夏が終わって秋が来ると、バイクシーズン本番となります。
夏がバイクシーズンだ!と考えられる方も多いと思いますが、 個人的には秋こそがバイクシーズンだと思っています。
暑いと体力を大変消耗しますし、バイクにとってもよくありません。特に空冷の旧いバイクに関しては、真夏の高温環境での連続走行は、結構致命的なダメージになったりします。
なので、自分は夏よりも涼しくなった秋こそがバイクシーズン本番だと捉えています。
あと秋は夏に比べてバイクウェアが選びやすいのも魅力です。
いかに暑さを逃して、日焼けを防ぎ、スタイリッシュさを崩さず、できればプロテクションも… といろんなことを考えなければならなりません。
それが秋口から晩秋にかけては、副選びの幅が広がってとても楽しくライディング出来ます。
![dsc08756](https://www.z400ltd.net/wp-content/uploads/2016/10/DSC08756-600x450.jpg)
今回は、秋にバイクに乗る際に使える、バイクウェアについてまとめてみます。
とくに本ブログのコンセプトに合わせて、旧車などのレトロなバイクに似合う、スタイリッシュな装いをチョイスしてます。
ジャケット
ライダー専用ジャケットでしたら、かなり色々あります。
デニム生地や化繊など、ラインナップも豊富です。
比較的スタイリッシュなウェアを展開されているブランドを中心に見て行きます。
KOMINEさん
ライディングギアの老舗。安価で高品質、なおかつライダー目線に寄り添った商品開発で定評のあるコミネさん。
定番となっている商品ですが、耐擦過性のある素材を全面に使ったマウンテンパーカースタイルで、春秋に最適な防風素材になります。
デザインも現行スポーツ寄りながらも、ヘルメットなどを上手に選べばレトロバイクや旧車などにも似合う作りになっていると思います。
迷ったときの定番ギアとしておすすめです。
クシタニさん
モーターサイクルウェアのハイブランドの一つ、クシタニさん。
カラーリングや装飾などが落ち着いているため、バイクバイクしていないですね。
そんな中でも、袖が少し長くてライディング時に手首が見えづらかったり、背中のアクションプリーツなどを使って肩関節の可動部を広げたり、ライディングを意識した作りになっています。別売りですがプロテクターも付きます。
フロントジップを開けて、中からシャツやTシャツが見えているスタイルだったら、バイクを降りても観光や飲食店に溶け込めそうです。
ヒョウドウさん
もう一つのハイブランド、HYODさん。
こちらの商品はプロテクションも充実。スタイルも細身で綺麗です。
結構ガチよりのHYODさんのラインナップの中では、最もカジュアル寄りです。
![](https://www.z400ltd.net/wp-content/uploads/2017/07/HRZ910_sub05_LL.jpg)
とくにヒョウドウさんは、独自でライセンスを結んでいるd3oという素材があります。
衝撃時のみ硬化する軟質プロテクターを装備。普段はぐにゃぐにゃした素材ですが、いざという時にチカラを発揮します。
もう登場から10年近く経過し、かなり広まったこともあり安価になってきました。ハードプロテクター付き特有のごわつきも少なく、ジャケットのラインが綺麗になります。
価格もこの手のウェアとしては手頃なのと、プロテクションとルックスを両立しているいい商品だと感じました。
レザージャケットをみてみよう
![](https://www.z400ltd.net/wp-content/uploads/2017/07/1447740_s.jpg)
あと旧車やレトロデザイン、クルーザーなどに乗られている方は、ぜひレザーを試してほしいと思っています。
革の装いは、ライダーにとって永遠のあこがれで、一つのシンボル、象徴のようなものです。
トラッドな国産旧車にももちろん似合いますし、カフェレーサーなどの英車系、チョッパーやボバーなどのスタイルにもマッチします。現行車両で使っても違和感は少なく、万能選手です。
革質にもよりますが、極端に薄かったり柔らかかったりするものでなければ、プロテクション性能も素材自体が持っています。
低速での転倒や接触などは、「レザージャケットを着ていたからなんとも無かった」という声も結構聞きました。
レザージャケットは、丁寧に使えば10年どころか一生に近いくらい着れる耐久材です。
若干のトレンドの変遷はあれど、トラディショナルなスタイルを貫いているジャケットなので、一気に陳腐化してしまうことはほぼありません。
価格は安価とは言えませんが、色あせや素材劣化、デザインの陳腐化で2〜3年で着れなくなると比較して、長い目で見たり、着用する充足感を考えたら、むしろ安いかもしれません。
格安なレザージャケットもあります。2万円でお釣りが来る値段です。
コミネさんからも、比較的廉価なレザージャケットが販売されています。
パッド付きで、デザインも比較的良いです。
この値段とデザイン、そしてプロテクションが装備している状態で3万円というプライスは本当にお値打ちだと思います。
比較的安価な品・組み合わせを考えてみる
![](https://www.z400ltd.net/wp-content/uploads/2017/07/low_price1600-600x600.png)
これまで紹介してきたのは結構値段が張るもの。
