エキセントリックさと優しさが同居 ロイヤルエンフィールド 544カスタム

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ロイヤルエンフィールド。
 
ストリートカルチャーに浸かっているライダー、その中でも旧車が好きな方においては、エンフィに乗っている・興味があるという人が多数いらっしゃるのではないでしょうか。
 
ここ数年ぐっと知名度が上がったとはいえ、ロイヤルエンフィールドは世界中を見ても稀有な存在であることには変わりありません。

 

https://ameblo.jp/gotoya-m-w/entry-12059570168.html

10年ほど前に生産終了したアイアンエンジンのモデルは、50年以上基本設計が変わっていない、いわゆる「生きた化石的なバイク」として、多くの愛好家を生んでいました。

 

 
今回はその中でも、「かなり有名な、知名度がある一台」ではなかろうか、という車両車両を紹介します。

Kさんの544ccのロイヤルエンフィールドです。
 

 

久しぶりの対面

Kさんも、別の記事で紹介しているOさんのXS650と同じく、自分のZ400LTDのオーバーホール&ボアアップの引き取りに合わせ、わざわざ会いに来てくださいました。

お会いしたのは5年ぶり、いやそれ以上振りかも知れません。

今回は奥さんのIさん一緒。久しぶりのタンデムだったそうです。

 

ANTIQUESCAFE-blogtop.jpg
 
話がそれますが、アンティークスカフェのクリスマスパーティーに、今のかみさんと一緒にお邪魔したことがありました。もう6年前かそこらの話になると思います。
 
クリスマスのスペシャルメニューが並ぶ中、当時メニューに有った「うどんが食べたいなぁ」と話していたら、オーナーのRYUJIさんが、パーティーの忙しい中ご厚意で作ってくれたんです。

 
それが本当に、もう本当においしくてですね。

 
二人で割り箸片手にうどんをつつき、圧力鍋で煮込まれた肉を引きちぎり、無心で汁をすすっていたんですよ。

「おいしいね、おいしいねぇ」

なんて言いながら。

 
それが余程のがっつきっぷりだったようで、
 
Iさん「やばい、めっちゃうどん食ってるwwww」
 

と言われたことを凄く覚えています。
 
傍から見たらどんな様だったのかね〜。 まぁ面白かったのならそれでOKですw

 
いや、しかしおいしかった。

Iさんの言葉と、うどんの美味しさがリンクして、脳裏に焼き付いて離れません。
 
 

 

フルカスタム 3rd Edition

さて話を戻し、Kさんのエンフィールドの紹介です。

このマシン、狂気的な垂れ角の逆付けハンドルが有名なスペシャル車両でした。

1stエディションと2ndエディションがあり、現在は3仕様目になります。

制作されたStupid Crownの紹介ページがこちらです↓↓

 

https://www.stupidcrown.com/royalenfield2

特に2ndはカフェレーサーにチョッパーカスタムの文化を取り入れた仕様となっています。

コフィンタンクが逆付き装着とか、リアフェンダーをフロントフェンダーに使うとか、、、

「常軌」という言葉を車体から見付けづらい、まさにエキセントリックなバイクになっていました。

「尖ったバイクってどんなのですか?」

という質問が来た時に、この車両をまず挙げておけば間違いないだろう、という最右翼の車両です。

 

 

ただこのエンフィ、先日不幸にも事故されてしまったんです。

結果、エンフィの車体にもかなりダメージを受けたようです。

ご自身の体の回復と合わせて、エンフィもこつこつと修復を進められ、行動復帰と相成った、というストーリーを持つ車両。

 

それで出来上がったのが、今回の3rd EDITIONのようです。

 

 

復帰の過程で、尖った部分がかなり丸くなっていました。マシンとしてのキャラクターもそうだし、物理的にもそう。

鉄板を溶接して作られたカクカクしたコフィンタンクも、純正の丸いタンクに変わっています(現在コフィンタンクを修復中とのこと)

ナイフのような鋭さと角度で見るものを圧倒していたセパレートハンドルも、幅広のワイドハンドルに代わっています。

「以前のと比べて、誰でも乗れるようにしたんだよね~」

とはKさんの談。

 

