転の考え方などについてはこちら。
オイル交換を実施
まずはオイル交換です。
今回はフィルターも交換。オイルはそこそこ黒かったものの、まだいい具合に緑色が残っていました。これはPen Grade1というオイルの色です。
このオイルについては下記の記事で詳細に語っています。
今回は20W-50を投入しました。
2018年の記録的な暑さはどうにか一段落しそうですが、油膜によるエンジン保護を考えて、今回は硬めのオイルをチョイスです。
・・・今回異常なほどの強風が吹いていたので、横着してボトルからそのままオイルを投入したら、オイルが風に煽られ大量にこぼしました(涙
もったいないのもそうだけど、地面やエンジンの拭き取りにくい部分に堆積したオイルの処理が大変。。次回からちゃんとジョウゴを使います。。
走行インプレッション
オイルを交換したことにより、排気音が少し低く感じられました。
ドボボボと、重低音で響く感じです。
暖気がある程度終わった段階で、エンジンに負荷をかけないようスルスルとスロットルを開き、住宅地と郊外を結ぶバイパスをのんびり走行。
その後、交差点でこれ以上無いタイミングで矢印信号が出たので、勢いよく右折し本格的な田舎道へ。青々とした田畑を脇目に走り、いつも目印にしている青看板をくぐった所で、車体をグイと傾けてLTDの進路を左に。
そしてMORNING RIDEでも何度も走っている、お気に入りの快走農道を独り占めしてきました。
この道です。11kmを独り占めです。
回転を上げろ!
回転数が今まで4000回転縛りだったのを、5000回転まで解禁。
瞬間的には、5500回転くらいまでスロットルを開きます。それ以上は速度的に使えなかった(笑)
感想
あぁ、やはりLTDはだいぶ出力を絞られていたんだね。
最大トルクを7500回転で発揮する、この高回転エンジンは伊達じゃない。
「グオオオオオ!」というカワサキらしい吠えるような排気音と共に車体がグイグイ加速します。
今までよりも明らかに太い排気音。その迫力のせいか、同じ速度でも余計に速く感じました。
加速の質、そして伸びは400ccのときと明らかに違います。50ccでこんなに違うの?というくらい。5500回転位までスロットルを開くと、ポン!と速度が20km位上乗せされるような魔法がかかります。
今までの感覚でスロットルを開けていたら、あぶない、カーブでオーバースピードかまして膨らんでしまう。そんな感覚すら覚えました。
いや〜だいぶ速くなってるぞこのバイク。
絶対的なパワーは多分38馬力とか、行ってせいぜい40馬力程度だと思います。数字では全然大したことがない。でも加速感が本当に楽しいです。
語弊を承知で言えば、よりカワサキらしいマシンになっているような感じがしました。ガオンガオンという音を奏でてゴリゴリと加速する。ちょっと曲がりくいのを、無理やり曲げるたのしさ。そんな面白さが詰まったマシンになりました。
まだある伸びしろ
しかも現状400cc用のΦ32のCVキャブのままです。
海外仕様の440ccでは純正でΦ36のキャブを使っているので、セッティング的にはもっとパワーが出るはずです。
まだ伸びしろが有るのねこのマシン。
まとめ
ようやくボアアップ後の明確な違いを感じ取ることができました。
TRカンパニーさんの素晴らしい整備も相まって、とても快調に走れるマシンになりました。自分がメインとしている「高速道路にあまり乗らず下道で楽しむ」という楽しみ方に、ベストマッチしている車両ではないかと思います。高回転に叩き込んで走るほうが楽しいというのも、僕の好みに合ってとても良いです。
しばらくはこのまま乗り続けるつもりです。
長期的な目線で見たら、フルパワー化という新たな目標が出てきました。
これについても、まぁ焦らず時間を見つけてトライしていきたいと思います。
以上です。
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