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Z400系の歴史について

      2016/12/16

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本項では、Z400系のバイクの系譜を簡単にお伝えします。

…このページは、「Z400LTDについて ~まとめページ~」にリンクしています

 

 

 

Z400の始祖

400rs (1).jpg

Z400系のバイクの一番最初は、 「400RS」というマシンが始祖になります。

 

 

このバイクが生まれたきっかけの一つとして、 免許制度改革が関わっています。

1975年に、大型自動二輪が400cc以上と規定され、 大型免許が試験場での限定解除(一発試験)でしか取得できなくなりました。

 

cb400f-1.jpg

ドリームCB400Fourが1974年に最初408ccで販売され、 免許制度変更の煽りを受けて、急遽398ccに仕様変更して1976年から販売継続された、 という話はあまりに有名です。

カワサキも制度変更にはかなりの衝撃を受けたようで、 当時北米をメインターゲットとして開発されたZ650(ザッパー)の開発を一旦止めて、 本車両の開発に注力したそうです。

当時の中型ラインナップでは、主力としてKH400がいましたが、 「徐々に2stは消えていくだろう」と目されていた時代背景が有りました。なので4stが必要とされていたのです。

 

最量販クラスとなる400ccクラスの4サイクル車両に穴が空くのは絶対に避けたい。

なので、是が非でも開発を急ぐ必要があったのだと思います。 ある意味では、重要な責務の一翼を担っていたのかもしれません。

 

 

img_680812_12657423_1.jpg

急ピッチで開発されたバイクは、400RSと命名され、

「美しいツイン」

「美しいモーターサイクル」

というキャッチコピーで発売されました。

 

 

machine_b.jpg

ちなみこの「RS」というこのネーミング。

俗にW3と呼ばれている、650RSと同じ流れをくんでいます。 つまり400RSはWの弟分。 “ROADSTER”とよばれる車両だったんですね。

 

http://fuji.xsrv.jp/z2/kawasakiz2.html

ちなみに長兄は泣く子も黙る750RS、いわゆるZ2です。

…ROADSTERという単語は、 車はいわゆる日本で言うところの車の「オープンカー」の一種を指す言葉です。 これをバイクに当てはめると何を意味するか、という事を考えだすと、 当時の時代背景を含めたそれこそ哲学的な話になりまして、 1本のコラムが書けるようなボリュームになります。

なのでここでは割愛。

(ストバイさんが掲げていた“GT感”という言葉に近いものを感じます)

 

1975 - Z400.jpg

ティアドロップタンクの流線型が美しいスタイリング。

ちなみにこのタンクですが、Z900LTDを作る際にタンクの外側として流用されたらしいです。フレーム側は当然Z900に合わせて作られました。

正統派なバイクらしいルックスです。 ブレーキは極初期はドラムで、それ以降はシングルディスクが主流。

 

 

 

車体のスペック

78-B spec.jpg

400ccで170kg 36馬力。 

パワーなども特筆すべき箇所は、当時の水準で見ても無し。 ちなみにライバル車両のホンダ・CB400Tは40馬力、スズキ・GS400は年式違いで36~39馬力と、 400RSより高出力な42馬力を出すエンジンを備えていました。

赤字部分:2016/1/5のコメントを受け再調査して改定

 

KH400

また身内にもライバルとして、軽量ハイパワーを売りにしたKH400があり、 スピード競争では端から相手にならず。

しかも当時は、今とは比較にならないくらいの「パワー至上主義」「スペック至上主義」の風潮。 メーカーの意図とは裏腹に、400RSの立ち位置は当時から非常に厳しいものだったようです。

 

W1sa.jpg

さらにこの段階ではエンジンの成熟がまだ甘く、いろんな雑誌の評価などを読むと、

バルブのオイル漏れが発生したり、
バランサーのチェーン・スプロケットが偏磨耗する

というネガを抱えているようでした。

エンジンの項でも書きましたが、 カワサキが4ストロークエンジンに対するノウハウをまだまとめ切っていなかったため、 ハイパワー方向には振れなかったんだと思います。

 

このマシンで培った経験とノウハウを生かして、銘車・Z400FXが登場したのでしょう。 FXの登場後は、400RSはますます見向きもされなくなります。

 

 

マイナーチェンジ

z4002.jpg

1978年にマイナーチェンジが入り、Z400Bという名前に変更。

タンクがZ400FXに近い角タンクになり、シートカウルがついています。 コレはコレでかっこいいです。 ティアドロップタンクも素敵ですが、角ばったタンクから伸びるシートカウルへのラインが カワサキらしくていいですね。

ちなみにこのタンクの外側は、Z650と同じだそうです。こちらもFacebookのお友達からの情報です。

 

 

エンジン中心とした、再マイナーチェンジ

z400ltd1.jpg

大きな変更が入ったのは1979年。 エンジンが信頼性の高いものにマイナーチェンジされました。

このタイミングでZ400LTDが発売。 シートフレームに手を入れて、 よりアメリカンらしいスタイリングを作り出す事に成功し、 一躍大人気になったようです。 (詳細はこちらで

 

z400cus1.jpg

z400cus2.jpg

 この他には、Z400カスタムという車両があります。

キャストホイールで、Z400Bと同じ外装。 個人的にかなり好みな形です。

 

brochure Z440  verso.jpg

brochure Z440 C.JPG

海外向けとして、440ccバージョンもあります。

コレ乗ってみたいんですよね~。 エンジンも気になりますが、低いハンドルが凄くかっこいい。 ライディングポジションはどんな感じなんでしょうか。

 

KZ440H.jpg

またカスタムにも前期型と後期型が有りまして、 こちらが後期型。

シートフレーム形をみるに、フレームはLTDのものを流用したのでしょう。

…なんか変。。前期型のほうがかっこいいと思います。

 

 

細かな仕様変更が続く

z4001.jpg

1980年~81年くらいで、キックがなくなりセルスタートオンリーになります。 また、この辺りでカワサキのロゴ”KAWASAKI”から現在まで続く”Kawasaki”となり、 点火方式も82年あたりを境にポイント点火からCDI点火になるなど、 めまぐるしい仕様変更が入った年代です。

 

Q34.jpg

最終的に1981年くらいからベルトドライブが作られて、 1984年辺りまで製造されて、日本国内ではカタログ落ちします。

都合10年程度の間で作られたマシンでした。

国内ではLTDがバカ売れしたようなのでその印象が強いのですが、 派生車種がかなりたくさん作られていた事が分かります。

 

 

海外の様子

brochure Z400 page 2.JPG

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海外はKZ400、KZ440という名前で販売されています。

LTDはKZ400Hという名前で売られていました。

 

またKZ400においては、 スタンダード、スペシャル、デラックスというクラス分けがされていた国もあります。

スタンダードが国内仕様と同じなのですが、

 

13.jpg

スペシャルがドラムブレーキ(なぜ?)に2in1の集合管。

 

14.jpg

デラックスがフェアリングとパニアケースが付いている仕様になっています。

このデラックス仕様はかなり憧れます。パニアのサイジングが最適です。

 

BIKE5.jpg

このフェアリングはちょっとやってみたい。 ジャストなサイジングのものを探すのは難しいけど、 つけてみたいなぁ。

 

m04.jpg

なんと警察仕様も有ったようです。 調べたところによると、ハンガリー警察のようです。

 

 

まとめ

75_kaw_400.jpg

 

Kawasaki KZ400 Motorcycle 1977

 

 

世界中でZ400系のマシンは走っていたようです。 シンプルな構造ゆえ頑丈。

質実剛健かつ美しいスタイリングのバイクです。

 

 

以上です。

 

 

 

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