足利市のライブハウス「大使館」さんで開催されるバイクイベント、ハーミットクラブにお邪魔してきました。
Twitterを中心に拡散されたイベントで、第1回が10月18日に開催されていました。
各所で投稿された写真見たら、ノンジャンルなバイクがたくさん集まっていて、「なにこれ面白そう」「次あったら参加してみたいなぁ」と思っていたんですね。
そしたら
第2回が2020年12月20日に開催される!
との投稿が公式アカウントから流れてきたので、事前に日程抑えて参加できるように動いていました。
なんとか行けそうです。
暖かくして向かいます。 https://t.co/7824ZSv8Lc— フジイミノル (@fujii_minoru) December 9, 2020
こんな感じで参加表明して。
そしたら前日にMORNING RIDEなどでお世話になっている、W2TTのHIDEAKIさんと、W1SAのKさんが「一緒に行きましょう!」ってお誘いしてくれて、一人旅ではなく3人旅となりました。
個人的に一人で走るのもいいけれど、何人かで走ったほうがより楽しいと感じる質なので、お誘いは本当に嬉しかったです。
当日朝
やっぱりこの季節はすんなり始動してくれないなぁ。。 pic.twitter.com/d5lwiFvT9y
— フジイミノル (@fujii_minoru) December 19, 2020
出発時間は朝7時半。多分マイナス2℃くらいでした。
これでも日が出ていたので多少気温は上がっているはずです。
でも痛いくらい寒い。
冷感始動対策として、こいつで前日からスノーモードでバッテリー充電し続けていたんですが、全然セルが回りません。
どうやら氷点下になると、ちゃんと充電してくれないのかもしれません。
結局バッテリー充電器を再度つないて、ブースターモードというコンセントから大電流を流すモード(バッテリーが痛む可能性あり)に切り替え、3分位充電してセルを回す、というのを繰り返して、10分くらいかけてなんとか始動させました。
やっとかかった!! pic.twitter.com/cV6Gu4210z
— フジイミノル (@fujii_minoru) December 19, 2020
10W-40だとオイルが本当に固いですね。この時期は。例年通り10W-30に変えるべきかもしれません。
またがった瞬間、バイクが全然沈み込まなくて、前後サスのオイルも硬化しているようでした。
ワイヤーやキャブのリンケージスプリングの油も完全に固まっていて、スロットルやクラッチもゴリゴリ作動する感じがしてすごく気持ちが悪かったです。
んで先月くらいから殆ど乗っていなかったのですが、エライ乗りにくい。
今日はなんだか全然バイクが倒れない、曲がらないなぁなんて思っていたら、
空気圧が前後とも100kPaくらいしか入っていなくて、既定値の半分でした。そりゃ曲がらんわ。
途中のガソリンスタンドに寄ったのは英断でした。
インターパーク集合
色々バタバタしたのですが、集合場所のコンビニにだいぶ余裕を持って到着し、皆さんを待ちます。
しばらくするといらっしゃいました。
カワサキ3台が集合。全部空冷2気筒。
ひとしきりご挨拶をした所で、出発しました。
今回のルートは完全にW2TTのHIDEAKIさん任せ。
MORNING RIDEはもちろん、それ以外のツーリングとかでも、自分がルートを決めて先導していくというパターンが非常に多かったんですね。
なので、「自分はよくわからないけれど前の人についていく」というスタイルが非常に久しぶりでした。
HIDEAKIさんも完全にベテランライダーなので、ウインカーの出し方とか減速のタイミングとかも非常に丁寧で、とてもついていきやすかったです。
巡航時の速度なんかも、後ろについていくという経験をすることで、どのくらいが快適なのかなぁという理解を深められてとても勉強になりました。
それからルートがとても良かったです。大きな国道などを通らず山間の道を選択していただいたので、信号のストップも少なく快適でした。東北道から見える、「あの下道どこから続いているんだろう?楽しそうだなぁ」と思っていたルートも走る事ができ、実際楽しい道だということも確認できました。
純正直管のサウンドを聞きながら、いろんなことに思索を巡らせつつ、野山をクルーズする時間は本当に心地よいものでした。
防寒対策
あと今回は自分の防寒対策を試すというのも裏テーマでした。
