
「そいぎ、このまえ佐賀さん、よめごとシャテば連いできゃーったはなしばしゅーかのまい」
って感じで実家では喋ってました。
嫁には苦労をかけました。
毎度のことながら、空港に降り立った途端、標準語話者の仮面を脱いで「ネイティブ佐賀弁スピーカー」になる自分。
現地人の会話は、全く何喋っているかわからなかったようですので。
今回、金土日の二泊三日で、故郷の佐賀に帰省しました。
初めて長男を連れての長距離移動。
結果的に、すごく良い旅行でした。
書きたいことは山のごとく有るのですが、幾つかテーマを絞って書いてみたいと思います。
5ヶ月の赤ん坊は飛行機に耐えられるのか?
レンタカー フ○ット の恐るべき実態
恐怖!赤子へのクレーム親父!
この3本建てで書きます。
(バイクブログですが、今回バイクの話は出ません)
5ヶ月の赤ん坊は飛行機に耐えられるのか?
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結論から言うと大丈夫でした。
長男はとても頑張りました。
春一番の影響を受けかなり揺れたのですが、ぐずるものの大泣きはせず、時折眠りながら2時間の飛行を耐えました。
離陸と同時に眠りにつく姿を見て、
「うーんこいつは大物だ。」
と嫁と二人で話していたのですが、ひょっとしたら加速Gに驚き、膝の上で気絶したのかもしれません。
佐賀空港名物の、酔を誘発するぐるぐる旋回アプローチも泣かずにクリア。
その代わり飛行中にうんこしました。
狭い機内トイレでおむつ交換する貴重な体験をしました。
テーブルが狭いので、壁に頭をゴンゴンぶつけながらの交換でした。やりづらいけど、出来ないことはない。
で、行き帰りであたりを見渡すと、結構赤ん坊いるんですよね。
2ヶ月位じゃないか?という小さな赤ちゃんもいました。
多少泣いたりする子もいたのですが、まぁある意味しょうがないかなと。
逆に1歳近くになって、ハイハイしまくるようになったら、落ち着かないくて大変かもしれません。
ある程度首が座って落ち着いているものの、自力で移動できない5ヶ月前後の子供が、乳児期の飛行機旅には適しているのかもしれないと思いました。
レンタカー フ○ット の恐るべき現実

空港に到着後。
現地での移動はレンタカーでした。
佐賀空港のレンタカー屋さんって、佐賀発着の旅券を提示すると、24時間1000円で車を借りれるという助成制度が有るんです(要事前電話予約)。
コンパクトカーなら、2泊3日でも、1万円でお釣りの野口英世が数枚来ます。

安くて便利なので帰省時はヘビーユースしているんですが、今回はマツダ・デミオに乗りたかったので、タイムズレンタカーにしたんです。
タイムズは旧マツダレンタカーなので、高い確率でデミオが来る!と踏んだわけです。

そしたら白いフィットが準備されていました。
愕然としましたね。これならニッポンレンタカーだろうがオリックスレンタカーでも良かっただろうと。
渋々ですが、新車おろし立て、300kmしか走っていないフィットに乗って走り出したんです。
めちゃめちゃ広いです。このくるま。
コンパクトカーとは思えない。
ラシーンなんかより全然広いし、スイフトとは比較にならない。

80リットルクラスのキャリーバッグを、横に寝せて2つ、立てれば4つは余裕で置ける広大な荷室。これがホンダが誇るセンタータンクレイアウトの威力なのね。
後席の足元は助手席を椅子一番後ろに下げても、まだまだ膝に余裕がある。

