■だいぶ遅くなりましたが、インプレッションです。
SRはめちゃくちゃ優等生でした。予想したよりもはるかに。
■写真は納車時に社長にワックスがけをしてもらったSR。
オイル交換はモチロンのこと、ステムやホイールなど各部ベアリングのグリスアップ、 前後ブレーキの分解清掃、タイヤ交換、フォークオイル交換までやって頂きました。 さすがの安心整備です。
ナンバーステーもサービスで付けていただきました。 安心のナイロンナット固定。
すぐ買おうと思っていたので嬉しかったです。
<ファーストインプレッション>
インプレッションに入ります。
※比較対象がZ400LTDという、全くもって誰得な記事になってしまってるんですが、 しょうがないのでこのまま進めます。
所感
■走ってまず感じたのが軽い事です。
Z400LTDは180kg程度で、SR400は160kg弱。一声20kgくらいの差があります。 36馬力のLTDに対して27馬力のSR400でも、80km/hくらいまでの加速は大差ない感じ。 エンジン特性とかも有るでしょうが、なにより軽いって凄いことなんですね。
フロントホイールは18インチで、ヒラヒラ走れます。 あとLTDに乗ってた感じで操作すると、予想以上の挙動を示すことがあるので、 いままで雑に乗ってたんだと反省です。
Photo by F川
SRに乗った後LTDに乗ると、入力に対する反応が1テンポ遅れる印象を受けます。 明確に遅れるわけではないんですが、なんかヌルッと反応する感じ。
車重が重く、前後が19-16インチという所謂アメリカンなディメンジョンは、車両の安定メインの設計なんでしょう。SRは横風に簡単にあおられてしまうのが難点といえば難点かな? 乗り比べて分かることは多いです。
<高速性能>
■TRカンパニーから宇都宮まで走ってくるのに高速道路を使ったんですが、 予想していたよりもはるかに振動を感じないのが一番びっくりしました。
シングルだから途中ギクシャクしたり吹け上がりが遅いのかなぁ?とか思っていたら、 気持ちよく吹け上がって100km/hくらいまでは息つき無しで加速できました。 何だろう?ポイント点火とCDI点火の違い? 最高速は100km/hで一旦頭打ちになって、そこからギア落として引っ張っていけば瞬間140km/hくらいまでは出そそうです。頑張って120km/h巡航がギリギリでしょうか。
翻ってのLTDは、120km/h巡航が楽にできるくらいのエンジン性能ですが、 いかんせんジッターがひどくてねえ。。
発生する振動が完全に手足をしびれさせてしまう キツイ”ビリビリ”なので、長く走ると疲れてしまいます。 高速走行時のSRの振動は、パルシブな鼓動感が減ってしまうものの、 雑味のある”バイブレーション”ではありませんでした。コレが本当に意外です。 多少前傾なんで風も受けないので、同じ100km/hで走り続けるなら、 正直SRの方がLTDより高速移動は楽かもしれません。
<街乗り>
街乗りでの加速感は個人的には不足は感じませんでした。
柔らかい鼓動感を感じながら、のんびりとトコトコ走れる不思議な感覚を抱かせてくれます。 ミラーが振動で使い物にならなくなるんじゃ? という不安は杞憂に終わり、全域でミラーは機能しています。 柄が太いのが効いている気がします。 あと街乗りとはチョット違うのですが、現代車の始動性は最高(笑)
コールドスタートでも、一度かかってしまえばアイドルがめちゃめちゃ安定しています。 LTDは始動毎にチョークが必須で、ある程度暖気 or 3000rpm以下に制限してノロノロの暖気走行を十分に行う必要があるのに。基礎設計は同じ時期のはずなのになぁ。 始動性の良さはほんとうに羨ましいです。
ASウオタニあたりのコイルキットを使って、ポイントからセミトラ点火にしてしまおうかな(苦笑
<総評>
SRは古風なルックスと旧車よりのエンジンフィール、 更に始動性や安定性などは現代車のクオリティを併せ持つ稀有なバイクです。 400ccでもしばらく楽しめそうなので、エンジンに手を入れるのも少し待って、 ストック状態で走り続けたいと思います。
夏休みの間はこっちにいて、 余り遠出はできないものの軽く走りに行きたいと思っているので、 もし都合が付く方はお声をかけて下さい~。
以上です。
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