続きです。 その1はこちら。
現実は厳しかった。
1/5の朝5時。 早起きした自分はバッテリー充電器を駆動させ、 シャワーを浴びて冬装備に着替えました。
装備を着込んで着膨れた自分は、 バイクカバーを外してコックをPRIにして、キーをひねってセルを回します。
キュルン、 キュルン、 キュルン。。。
そんなバカな うそだぁ、あれだけしこたま充電したのに、 このえらく頼りないセルの音は何だ?
キュルン、 キュルン、 キュ・・・ …考えられる事は一つ。
エンジンオイルの低温による粘度増加
参照元:車FANさん
ウェットサンプのバイクは、 構造上クランクがオイルパンに入っているエンジンオイルを攪拌する仕組みで。 ただ零下になると、このオイルがめちゃくちゃ粘っこくなります。 粘り気が上がったオイルがクランクの回転を阻害し、 始動で想定している回転数までクランクが回らず、 エンジンの始動を妨げているのです。
ちなみにZ400LTDのサービスマニュアルを見ると、 10W40~20W50までの範囲が推奨オイルになっています。
自分の経験だと、20w50なんて入れたら夏でもまともに始動しなくなりました。 10w50でもいまいち調子が良くなかったので、 10w40がベストだと思っています。 それでも氷点下になると全然エンジンがかからなくなるんですよね。。
【実験】
オイル交換時に、余ったオイルをペットボトルに入れて蓋をし、 ジップロックに包んでから冷蔵庫に入れてみてください。 粘っこくなって、オイルによっては水あめみたいになるはずです。
そんなこんなで、 セルを回しても一考にかかる気配はせず、 むしろどんどん弱弱しくなっていきます。
キュルン キュルン …コレはいけない。
最悪エンジンをガスバーナーであぶり、 さらにはバッテリーを鍋で煮詰めねばならない。
そんな事が頭をよぎりました。
以前一度バッテリーは鍋で湯煎したことがあります。
バッテリー自体が放電しきっていなければ、結構電圧戻りますよ♪
まあそれは最後の手段。 その前にやれることがあります。
体力を使ってエンジンをかける業。
…押しがけ。 氷点下で押しがけかぁ。
やりたくねーーー。。。
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