「珈琲司ゆだ屋」さんとして、大田原市の佐久山を拠点に活動されていた湯田さん。
この度、大田原市の中心部にカフェをオープンされました。
名前は「wabisuke(わびすけ)」さん。
今回お友達のHideakiさんのW2TTと、KさんのW1SAと、私のZ400LTDの3台でツーリングがてらお邪魔してきました。
お店に到着
高根沢町のコンビニに集合し、45分ほど走って到着しました。
郊外のバイパスとして機能している、国道400号線から内側へ市役所方面に走った、大田原市の中心部にほど近い場所にお店はあります。
比較的小さな店舗ですが、駐車場は2箇所あり、車が3~4台程度駐車できそうでした。
お店の中は、湯田さんの世界観に彩られていました。
大きな黒板にはこだわりのメニューが。
お店の華。とても大きなエスプレッソマシーン。
そして窓の向こうの紅葉は、今まさに新緑の様相を呈し、とても美しい景色となっていました。
また右のトレーはリアルなシルバーで、100年近く前のアンティーク品とのこと。
アイアン製のシャンデリア
額に収められた紙は、不思議の国のアリスの一節です。実は湯田さんお手製。
アッと驚く手法で作られていました。
キャッシュレジスターは、昔は薬が入っていたような木箱。味わいがあります。
レジの前には湯田さんおすすめのドリッパーなどが陳列されていました。
珈琲をいただく
ひとしきりお店を見せてもらったあと、珈琲をいただきました。
以前から僕が気に入っていた、「旅ノヒト」というオリジナルブレンドコーヒーを淹れてもらいました。
相変わらず、とても美味しいコーヒーでした。
自分も豆を購入して何度も自分で淹れているのですが、この味が出せません。一体動やったら、こんなに雑味や粗さがきれいに消え去った、澄んだ珈琲になるのかが不思議でなりません。道具や、技術だけじゃないような気がしてるんですよね。心持ちというか、向き合い方の違いなのかなぁ。
コップ一杯の珈琲を、飲み干すのが惜しい。もっとこれを感じていたい。
そんな気持ちになった一杯でした。
あと一緒に頼んだロールケーキ。これもとても美味しかったです。珈琲ととても良く逢いました。
WabiSukeの世界観
僕の勝手な想像だったのですが、湯田さんのお店ということで、もっと様々な小物がたくさん置いてあって、それぞれに細かく意味づけされたものが散りばめられているような、そういうお店をイメージしていたんです。
ですが実際は全く違いました。最小限のもので、湯田さんの世界観を丁寧に構築されているのがとても印象的でした。自分が想像していた数と比べ、1/4以下のといったところです。
それでもお店全体から湯田さんのカラーがしっかり見て取れて、しっかりと調和しているところが流石だなぁと感じました。
珈琲のように、余計なものが存在しないきれいな空間でした。時間をかけて、必要なものだけ残し、後は削ぐ、という工程を何度も経られたんじゃないかと思います。
珈琲のエネルギー
ここからは自分事になってしまうんですが、お邪魔した日曜日は風邪をひいていたんですね。
特に金曜日はひどいものでした。会社で机に軽く突っ伏してしまうような、そんなフラフラした状態。
「湯田さんのところ行けるのかなぁ・・・?」
とかなり不安でした。結果的にバイクに乗れるくらいまでは回復していたんですが、それでもちょっと不安。
ですが湯田さんの森ノヒトを飲んで、バキバキッと体にエネルギーが注ぎ込まれたような感覚を得て、そこからものすごく体が軽くなりました。
不思議な感覚でした。
さっき自分が入れた珈琲との違いを話した部分で、
「心持ちというか、向き合い方の違いなのかなぁ。」
なんてことを書いたのですが、やはりそういった部分がエネルギーの様なものとなって、自分に注ぎ込まれたんじゃないかと感じました。
まぁそういったもの、信じる信じないは色々有ると思いますが、事実自分の風邪の症状はぐっと和らいで、とても元気になったんです。
体が元気になる力、分けてもらったような気がしました。
湯田さんの一つの集大成
幸いなことに自分は、前身の「ゆだ屋さん」の立ち上げをされた時期から、湯田さんの活動を近くから遠くから眺めさせてもらっていました。
HPの立ち上げの頃から、焙煎機を導入して様々な試行錯誤をされていたりとか、一歩一歩、地道な努力を積み重ねられている様子がひしひしと伝わってきました。
その結果、栃木県各地のマルシェに出店しては多数のお客さんを集客。固定ファンも多数ついた、人気店になられました。
そして活動の場を広げられて、東京などでも活動されるまでになりました。
湯田さんの背中から感じたもの
今回お店を開くということは、ものすごい決断だったと思います。
やりたいという気持ちは内で燃え上がり、その反面様々な不安とか葛藤もあったと思います。
そんな訳あってか、カウンターの向こうに立つ湯田さんの姿が、これまでと全く違って見えました。発するオーラが全然違って見えて。
文字にすると「覚悟」でしょうか。
凛とした、強い力を湯田さんから感じました。
その生真面目さと、バイクや車のこと等を話す際の屈託のない笑顔が、湯田さんの魅力なのだろうと思います。
まとめ
月並みな表現ですが、自分のお友達が新しくお店を開くというのは、とても嬉しいです。
心底応援したい気持ちでいっぱいです。
お店は常連さんやファンの方、たまたま通りかかったおばさま方など、文字通り老若男女問わず賑わっていました。
また遊びに行きます。ツーリングもそうですし、家族でも遊びに行きますね。
その時は、また美味しいコーヒーを飲ませてください。
そしてこのBLOGを読んでくださった方も、ぜひ大田原市のWabiSukeさんに行ってみてください。よろしくおねがいします。
【お問い合わせ先】
〒324-0041 栃木県大田原市本町1-2691
TEL: 050-3579-0221
以上です。
はじめまして。突然のコメント失礼します。
私は大田原在住で、最近近くに「wabisuke」というお店ができて、気になったので調べていたらこちらのページを見つけました。
お店の説明や写真を見て、ぜひ行ってみたいと思い、とても参考になりました。
ただ、Googleマップが栃木市になってるので、何かの間違いかなと…
今後またこのページを見て、お店へ行きたいと思った方が間違えてしまわないように、と思い、コメントさせていただきました。ご確認お願いします。
はじめまして。
Google Mapの指摘をいただきましてありがとうございます。
自分も先程確認しまして、「あれ!?」と思いました。調べたところ、そもそものGoogleの地図情報が間違っているようでしたので、修正申請を申し立てました。
暫くしたら、正しい情報に修正されるかと思います。
ありがとうございました。