あくまでも個人的な感覚ですが、、、

2ndまでのエンフィがKさんの内面的部分、とくに衝動的と言うか、鋭利な部分を表現していた車両のように思えるんですね。

そして今のエンフィの仕様は、Kさんの明るさとか楽しさを表現した車両の様に感じられました。

どちらもKさんらしさを感じました。

 

 

詳細を見ていきます。

 

ドラムブレーキ

事故を受けて制動力は強化しておこうというKさんの意思を受け、エアスクープ付きのツーリーディングドラムを採用。

車種を失念してしまったんですが、BSAだかアリエルだかの、英車用のブレーキを無理して取り付けたんだ~ とおっしゃっていました。

まぁ軽くお話しされていたんですが、その裏には構想から微細な調整とか、段取とかがたくさん積み上げれられて、いろんな流れを経てこの形になったんだろうなぁ。。。という凄みが容易に感じられます。

 

エンジンガード

以前の車両からは信じられないパーツ。

なんかインド品質だぜ!という誇らしげなステッカーがついていました。ポンつけできたのか聞いてみたいです(悪意

 

バッテリーカバー

ハート型にドリルドされたバッテリーカバー。

うん、すごいの一言。手間とデザイン性とクオリティと。

 

 

テール周りは以前と同じかなぁと思っていんたんですが、ブラックペイントにゴールドラインが入っていました。

しっかりLEDのナンバー灯も装着されています。

 

 

写真撮影し忘れたんですが、メーターがモトガジェット製でした。高級品だ。。

ぐるぐる見回してみて、ずーっと喋れそうなバイクです。

 

驚きの試乗体験

そしてこのバイク乗せてもらえたんです。

Kさんから「乗っていいよー」と声をかけてもらいました。

最初は少し日和ってしまって遠慮してたんですが、「いやいや乗りなよー」と押してくれたので、お言葉に甘えて乗らせてもらいました。

 

 

結果乗せてもらってとても良かった。

すごく面白いバイクでした。

 

500cc以上の排気量を誇るビッグシングルなので、タンタンタン!とリズミカルかつ力強い加速を見せます。

個人的に驚いたのは、エンジンの回転の上がり方が速く、スポーティな雰囲気すら感じたことです。

自分が想像していた、500ccのエンフィールドとはまるで印象が違いました。

 

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F川さんのバレット500(↑の奥の車両)に乗せてもらった時のイメージは、だいぶ牧歌的な乗り心地でした。

ストールとは無縁な感覚さえ感じられる、極めて豊かな低速トルクがすごく印象に残っています。

 

Kさんのエンフィは全然乗り味が別物なんです。

Kさんにお話したら、「元が350ccで腰下がそのままだから、その影響があるんじゃないかな」と答えてくれました。

なるほど、クランクマスが軽量なのか。それがビックボア化に伴い必然的にショートストロークになるから、より回転が鋭く駆け上がるんですね。

試乗時は瞬間的に最高60km/hしか出せない渋滞続きの道路事情だったんですが、タイヤがどんどん地面を蹴って進むので、5速のうち3速までしか使えませんでした。速さの片鱗はしっかり感じ取れましたね。

 

そして吹け上がりの雑味のなさから、しっかり組み上げられて、メンテされているんだなぁと感じました。

 

右シフト&上下逆シフト

昔の英国をルーツにした車両アルアルですが、シフトが上下左右逆です。

 

頭で理解していても体はクセがついていて、2回ほど混乱しました。

アレ?ギアが上がらない?抜けた?

あ、そうか踏み込むんだ! 的な。

でもおかげで、一速の守備範囲の広さも体感できました。

一速のまま少し大きめにスロットルを開いても、かなり速度が伸びていくというね。びっくりです。

 

あと全体的に見たら極めて乗りやすいバイクでした。

バックステップもそんなに無理なポジションじゃないし、ハンドルポジションも素直。

旋回も素直にできて、やっぱりバイクって乗ってみないとわからないもんだなぁと感じさせられました。

 

 

まとめ

見送りに来ていただき、試乗までさせていただいてありがとうございました。

 

ここからもどんどん進化していくマシンなのだろうなぁと思っているので、変化を楽しみにしています。

また一緒に走りましょう!

 

ありがとうございました。

 

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