2020年の1月4日に、日の出ツーリングを行いました。
振り返ってみたら、10回目となる日の出ツーリング。
なかなか波乱万丈で、思い出深く、忘れられないツーリングになりました。
起床してファミリーマートへ
朝5時起床。バッチリ目が覚めました。
そしてバッチリ氷点下です。若干空が白んでいますが、まだ寒い寒い。
バイクカバーが凍っています。路肩には5cm位の霜柱が立っていました。
LTDは前日からバッテリー充電器を繋ぎっぱなしだったのですが、初爆がなかなか起こらず苦労しました。やはりキックがほしいです。
それでも、この寒さで5分以内でエンジンスタートできたから合格点かな。
そしてファミリーマートに向かいます。
朝6時半集合だったのですが、間違って7時半と書いてしまっていて、大失敗しました。
前日に訂正ツイートを数回流し、参加していただけそうな方には直接連絡したりと、なんとか訂正しようと必死でした。
すみませんでした。
ファミマで集まったバイクと車
すでに2台のバイクが停まっていました。
手前のNinja1000。そして奥にあるBMW K75C。
会社の先輩のTさんと、絵本作家のたかのさんです(作品のリンク)。
手前のバイクは完全にGPzですが、改造キットを使ってNinjaがGPzになっていました。ここのお店のキット
「日の出ツーリングには間に合わせたいなぁ」
とおっしゃられていたのですが、なんとか間に合ったそうです。
あとで明るいときの詳細画像並べますが、めちゃ完成度高いです。
「ナンバー付きのバイク全部売っぱらっちゃったんだよね」
という言葉とともにV8エンジンで登場したのが、会社の同期Hくん。
ダッジのダコタスポーツです。
5.3LのV8エンジンが搭載されている割には、コンパクトな4駆のピックアップトラック。
オフロードバイク大好きな彼のトランポになっています。
窓という窓がバキバキに凍っていて、バイク始動させるより大変だったよ。
と言っていたことを物語る、樹木のような文様を見せるミラー。北関東というかほぼ南東北の入り口ですからね。高根沢町は。
出発
バイク3台+車1台。合計4人で6時半まで待ち、
「もう来ないね」
と合意して走り出しました。
市貝町の芝ざくら公園に向けて出発です。
千葉からいらっしゃった、たかのさん曰く、
「去年ほど寒くはなかった」
自分もそう感じた部分はありまして、冷たくてきついのですが、指がかじかんだりつま先が凍る様な、殺しに来る寒さではなかったように感じます。
靴下3枚履きとか、ヒートテックインナー+マイクロダウンベスト+ウインドブレーカーといった、防寒対策をしっかりしていたというのもあると思いますが。
ただ、フルフェイスヘルメットのシールドが凍ってしまい、全く機能しなくなったのが残念でした。
結局シールドを空けないとまともに走れない状態になってしまったんですよね。
・・・もはやジェットヘルメットのほうが良かったのかも。
トラブル発生
芝ざくら公園に向けて走っていると、トラブルが2つ発生しました。
1つ目は自分。
左側のサイドカバーが落下してしまいました。
バッテリー充電器を接続する際、充電用のカプラーを左カバー内に収めているのですが、
出発の際のはめ込みが甘かったようです。
走行中に外れてしまったにもかかわらず、割れたり、爪が折れたりすることもありませんでした。
ただMUNEさん謹製のカバーに、傷をつけてしまったのが心痛くて…。
ヘルメットに続き…。
コンパウンドでしっかり磨き込んで、できる限り補修したいと思います。
もう一つのトラブル
でもう一つが立て続けに起こったもので、
たかのさんのBMWが転回中に転んでしまいました。
ガードが付いていたのでエンジンは無事でしたが、ウインカーが割れてしまいました。
あとミラーやグリップガードにも傷が・・・。
これ、自分が落としたサイドカバーを拾うために引き返し、後ろのNinja1000のT先輩が拾ってくれたものを受け取って、さぁ戻ろう!と転回した際に起こりました。
ターンしようと右足を着いた所の路面が凍っていたようで、踏ん張りが効かず倒れてしまったとのこと。
幸いお体は無事でした。ウインカーレンズは、在庫をお持ちのようでそれで補修されるとのことでした。
(帰宅までは、破損したウインカーレンズを集めて、Hくんが持っていたビニールテープで簡易補修されていました。バッチリオレンジに光っていました)
これも自分がサイドカバーをしっかりはめ込んでおけば、起こらなかったんだよな。。
という悔しい思い出いっぱいです。
主催に関わらず、引っ掻き回して申し訳ありません。
芝ざくら公園に到着
そんなこともありながら、会場の芝ざくら公園に到着。
先客が2名+1名らっしゃいました。
一人目がW2TTのFさん。
クリスマス頃からインフルエンザにかかって体調不良だったそうで、
「車で参加します」
とおっしゃられていたのが、回復されたようで、
「バイクに乗らないと治らない」
とのことでW2で参加してくれました。ありがとうございます。
もうひとりが、会社の同期のKくん。
長男を連れての参加。
朝4時位から到着して、発電機を回しながら、石油ファンヒーターと電気ポットを使ったアクティブなスタイルで待ってくれていました。
ありがとうございます。
このあと一番奥にちょっとだけ写っている、KTM RC8がやってきました。