チャイルドシートつけても意に介さない広さ。むしろチャイルドシートの足元にリュックが置ける余裕すら有る。
「あれ、これステーションワゴンタイプのシャトルじゃないよね?」
って乗ってから思いました。乗る前ではなく、乗ってから車間違えたかな?って思った経験は初めてかもしれません。

http://autoc-one.jp/nenpi/1710883/
最廉価グレードなので、パワーソースは1300ccのCVT。
佐賀の空いた街を駆け抜けるには十分すぎる動力性能です。流れのいい郊外で50kmほど走り、19.4km/lでました(満タン法)。
2010年代のコンパクトカーなので、ラフな操作でも変な挙動はなし。当然ですが。
ブレーキも変な癖はなく普通。
(先日試乗したスイフトTURBOは、踏み初めの効きが強くややカックンブレーキでした)
この車凄いね。
売れているだけ有るわ。
- 「無難で安くて広くて、使い勝手がいい車がほしい」
- 「たまに長距離も走るし、安全考えたら軽は嫌」
って人には、
- フィット買っとけ!
- 変に新しい装置ついてない、壊れにくくて安いガソリンタイプな!
って言おうと、ぼんやりと思っていました。今回、それが確信に至ったドライビング体験でした。

ただディスるわけではないですが、
走りに関してはスイフトのほうがかっちりして好みだったり、内装の質感もスイフトやノートのほうが好みだったりします。
しかしながら驚異的なパッケージングにはぐうの音も出ず、「うーん広いねぇ~」と口にする自分に対し、
「広さだけが車じゃないじゃん」
と後席から呟く嫁。うん、そうだね。
改めていい嫁をもらったと思った次第です。
デミオはまた別の機会に乗ろう。
フィットはフィットで勉強になりました。
恐怖!赤子へのクレーム親父!
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n2163
さぁ、このクレーム親父、クレームババアなんですが、
いませんでした。
すみません、タイトルで嘘をつきました。
むしろめちゃいい人たちばかりでした。
- シャトルバスの席を譲ってくれるおばさん
- 「何ヶ月ですか?かわいいね」と語りかけてくれるご夫妻
- 機内でぐずる長男をみてにこやかに微笑む男性
- 横の席にいた大企業の部長格オーラをバキバキに出している人も、
「うるさくしてすみませんでした(_ _;)」
「ううん、大丈夫だよ♪」
とサラリと流してくれたり。
もちろん声に出さない不満を抱えていたり、“なんとかしろよ”って思っている人もいたでしょう。
ただ、自分たち家族に対して温かい対応をしてくれる人が本当に多かった。
予想していたよりも遥かに多かった。
これは驚くとともに、ありがたいなぁと感じました。
ここ数年「不寛容社会」なんて言われており、
こと育児関係・保育関係では、風当たりが強い情報が飛び交っています。
様々な不満や、やり場のない憤りがくすぶっているのも事実でしょうが、
そればかりではないんだと、
思いやりがある人も、不寛容な人以上にたくさん存在するんだということ。
実体験させていただきました。

http://free-images.gatag.net/tag/kitten
あと長男の人見知り皆無な、皆を幸せな顔にする「愛嬌ある振る舞い」にもかなり助けられた気がします。
初めて会う祖父母や妹夫婦、親戚。
結構怖がって泣き出して、母子ともにストレスを溜めてしまうことも有るようなのですが、顔を見て泣くことは皆無。
むしろ通りすがりの人にまで微笑みかけるほどの、驚異的なコミュニケーション能力を爆発させていました。
赤子の持つ圧倒的エネルギー
そして赤ちゃんに微笑みかけられたら、みんな同じように顔をクシャクシャにした笑顔になるんですね。
ホント不思議なくらい同じ顔。
https://ssl-ustat.amebame.com/exc/1363591205406/VcIfv.JPG?size=640
これ。この顔。
親父や90歳のじいちゃんまで、この顔をするとは思ってもいませんでした。
赤子が1人いるだけで、家が明るくなる
って話。本当でした。
無事子供が生まれ、家族にその姿を見せることができたのは、本当に嬉しいと感じた次第です。
まとめ
就職してから10年。
10回くらいは佐賀に帰っているとは思うのですが、その中でも一番良かった帰省でした。
これからも子供の顔は、両親・祖父母に、出来る限り見せていきたいと思います。
以上です。
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