茨城ツーリング その2

前回はこちら。 続きです。

 

■18時までの一本勝負

 

今回はこのルート。

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①茨城県道32号線のタバッコ峠 → アップルライン ②茨城県道22号線。 この2つが、今回のダブルメインイベントです。

また、NC700Xのレンタル返却時刻が18時なので、 それまでに帰らなければいけないタイムアタック的な側面も有ります。 負けたら1時間につき罰金1000円です。 そして午後7時を超えたら、罰金1万円です。

 

 

ルートはみんなで共有しました

自分はツーリングにおいて一番大切なのは、信頼関係と情報の共有と考えています。

仲間内だったら前者は構築しやすいですが、後者がなかなか難しい。 そのため、事前に「ツーリングのしおり」を作るようにしています。 (初めてやったのは、霧降高原ツーリング

 

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ルートと休憩場所などを記載したものを事前にメール展開し、 朝集合時に印刷したものを配布し、全員で再度ルート確認をします。 これによりみんなの不安をとりのぞき、ツーリングに集中することができます。

 

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また、2013年の中ごろからGoogleのストリートビューが爆発的に拡大したので、 ルート確認の精度が上がりました。

 

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同時に資料・しおりもとても作りやすくなりました。 …この辺についてもまた別記します。

 

■まず道の駅みわへGO

 

出発です。ルートは以下のとおり。

途中を走る、那須烏山から道の駅みわに至る県道29号線。

 

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比較的交通量もすくなく、道が綺麗で非常に走りやすいため ちょっと走ろうか~って時に楽しめる、良いルートです。

 

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道中の写真がないのですが、 無事、道の駅みわに到着しました。 焼きそばや菓子パンなどの、惣菜系のグルメが美味しい道の駅です。

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ここでいったんトイレ休憩 + ルートの確認です。

この先のタバッコ峠とアップルラインは「フリー走行区間」としていて、 みなさん好きなペースで走ってね♪

というセクション。 経験上、こういうセクションを設けておいたほうが、 ガッツリ走りたい系のみなさんはストレスが溜まりません。 マシンやスキル的についていけない人も、危なくないので結果的に安心です。 ただ、集団がばらばらになってしまうので、 曲がり角・集合場所を事前にしっかり確認する必要があります。 ここでしおりが生きてきます。

 

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ルート確認の最中、 何か突然バッフルを外し始めるスクーターとかがいたのですが、 準備が整ったところで出発しました。

 

 

■アップルラインから道の駅大子へ

 

タバッコ峠サイクリング   YouTube.png

アップルラインは隠れたお勧め道路。 アップダウン有り、ヘアピン有り走り応えがあります。

自分が知るかぎり、ツーリングマップルにもピックアップされていません。 舗装が新しく走りやすい2車線道路です。 たまに山菜を採っている人や、自転車乗りが居るので注意が必要です。

アップルライン 【茨城県】① MV Agusta Brutale1090RR onboard 2010.12.12
↑Youtubeに動画がありましたので貼っておきます。

 

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フリー走行セクションを満喫し、全車道の駅 奥久慈だいごに到着しました。

約1名が曲がり角を通り過ぎましたみたいですが、 無事リカバリーできたみたいです。

 

自分はアップルラインで、 そんなにスピードを出したわけではないのですが、突然右ミラーが回り始め、 「自分を写し始める」というキリン的な事件が発生しました。

後ろからRC8が奏でるVツインの音が聞こえてくるのですが、 右側に付かれると後方視界が完全ブラインド状態。 こちとら乗りたてのレンタルバイクで、後ろを見る余裕など無いので、 敵がどこにいるのかさっぱりわからないという恐ろしい状態になりました。 まぁブロックして逃げ切りましたけど。

 

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まさか使うとは思わなかった車載工具を使い、出先で補修。

しかし最近のバイクの右ミラーって逆ねじなんですね。 知らなかったんで、全然固定ができず焦りました(汗

 

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無事修復完了。 ここでレストランに予約の電話を入れ、 次の道路に移動します。

 

■ダブルメインイベントの22号線へ

 

さあここから、もう一つのフリー走行セクションである、 茨城県道22号線に向けて走り出します。

途中に袋田の滝をかすめて、 奥久慈いこいの森を横切る細い22号線を抜けます。 その後、国道349号線を北上し、県道22号線のストレートゾーンに向かいます。 ちなみに、袋田の滝の近くを走っていた時辺りから、 バイザーに小さな水滴がちらほらしだしました。 このまま天候が持って欲しいなぁ、と思っていました。

 

●国道349号線から曲がってすぐに、 「この先凍結」の看板が4個ほど並んでいまいした。

ただこの手のカンバンって、片付けられないことが多いんですよね。

 

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ほら、ストリートビューにも写っています。 この画像の撮影時期が不明なので微妙ですが、 秋口っぽい風景なのに凍結の看板があるってことは、 「もう通年立てかけてある」、という風に考えていいと思うのです。

ただ、曲がった時の一番手前に見えた、 「チェーン着用」と赤字で書かれた看板だけが、 妙に僕の心にひっかかっていました。

 

●フリー走行セクションに入って、 行っていいよ~と手で煽るのですが、 みなさんあの看板にビビったのか、誰も前に行きません。 雨も少し強まってきていたので、しょうがないので自分が先導しました。

 

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そして、山間に入って行くとなんと3月末にもかかわらず 森のなかに残雪が残っていました。

拾った画像ですが、丁度このような感じです。 「うおーすごいなぁおい」 なんて小学生のような感想を抱きながら走って行くと、 だんだん道が細くなり、

 

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徐々に雪が路上にはみ出してくるようになり、

 

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最終的には完全に路上にせり出してきました。

これ幅が広い車が向こうから来たら、バイクは雪の上を走るパターンです。 白い。ホント白い。視界の何処かが必ず白い。 おいおいここは北関東でしょ? 冗談じゃないよ。 しかも茨城県って海沿いだから、盆地の栃木より少し気温高いでしょ? なんで雪残ってるの? 愕然としながら進んでいくと、降っていた雨が大粒の雪に変わりました。

 

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あぁもうダメだ。 僕はみんなをなんてところに連れてきてしまったんだ。

福島と茨城の県境をなめていた。完全になめていた。 おそらく気温は1桁台前半。 間違ってもバイクに乗ろう!と思える気温じゃないです。

「みんなごめんね」「本当にすみませんでした(涙)」

という思いのみで、ひたすら山道を下って行きました。 それからスマホのナビを操作しようとして、グローブを外したら上手く再装着できず、 10kmくらい素手で峠を駆け下りることになるとか、 ほんとふんだり蹴ったりもいいとこです。

 

静電対応グローブがほしい。。 この後もしこたま雪とみぞれが振り続け、 結局県道10号線の近くにまできて、ようやく日が差してきました。

 

 

●22号線には完全にやられました。

完敗です。

皆さん無事故で転倒はしなかったものの、 少なくとも僕の心は折れました。

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2003年の吉田VSホイス戦のような感じですね。 ルール上勝敗はつかないけど、内容はボロ負けっていう。

 

rikuzennhamakaidou.png とまあ皆さんをボロボロにしてしまった後、 なんとか疲れた体を癒やすべく、レストランに向かいました。

いったんここで切ります。

 

続く~

 

続きはこちらです。

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