こちらも会社の同期のYくん。
都合バイクが5台。車2台が集まりました。
ご来光
雲ひとつない青空の中、朝7時過ぎに、八溝山地の山の端から朝日が昇りました。
きれいなご来光でした。
寒風で清められた体を、暖かく包んでくれるような、そんな感覚でした。
この感覚を味わうために、毎年寒い思いをして走ってきています。
手を合わせる心にも気持ちが入りました。
コーヒーを飲んだり、バイクについて色々歓談したり、人によっては走り回ったりしながらしばらく時間を過ごしました。
七時半くらいになったので、そろそろ神社の焚き火が燃えはじめているだろうと思い、出発することにしました。
ヘルメットのシールドやバイクのシートはバキバキに凍っています。まさに氷点下ですね。
安住神社へ到着
無事バイク5台が冬の山間道路を走り抜け、
バイク神社としてものすごい名前が知れ渡っている、安住神社に到着しました。
底筒男命・中筒男命・表筒男命をお祀りされていて、方位除けのご功徳があるということと、神主さんがバイク好きということから、バイク神社として広く活動されています。
神功皇后をお祀りされ、安産の神様としても有名です。
車で参加のKくん曰く、
「三が日に来ようとしたら、近寄れないくらい車が多かった」
「バイクもすごい数だった」
ということから、近隣のみならずかなり多数の参拝者を集めているようです。
まずはお参り。
相変わらずバイクのデコレーションがすごいです。朝8時前にも関わらず、かなりの参拝者がいらっしゃいました。
おみくじを引きました。種類が豊富です。
最大の目的の「火」です。
このドラム缶の火がライダーを救ってくれます。めちゃめちゃ暖かいです。助かります。
まるで生きているようですね。常に形を変えて、ずーっと見ていて飽きません。
自分も子供と一緒に、バーベキューコンロを使って火を焚いて見つめていたくなりました。
もう一つ、穴を掘った形のお焚き場があります。
ここは火をつけたばかり。なのですが、お爺さんが巨木を中心において枝を組み上げながら、火を大きくしていくさまを見ることができました。
杉の葉を着火剤にして、細い木の枝、割った杉の木などを次々に組み上げて行きました。空気が入るように隙間を開けて、計算しながらやられているのですが、ずーっと素手です。
明らかに炎が手に触れているように見えるのですが、お構いなしにどんどん木をくべていきます。ちょっとバランスが悪くなったときは、火がついた杉の枝を直接握って別の場所にふりかけたりしていました。
職人技です。伝統芸能です。すごいものを見せてもらいました。
一通り温まって歓談し、良い時間になったので引き上げです。
この時になるとかなり日が昇っていて、日の出前とは全然感覚が違いました。
気温の上がり方はさほどではないと思うのですが、日差しの力はやはり素晴らしく、体感気温が全然違います。
マクドナルドへ移動
もともとガストやジョイフルでモーニング、というのがこの日の出ツーの定番だったのですが、今回はマクドナルドです。
Kくんの長男が朝マックのハッシュポテトが大好きなようで、それを食べに来ました。
ここ数年だいぶマクドナルドが業績回復してきたようですが、店内がとてもきれいなのが大きいのかなぁと思っています。
歓談スペースとしては申し分ないです。
- 自分のバイクのこと
- バイクの売り買い
- こんな家があったらいいな
- SHOEIから新しいレトロヘルメットが出ること(プロモーションビデオ)
- 電熱ベストのこと
- 車の整備のこと
- ベアリングプーラーを買ったらベアリングを引き抜きまくりたくなること
いろんな事を話しました。楽しい時間でした。
解散とまとめ
ひとしきり喋って、9時半頃に解散しました。
参加してくださったみなさんありがとうございました。
この日の出ツーリング、最初は会社の同期たちが集まって、
「日の出暴走やろうぜww」
という冗談半分なノリで始めたのがきっかけです。
寒い中走ってわざわざ日の出を見に行く。それだけなのに、何故かそれが楽しかったなぁという記憶が残っています。
年月が経過して、当時一緒に走っていた同期たちも会社を辞めてしまったり、家族ができたりして、なかなか集まれる人数も少なくなってきました。
数年前からこのBLOGを通して広く告知をかけて、色んな人に集まってもらえるようになりました。
形を変えながらもこのイベントを、10回も続けることができているのは、本当にありがたいことだなと思います。
続けていかないとわからないもの、初めて得られる気持ちを感じさせていただき、本当に感謝しています。
今回は自分の不注意から、大切なカバーを傷つけたり、バイクを転倒させてしまう遠因を作ってしまったので、そこは本気で反省しています。
あれだけで済んだのは不幸中の幸いでした。大きな事故が起こらないように、気を引き締めるための気付きだと思って、今後に活かしたいと思います。
来年もこのイベントは続けていきたいと思います。
そして、MORNING RIDEやMORNING DRIVEも継続開催して、モーターカルチャーを楽しくする機会を作っていければと思います。
ありがとうございました。
今後もよろしくお願い致します。
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