先日ワコーズのフューエルワンについての解説記事を書き、参考になったといった意見をいただきました。
とてもうれしかったです。
その記事の文献を探している際に、CORE 601という新製品が発売されていることを知りました。
オクタンブースターを内蔵。
「燃料チューニング」を掲げ、2015年の8月に発売されて以来、多くのユーザーさんに高い評価を受けている添加剤のようでした。
CORE 601とは
ワコーズが開発した燃料添加剤です。(公式HP)
極めておおざっぱにいうと、
「パワーが出やすいガソリンを作る添加剤」
と言えるようです。
ガソリンエンジンの燃焼には、
- 良い燃料
- 良い火花
- 良い圧縮
という3大概念があり、これらを良くしていくと力が出て燃費が良いエンジンになります。
自動車メーカーは、よい火花をだし、よい圧縮を確保し、さらに摩擦を減らして熱を回収して吸気を冷やして…と、あの手この手を使ってエンジンの改良を進めています。
ここで、メーカーが手を付けられないのが「燃料」。
そこでワコーズが、「ハイオクガソリンを超える良い燃料を作ろう」というコンセプトを掲げて研究を進めたのが、この添加剤CORE 601の様です。
ワコーズもスペシャルコンテンツのHPを作っているようで、気合の入りようを感じました。
・燃焼促進
・洗浄
・摺動抵抗の低減
HPとパッケージを見る限り、この3つを改善させる成分が入っているとのことでした。
おそらく洗浄はPEA(ポリエーテルアミン)系の薬剤を使っていると思うのですが、それ以外の成分は不明です。
テストトライ
今回宇都宮から高崎に高速移動するシチューエションがあったので、高速走行のインプレッションとして投入してみることにしました。
投入したのはスイフト(ZC72型)。
バイクで行きたかったんですが、雨が降りそうだったのと、深夜移動となる可能性が高かったので、安牌で車を選択しました。
スイフトは1.2リットルの自然吸気エンジン+CVTのコンパクトカーです。因みに圧縮比は11と結構高め。高剛性なボディと踏めば走るエンジンが魅力です。
この新しい車で効果が有るのなら、それ以前の車は言わずもがなでしょう。
高速に乗る前、宇都宮で一番安いガソリンスタンドにて給油。
普段レギュラーを入れているのですが、ハイオクを追加投入。42Lのタンクに対し、30Lのガソリンを入れたので、ハイオク率はおよそ75%です。
これにCORE 601を1本300lm入れます。
フューエルワンもそうですが、濃度要求がされていました。全ガソリンの1%以下に収めるのが重要とのこと。30~50Lに対して1本と言う標記があり、これは遵守。
これを超えてしまうと、空燃比(ガソリンと空気のバランス)が燃えやすい状態から外れてしまい、逆に走りが悪くなってしまうそうです。
走行インプレッション
ガソリンスタンドから出てすぐ、インターチェンジの上り坂に差し掛かるのですが、そこを走っただけで既に違いを感じとれました。
タコメーターが指し示す回転数の割に、体感速度が明らかに高い。
そう、速くなってるんです。
ETCゲートを超えた後の合流も楽々。加速が鋭い。音が違う。
そして加速した後の車速維持するときの、アクセルの踏み込み量が気持ち小さい。
いいことだらけです。
因みに自分の三代目 (ZC72S)スイフトのXGグレードは、「ヨーロッパで販売されているエンジン仕様」と真同じだと言われています。
そのため、「ハイオクを入れると進角するようになっているのでは?」という噂があります。
実際ハイオクを入れると、車に疎い嫁でも体感できるくらいの「パワー感」あふれるハッチバックに豹変します。
ただ今回のそれは、そのパワー感に加えて、回転の滑らかさがプラスされているような気がしました。
100㎞からの追加加速時も、パーシャルからぐいっとアクセルを踏めば、グォン!という小気味よい排気音とともに、するするとタコメーターが回っていきました。滑らかそのもの。
それと同時にシートに腰が押しつけられ、ぐいぐいと車が前に引っ張られます。
上り坂でスロットルを抜いても、普段より速度の落ちが確実に低く、再加速も容易。言い過ぎかもしれないけれど、100cc位排気量がのっかったように感じるほどです。
メーカーのデータを見ても、シャシーダイナモ上で0.5%くらい馬力が上がっているデータが出ています。
たかだか0.5%かよ、って思うかもしれないですが、燃料だけでこれが実現しているとしたら、とんでもないことです。
CORE601のおかげか、高崎までの片道100㎞の高速巡航が、普段よりとても楽に感じました。
長距離ドライブの疲労感が、体感できるレベルで少なかったです。
また通勤でも2日間使いましたが、わずかながら低速トルクが上乗せされたような印象を受けました。
巡航でのアクセル操作が、雑になってもOKなイージードライブ。合流での再加速も、普段より出だしのパワー感が乗りやすく感じるため、安全面でも精神的にもとても楽でした。
何より、「添加したことでパワーが上がっていると感じる!」という感覚が嬉しかったです。
フューエルワンとの違い
よく比較対象になるフューエルワンですが、こちらは洗浄剤です。
CORE601はオクタンブースター。燃料をよく燃やしてパワーをあげようというコンセプトなので、若干系統が違います。
どちらも洗浄成分自体は入っているのですが、洗浄を主にするならばフューエルワン、パワーを上げたいならばCORE601と、使い分けしたほうがベターかも知れません。
価格も2倍くらい違いますしね。
まとめ
車でのインプレになりましたが、期待していた通り、いやそれ以上の結果を体感させてくれました。
長距離ドライブをする際や、パフォーマンスが欲しい時などに、プラスアルファで足してあげると、パワー感とスムーズ感あふれるドライビングが楽しめると思います。
3300円で全域0.5馬力UPのフィーリングを得られるとしたら、僕は安いと感じます。「究極」の名は伊達じゃないです。
迷ってる方がいらっしゃったら、先ず体感して欲しい!!と強く思いますね。
今乗っている車をちょっと見直すかもしれません。実際に自分はスイフトがもっと好きになりました。
追記:
走行後1ヶ月以上経過しても、全然効果がなくなりませんでした。
しっかりガソリン使い切るまで、ずーっと効果が持続する感じです。これには本当に驚きました。
その後もしばらくは燃料経路が洗浄されたためか、軽いフィーリングが続いたような気がします。
3000円は安いです。
またバイクだと、給油量も10~20Lがいいところだと思いますので、2~3回分は繰り返し楽しめるでしょう。
今後も折を見たらリピートして、継続的にこのドライブフィールを楽しんでみたいと思います。
以上です。
ぜひ読んでほしい参考記事
フューエルワンの紹介記事。成分と原理、なぜ効くのかについてまとめた記事です。
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