高い品ばかりではなく、廉価な品や組み合わせ技も紹介しておきます。
これを考えるのが結構楽しかったりするんですよね。
コミネさんの商品
お値打ちなバイク用品で有名なコミネさん。
ここ数年、かなりスタイリッシュなデザインで攻めてきています。Amazonランキングでも常に上位に食い込んでいますね。
上記は1万円代前半と非常に安価。素材自体も防弾チョッキで使われている、ケブラー材を使ったデニムジャケットです。肩と肘にソフトパットが標準装備されています。
プロテクターのゴツさも最低限で、街中でも違和感は薄めです。
背中と胸のプロテクションが無いので、インナーベストなどでプロテクションを強化するのもいいでしょう。
たとえばヒョウドウさんから、d3oとソフトパッドを併用したベストが販売されています。胸が分割式ソフトパッドで、背中がd3o。取り外して洗浄もできます。
これは市販のベストの中でもかなり薄手で、柔軟性があります。ベストを着用した際のゴワつきを、かなり抑えられます。
ただちょっと高いんですよね・・・・。
ジャケット☓インナープロテクターという考え方
![](https://www.z400ltd.net/wp-content/uploads/2016/08/IMG_0814.jpg)
もし普段使いとの併用も考えるのであれば、市販のGジャン・デニムシャツ・マウンテンパーカーと、先に紹介したベストのようなインナープロテクターの併用もおすすめです。
Gジャン自体は安価なものだと、アウトレット価格で5000円くらいからありますね。
マウンテンパーカーも最近良質で安価なものが出回っています。
コレは完全に普段使いもカバーできる商品です。トラッドなバイクにはうってつけだと思います。
肘のプロテクションが不安な場合は、直接肌につけても大丈夫な、RSタイチさんのソフトプロテクターなどがおすすめです。コレは本当に違和感がありません。
ちなみに、柔らかいジャケットだと風でバタつ来ます。
これって長期間走ると、細かな平手打ちを連発されているような状態となり、結構体力を奪われます。
疲れは事故のもと。ジャケットは硬めの生地のほうが、転倒時の擦り傷保護と、バタつきによる疲労軽減のダブルで安全です。
ボトムス
![](https://www.z400ltd.net/wp-content/uploads/2017/07/denim.jpg)
http://www.hyod-products.com/tokyo/2015/02/hyod-1.html
ボトムスは普段からジーンズを履いている人も多いと思いますので、そちらを使うのがいいですね。
今回はそれに加えて、バイク用に特化したボトムスを紹介したいと思います。
バイク用デニム
バイク用として、擦れ等に強い素材を使ったジーンズが流通しています。
HYODさんはスポーツデニムとしてラインナップ。
は耐擦過性というよりも、ライディング時の履き心地とシルエット、インナー素材で蒸れを防止したり、別のアプローチからバイク乗りに向けて訴えかけたデニムになっています(公式HP)。
d3o素材の膝パッドが入っているので、その分若干高価です。
他にもダメージ加工されていたりと、かなりたくさん有ります。
コミネさん
コミネさんからも、似たようなコンセプトの商品が出てますね。
こちらはケブラーを採用し、耐擦過性を向上させたもの。
有名なZYLONと同程度か、少し安価です。非常に評価が高いですね。普段履きでコミネマンになれます。
ヘビーオンスジーンズ
![](https://www.z400ltd.net/wp-content/uploads/2017/07/4695264_s.jpg)
あとはアメカジスタイルで人気な、ヘビーオンスジーンズもおすすめです。
すごくざっくりいうと、普通のジーンズで使っているものより糸が太く、すんごい硬いのが特徴。耐久性がものすごく高いです。これで転倒時の擦れからプロテクションします。
この手のジーンズのいいところは、ブランド力が非常に高い事。
![](https://www.z400ltd.net/wp-content/uploads/2017/07/mero.jpg)
数年着倒して色落ちや若干ヘタリが出た商品でも、メルカリなどのフリマアプリで値段がつくというところですね。
自分も昔使っていたアイアンハートが、サイズアウトしたので売りに出したことがあります。
正直結構ボロオロで、捨てるよりマシかと思ったいたら、5000円くらいになって驚きました。
バイク乗りだけではなく、単純にジーンズが好きな人にもブランド力を訴求できるので、売れやすいんだなぁと実感しました。
まとめ
![](https://www.z400ltd.net/wp-content/uploads/2016/02/steve_mcqueen_on_KZ.jpg)
秋に使えるバイクウェアをまとめてみました。
普段着との併用や、普段使いしても違和感が少ないウェアで乗れるのが、秋のバイクの魅力だと思います。
涼しい風や紅葉、美味しい食べ物などを楽しめる最高の季節。
秋の装いで楽しいツーリングをしていただければと思います。
合わせてレトロな装いに合うヘルメットも、ぜひ秋冬シーズンから使い始めてもらえればと思います。
以上です。
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