第27回 パイオニアラン2011 その2

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パイオニアラン会場に到着しました。 

その1はこちらです。 以前は大谷石資料館の近くで開催されていたみたいなのですが、 資料館に至る道が3.11の震災で陥没して通行止めになってしまい使用不可。 そのため、今回は小高い丘のようなところに場所を移しての開催です。

 

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会場は旧車がいっぱいです。

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■今回はうさぎ年ということで、「ラビット」がテーマになっていました。

そのため、ラビット含めシルバーピジョンなど国産スクーターが多数やってきていました。 水平対向のジュノオ号とかもいました。自走で。 コレクションホールとかで車両は見ましたが、走ってるのは初めて見ました。。 シルバーピジョンやラビットなんですが、 上の写真の流線型フォルムをしたタイプが多かったんですが、 当然のようにこれこれもいました。 それらは残念ながらタイミングが悪くて撮影できなかったんですが、

 

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別冊モーターサイクリスト“の神山さんがカメラマンさんと一緒にいらっしゃっていて、 次号の「国産スクーター特集」でまとめて掲載されるとのことでした。

素晴らしい写真が多数だと思いますので、是非そちらをお買い求めください。

 

■かわいいモペットも3~4台いたんですが、一番目立っていたのがコレ。

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何とモトグッツィです。 詳しい仕様はわからなかったんですが、恐らく戦前のバイクでしょう。

 

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パレードラン前の出発式でもひときわ注目を浴びていました。 3速ミッション搭載らしいです。

かるーくスタートしてタタタッっと走って行きました。 丁寧に整備されていました。オーナーさんの愛情が伺えます。

 

■突然、会場にけたたましいモーター音が鳴り響き、何だ何だと走って行ったら、

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ハーレーのサイドカーがトランポから下ろされていました。

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ラダーを2つ使い、ビールケースを土台にして、 ウインチを操作しながら4人がかりで下ろすという大技。恐れ入りました。 車両は1926年式のHD サイドバルブのサイドカーです。

船場モータースのスタッフさん所有のものと同型ですね。 ここまで旧い実働車両を見たのは初めてだと思います。

 

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このハーレーはかなり紆余曲折があるらしく、 出発式の時にお話された事を聞き取れた範囲でまとめると、

  • だいぶ前にお爺さんから譲り受けた。  
  • そのお爺さんが老人ホームに行く際、物を整理していたら書類が出てきた。  
  • それで登録しようとしたら、「だいぶ前に廃車になっています」と陸運局に言われ   
  • お爺さんに問い合わせたところ「廃車などしておらん!」と激怒。  
  • その後陸運局と何度もやり取りしたものの埒があかず、業を煮やしたお爺さんが
  • 「ワシが話をつけてやる!」とばかりに老人ホームから参上。  
  • スッタモンダの末、結局廃車はなかった事に。  
  • 1発で車検が通るように、電装系やらフロントホイールやらはW650やCB750four等の、   
  • 現代車の部品を流用し、ほとんど手作りで陸運局に。  
  • めでたく一昨日ナンバーがもらえました!(拍手)

 

 的な感じだったと思います。

 

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ミッキーサイクルさんの陸王と一緒に。 ほんといいもの見せてもらいました。ありがとうございます。

 

 

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■エストレアが2台やってきて、何気なく見たらコレが凄かった。

エンジン左側にプッシュロッドみたいなパイプが加工されていて、よくあるデコレーションかと思っていたら、パイプの上下にゴム菅が。上はどこかにつながっていて、下側はクランクケースに穴が開いて中に入っていました。コレはただごとではない。

 

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なんとキャブがアマルに換装され、なおかつ左右2個出し。

マニホはアルミブロック削り出し。 片方はダミーかと思ったら、燃料もスロットルワイヤーもきていました。 何だこの凝りっぷりは。。

 

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とんでもない車両を見つけて興奮気味のミッキーサイクルさん。

リアのトランクケースも雰囲気抜群です。 もしかしたら、エストレア界隈では有名な車両なのかも知れません。 何か知っている方がいらっしゃったら教えてください。 ある意味今回一番驚きました。

 

■前日に前のエントリーでご挨拶をいただいていた、 千葉でZ750Twinに乗られているYasuさんにお会い出来ました。 当blogを良くご覧になっていただいている、”長野BS LTDさん”の先輩に当たる方です。

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Photo from Mr.Yasu’s Blog

写真を撮影していなかったので、Yasuさんのblogから拝借しました。 調子が良さそうな、きれいな750Twinでした。密かに憧れているバイクです。

大変紳士な方で、若輩者の自分に対しても暖かく接していただき嬉しかったです。 旧車に乗っていていいなぁと思うことが、普通のバイクよりも幅が広い方々、とくに年配の方々と知り合えるという事です。自分にとって大きな魅力です。 ぜひ今後もご一緒できたらと思います。 ドッグボーンライザーに興味を持たれました。

