続きです。
-4℃ではオイル粘度の上昇のためか、セル始動できませんでした。
キックがあれば蹴りまくるんですが、 私のLTDはキック無しの年式です。
(キックについてはこちらの記事を参照下さい。)
残された手段は押しがけしかありません。
押しがけスタート
まずは、ニュートラルから1速に落として押し引き。
…動く。 よかった、クラッチは幸いなことに張り付いていませんでした。
前日軽く走って、ガソリン給油に行っていたのが功を奏したようです。 寒い日の前は前日始動必須ですね。
寒い時にいきなり激しい運動するのはあまり気乗りしなかったので、 肩を回して、3回くらい屈伸・伸脚。 決心を固めて走り出します。 やると決めたら思い切りが大事。
ダッタ、ダッタ、ダッタ、ダッタ、ダッタ、
スパッ!(クラッチを離す音)
ガコガコガコン! ズササーーーーーーッ!!
もう一回! ダッタ、ダッタ、ダッタ、ダッタ、ダッタ、
スパッ!!
ガコガコガコンボコン! ズササーーーーーーッ!!
15km/hくらいまで加速して、1速でやってもこのざまです。
この2回でだいぶ体力を消耗しました。 息があがります。ハンドルを押す親指の付け根が痛い。 気温はマイナス4℃にも関わらず、体は既にぽかぽかで、汗がにじみでてきました。。
決死の3回目にトライするも撃沈。
気づいたら近所のコンビニまで走っていました。 いい加減に疲れたぞこのやろう。。 でも、エンジンはガコガコとコンプレッションしているような音がしているので、 少なくともクランキングはしているはず。 だとすればオイルはある程度は攪拌されているだろう、と考えました。実際2回目と3回目は、ボコボコンっていう、 あとちょっとかなという惜しい音したし。 だめもとでやってみよう、 と思いセルを回しました。
かかりました。 ものすごく弱弱しい始動で、 コレを逃すな!とばかりにちょっとだけスロットルをあおって、 ソローっと息をつなぎました。
あぶねー。。 でもかかって良かったーーーー! できることは何でもトライしてみると、 意外とうまくいくもんだと思いました。やってみるもんですね。
すぐにまたがって、ほぼアイドル回転で人家が少ないところまで移動し、 2分くらい時々あおりながら暖気。 かかったからとはいえ、エンジンはちんちんに冷えきっているので、 ある程度アイドルが安定するまでの暖気は必須です。
エンジンが落ち着いてきたら、ソロリそろりと出発しました。
■走りながら思ったこと
走りながら、火花が弱いって事も有るから、 ポイントのギャップ調整や研磨もやっておけばよかったなと思いました。
「キャブクリーナーをプラグホールからぶち込む」
という技も併用すれば、 もう少し楽に始動できたかもしれないなぁと思いました。
低温でガソリンも気化しにくくなるので、混合気の状態が悪くなります。
そこで、低温でも気化しやすい揮発系の溶剤で、 なおかつエンジンやキャブのゴム部品を傷つけにくい成分のものを燃焼室に入れれば、 初爆が起こりやすくなります。 ベランダのケミカルBOXに置いてあったから、使えばよかったかもな。 そんなことを考えながら、集合場所の高根沢に向かったのでした。
もうこの時点で指の感覚はないです。
車があるなら
ジャンプしてエンジン始動する
って突っ込みは無し?(笑)
>MSRさん
お久しぶりです。
車でバッテリージャンプも考えたのですが…
知り合いのXS650乗りが、正しい手順でやったにも関わらず、レギュレーターをパンクさせたという前科が有りまして。。
以前旧車系の部品屋さんで、
「今の車とのバッテリージャンプは絶対やったらダメだよ」
的なことも言われていまして、
ちょっと抵抗があるんですよね。。。
ツッコミはごもっともだと思います。
むしろありがとうございますw
何年式だっけ?
自分のところは、82~84年式のバイクが色々ありまして
しょっちゅうジャンプしていますがパンクした事はないですね。
Z750Spectreに至っては
3回点火コイルがパンクしていますけどね(笑)
満充電した予備バッテリーを並列ジャンプも駄目かな?
>MSRさん
自分のは79か80年式です。
XSは76年とかそのへんなので、
電装系が弱いのかもしれません。
まぁ製造後30年も経過したら、
いつ寿命が来てもおかしくない部品ではあると思います。
>満充電した予備バッテリーを並列ジャンプも駄目かな?
この発想はなかったです。
確かにそれならダメージ少ないかもしれませんね。
記憶にとどめておきたいと思います。
ありがとうございます。