今回導入した電熱ベストが、価格以上の効果を発揮してくれました。下の記事に詳細なインプレを書いています。
これと防寒電熱手袋のおかげで、極寒の北関東でも快適に走れました。
グローブの記事はこちらに↓↓
会場到着
途中休憩含め、およそ2時間程度走って会場に到着しました。
到着と同時に写真を撮影していただきました。
結構嬉しかったです。
ハーミットクラブとは
MORNING RIDEにも以前からご参加していただいていた、マシヲさんが発起人となって開催されているイベントです。
会場となっている足利のライブハウス「大使館」さんのオーナーさんと懇意にされていて、会場を提供していただいているとのことでした。
コロナの影響でライブハウスの存続が難しい状態となっている中、なんとか応援したいという気持ち。
そして地元である足利市を盛り上げようと、企画されて開催されたイベントです。
ハーミットは、英語で「ヤドカリ」を意味します。
ステッカーにも、ハーフヘルメットを被ったヤドカリのイラストが書かれています。
あとHERMITには別の意味として「隠遁者(いんとんしゃ)」という意味合いもあって、「俗世間から離れている人、転じて修道士」といった使われ方もしているようです。
バイク乗りがそういった側面も持ち合わせている部分もあるよね、というような、1%er的なニュアンスも込められているのかなぁ~ と思っていました。
で、マシヲさんに挨拶をした時に面白い話を聞けまして、
大使館がある場所、そしてマシヲさんの地元が「仮宿町(かりやどちょう)」という地名で、
「そこの名前をもじったんですよ、ブリジストン的な」
というエピソードを聞かせてもらいました。
洒落が効いていて面白い、とても良いネーミングだと思いました。
私事ですが、最近地名とか由来を探って歴史を探訪するのに熱を上げている部分があって、この「借宿町」を調べてみたら、下記のようなサイトが見つかりました。
鎌倉時代に入る前のお話です。
西暦1108年の浅間山の噴火では、西上野から現在の太田市あたりまでの一帯が広く火山灰で覆われ、農地は壊滅的な打撃を蒙り、農民の流民化を引き起こしました。噴火は直接的被害ばかりではなく、様々な間接的な問題を生じさせます。耕作民(農民)の被災・流出による農業生産の低下、逆に被災者の流入先では、それに伴う諸問題が発生しています。源義国が伝領していた八幡荘周辺はそうした被災地の只中にありました。
※現在の前橋市で発掘される噴火堆積物の厚さは15cmにもなります。当時はそれに数倍する厚さの火山灰が田畑を覆っていたと考えられます。
一方、距離・風向き・地形等の理由からか足利の被害は比較的軽微であったようです。その結果、上野西部の被災者は当時の交通要路である東山道を通り東進し、その多くが足利に流入したと考えられます。(現在、足利の八幡町北西部には「借宿町」という地名が残されています。従来(現在も)この地名の由来は、源氏の軍勢が陣を張り、「仮の宿と」したからと言われていますが、被災民が仮の宿とした場所だから付いた名前という方が説得力が有るでしょう。)
こういった説が言われていました。
掘り下げてみたら、1000年くらい前の出来事に端を発する、歴史ある名前なのだなぁと一人でしみじみ感じていました。
会場の様子
イベントに話を戻しましょう。
大小様々なバイクが集まっていました。
全体的にSRが多かったのですが、ポツポツ面白いマシンも有りました。
ロードフォックス軍団。スリーター。
ジャイロやストリームは何度も見ましたが、こいつは初めて見ました。
3台も集まるとは。タイヤ超小さいのね。
ものすごく小回り効いて、バンバン白煙撒き散らしながら走っていました。
実に愉快です。
我らカワサキ3台組。
なんか撮影してもらっていました。
おおー、W2かぁ〜。珍しいなぁ。
このW1もきれいやなぁ。
この黒いのはLTDか?昔たまにZに混ざって走ってたな〜
なんて声が聞こえてました。
鹿沼のKさんも久しぶりにお会いすることができました。
ブログも読んでいただいていた様で、フロントフォークとかの話もさせていただきました。お元気そうで何より。
しかしヨンフォアめっちゃきれい。
様々な年式、カテゴリ、カスタムをされたSRが停まっていて、ひとつひとつ違いを見るのが面白かったです。
ど真ん中なカフェカスタム。
ぶっといタイヤ。スイングアームはノーマルかな?