実は結構「これなに?」と聞かれます。 詳細はこちらの記事に書いていますので、参考にしていただければと思います。

それから帰り際の短い時間だったのですが、ヤフオク鑑定団の”赤い陸王”の小樽さんともまたお話できました。これからもイベントに参加して、色々お話ししたいです。

 

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■この後自分たちは、ろまんちっく村で開催されていた フリーマーケット&モーターカルチャーフェスへと足を運びました。

バイクが300台近く押し寄せていて、エンデューロクロスやらトライアルショー、ラジコンカーレースに高級外車ディーラーなど盛りだくさんの内容で、親子連れやらなんやらで大いに盛り上がっていました。 パイオニアランとのギャップがすごすぎて、あんまり写真もとっていません(汗

 

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ぽかぽか陽気でだいぶ眠くなっていて、長距離を帰る人もいるので早めに解散にして、 3時前くらいに皆さんとお別れしました。参加してくれた皆さん、お疲れ様でした。

今度は皆が行きたいと言っていた、”足尾銅山ツーリング”でも企画したいと思います。 聞いたところだと、申込みしたら案内人さん付きで銅山の中に入れるそうですよ~。

 

41 RUN2.jpg Photo by F川  

 

 一部、<その2>には書ききれなかった内容があったので、 番外編を記したいと思います。  

 

それでは~

8 件のコメント

  • どもこんばんはー。
    レポ乙です。とても楽しませていただきました。
    エストレアやばいですね(笑)
    めちゃくちゃ詳細が知りたい!
    どっかで見たことあるような気もするんですよね…

  • おつかれさまでした。
    ディスクブレーキさえ超近代的に感じてしまう不思議な空間でしたね。
    SVサイドカー、そんな物語があったとは・・。
    ちょうど飲み物買いに行ってて、戻ってきたら「おととい車検とれました」で一同「おおー!」だったので、なにがそんなにすごいのかと思っていたのを反省してます(w
    次回、マテリアルツーリング、楽しみにしてます。
    睡眠はしっかり取っていきますので安心してください(w

  • ⇒ざたまんさん
    ありがとうございます~♪
    エストレアはもうちょっと分かりやすく写真を撮っていればよかったと反省しています。
    実はもう一台のエストレアも凄かったんです。
    写真を撮り忘れてしまったのですが、エンジンヘッド付近から謎のレバーが出ていて、シリンダーが変な色をしていました。レバーはデコンプだと思うのですが、セル車にデコンプ…?相当圧縮上げてるんでしょうか?
    これから東京近辺のイベントで遭遇するかも知れませんね。
    横浜のエストレアに注目です。

  • ⇒もりたくん
    到着したときの“場違い感”といったら…ねぇ。
    50年前の車両がザラでしたから。
    一番奥にいたフォルツァを見つけていなかったら、尻尾巻いて逃げていたかもしれません。
    僕もマテツー楽しみにしています。
    銅と石があるんで、それ以外のマテリアルも考えておきますね~

  • Z750TのYasuです。
    〝ドッグボーンライザー〟の情報有難うございます。今後のハンドル交換する時には候補に入れておきます。
    また、どこかでお会いできる日を楽しみにしてます、

  • ⇒Yasuさん
    お疲れ様でした!
    ライザーの件、役に立てたようで嬉しいです。
    ポジションの自由度が比較的高いので便利です。
    ちなみに自分が取り付けていたのは4インチです。

  • はじめまして。
    Z400LTDで検索してたどり着きました。
    実は自分もパイオニアランに行ってたんですが・・・
    日記を拝見してビックリしました!
    上の写真の緑のエストレヤ・・・・・
    俺のです。。。。。
    察しの通り、プッシュロッド風に仕上げたパイプは、タペットカバーに繋がってて、ヘッド内の圧を一旦クランクに抜き、ブリザーから排出するようにしてます。
    一応エンジンはフルチューン状態なので。。。
    もう一台のエストレヤと、青のBMWは仲間です。
    また来年も行くと思います。
    そのときはよろしくお願いします。

  •  ⇒プーにゃんさん
     はじめまして。MINORUです。
     まさかそちらから声をかけていただけるとは思いませんでした。
     ありがとうございます。
     プーにゃんさんのエストレアの話を、
     アンティークスカフェのRYUJIさんにしたところ
     「あの人は知ってるよ~。凄い人だよ~」と言っていました。
     予想通りエンジンはカリカリなんですね。
     イミテーションではない本物感がバンバン伝わっていました。
     
     もしどこかでお会いできたら、おはなし聞かせてください。
     よろしくお願いします。
     

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