ひと目で見てイエローさんのカスタムとわかるSR。
もこもこシートにステップウインカー、ペンキでベタ塗りした様なホイール。
テイスト炸裂してます。
dcさんのブラットスタイルのSR。お話したかったのですが、お会いできませんでした。
バレットウインカーが最高に素敵です。
忘れちゃいけないSさんのチョッパー。
朝まで勤務だったようですが、国道50号かっ飛ばして参戦られました。
綺麗さとコンディションはトップクラス。
ふと横を見たら、現行のYAMAHA YZF-R25。
こういうノージャンル感大好きです。
スズキのGR650がすげー珍しかったです。
カウルレス刀。
有名ブログ、無縁単車墓地群の喪主さんか?と思ったらナンバーが違いました。
フロントにエアスクープが搭載されているランブレッタ。
ガードにミラーにライトにシーシーバーに、どうやって取り付けられているんだろうと興味深かったです。
コンディションも良さそうでした。
此度のハーミットクラブではこちらのランブレッタが気になっちゃたぜ
エアスクープがすごい!かっこいいわね
ショックのつき方もいい感じ
ハイスーパーにもつけたらゴムだけよりいいんじゃね? pic.twitter.com/tcthAy2jcQ— 赤田造兵廠 (@kuuteisyozoku) December 20, 2020
WLAがやってきたり、
イエローさんのスポーツスターと、古いトライアンフ。
多分TR5とかかな?
どちらもかっこいいマシンでした。特にスポーツスターはいずれ乗ってみたいです。
あとスーパーセブンとPTクルーザー。
今の自分として気になったのは、PTの方。これかみさんが大好きな車で、欲しいほしいくださいと言っているので、とても興味深く見させてもらいました。
長いホイールベースとゆったりとしたデザインを堪能。黄色はホント珍しい気がしました。たまに見かけるのもシルバーが多いので。良い色です。
まさかのヴィンセント。
コメットは見た事があったけれど、ブラックシャドウを見たのは初めてでした。まさかこん場所で見られるなんて。
ピカピカに維持されている車体。
こんなでっかいエンジンがぶら下がるようにして固定されているのがすごいです。
ダブルドラムブレーキとか初めて見た。
ブレーキを作動させるためのリンク構造。
とんでもないバイクだ。
着目すべきポイントが多すぎて止まんないです。
ハーミットクラブでビンセント!
クランクケースごっつい!前後ツインドラム!リムまでお洒落!ガーターフォーク!リジッドっぽいソフテイルと言っていいのか判らないけどw
見所イッパイでした! pic.twitter.com/s9W3dvGETd— ちぐとはぐ (@tigu_to_hagu) December 20, 2020
生音も聞けました!#ハーミットクラブ#vincent #ヴィンセント pic.twitter.com/dlLf0xyTx6
— a7教授 (@a7professor) December 20, 2020
三船屋さんの紹介
ひとしきり見たあと、大使館から歩いて一分のところにある、三船屋さんに行きました。
ここはイベント主宰のマシヲさんのご実家で、たい焼きや羊羹、氷菓子を販売されている和菓子屋さんです。
早速一個いただきました。
あんこが甘すぎず上品な味わいでした。サクッとした心地よい食感。フードコートのたい焼きとは明らかに違う何か。そして旨さ。
リュックを背負ってこなかったのを後悔しました。もっと買って家で食べたかったです。
次回のイベントの際は、まず立ち寄ろうと思いました(笑)
美味しかったです。ごちそうさまでした。
まとめ
またコロナ騒動が大きくなりかけているタイミングですが、イベントを開催してくださって、本当にありがとうございました。
第2回<ハーミットクラブ大使館>
改めましてありがとうございました
ステキなクリスマスプレゼント
頂きました
地元紙 両毛新聞に掲載して頂きました
コロナ初期の風評被害から抜け出し
健全な場所という理解と音楽 表現の
場所の保護のご協力 感謝しますありがとうございます
メリークリスマス♪ pic.twitter.com/l93aTN73Cn— ハーミットクラブ (@Pl1lrjkIHAUVxxE) December 24, 2020
スタッフの皆様ありがとうございました!
また遊びに行きたいと思います!
以上です。
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