先日、別冊モーターサイクリストの2013年1月号を購入しました。
自分は余り本や雑誌をたくさん買う方ではないのですが、 定期的に買っている雑誌の一つです。
2つ有る特集のうち、前半のメインが 2013 BMW最前線。
最近正直な所把握しきれないくらい新モデルを投入しまくっている、 BMWの特集が組まれていました。 650,700,800と小刻みすぎませんか?というラインナップでスポーツモデルを出していたり、 スクーター作っていたり、ハスクバーナのエンジンがロータックス製でBMWと共通化が進められていて、むしろハスクがBMWに買収されていたのをこの本で知ったりと、 興味深く読んでいました。
でも自分のこころが動いたのは第二特集。
「悲運の国産並列ツイン・試乗回顧録 ’70~80s」
がっぷり釣り針を飲み込みました。 いくら旧車趣味人を対象にした雑誌とはいえ、 まさかこんな特集を組んでくれるなんて。
ラインナップが絶妙、というか変態的で、
ヤマハ:TX750
ホンダ:CB500T
カワサキ:Z750Twin
スズキ:GR650
一般ライダーならとうてい存在を知らないだろうし、 知ってる方でもチョイスすることはないであろうマシン。
僕はふつふつと湧き上がるものを感じました。 どれも欲しいなぁ。全部乗りたいけど、強いて言うならCBとZ。 TXは造形面で食指が動かない。 GRはデザインもメカニズムもさすがに変態過ぎる。 もりたくんと一時期ネタにしてたくらいだし。
CB500T
■CB500Tは以前も1回記事にしましたが、大好きなバイクです。
スペック的に見たらZ400LTDに毛が生えた程度の物。 この端正でトラッドなルックスに、ただただ惚れ込んでいます。 下敷きにしたバイクが良くわからないんですが、 十中八九トライアンフやBSAのツインの文脈を引いているんでしょう。
ただシートの形が結構むちゃくちゃだったり、 CB450で世界最速を目指していたエンジンで、牧歌的なバイクを作ろうか~というのが、 かなり前衛的な試みに感じました。 トラッドな外観なのに、180度クランクでむしろ回るエンジン。 でもそういうアンバランス感が堪らないw
特集の最後に、ライターさんのコメントがあり、
「ツインの旧車に乗りたいけどクセが強いのは苦手で、落ち着いた印象とは裏腹にスーパースポーツ譲りの強心臓を持ち、それでいてロングツーリングでもストレスが少なく、かつ誰も乗っていない希少車がイイ」 という特異な嗜好を持つ選ばれし者こそ、この500Tに乗って欲しい。
はい、それは僕です。
何回でも手を上げます♪ 50万円くらい出せば、相当な極上車が手に入るでしょう。実売30万円台かな? CB750とかZ1Z2などの、いわゆる銘車と呼ばれる車両では、 そんな値段だとレストア前提の状態しか手にはいらないでしょう。 ちょっと視点をずらすと、誰も乗っていない希少で、 なおかつ楽しい車両が手に入るという好例だと思います。
Z750T
■Z750Twinは、時々イベントなどでお会いするYasuさんが所有されています。
ずーっとTRカンパニーにおいてあった車両が取材を受けていました。 TRの高橋社長が「これはすごいよ、トルクの塊だよ」と教えてくれたのですが、 記事を読んでその意味がわかりました。 振動対策としてバランサーを組み込んだものの、 余りノウハウがない状態だったためか、高回転でバランサーを駆動させる スプロケットが偏磨耗を起こすネガが発生。 そのためDOHCにも関わらず低回転でのトルク重視のセッティングで発売
最高出力: 55ps/7000rpm 最大トルク: 6.0kgm/3000rpm
何このHARLEYのスポーツスターみたいなエンジンスペック。 Yasuさんが動画を時々UPされているんですが、 タコメーターが全然回っていないのには気になっていました。 全然回さなくてもトルクで引っ張っていけるのね。。
車重が乾燥重量で218kgということなので、 スポーツスターよりは30kgは軽い。
車高も高いのでそこそこスポーツ走行も出来るはず。 ルックスもZ系然としたカワサキらしい良いスタイル。 エンジン周り以外、具体的には足回りあたりがゼファーあたりのパーツを流用できそう。 うーんやっぱり楽しそうだなぁ。 走りもルックスも所有欲も満たせそうなマシンです。 いかんせん数が少ないためか値段がちょっと高め。。
ノートン コマンド ハイライダー
■おまけにノートンのコマンド・ハイライダーまで載ってました。
イラストでしか見たことがなかったんですが、現車が日本にあるんだ(汗
うーん、ださいw
■特集の中での好きなバイクのみを書いてしまいましたが、 その他の内容も濃かったです。
秋はイベントが多かったので、 その特集も楽しむことが出来ました。
あとユーザーの声を聞く追跡調査企画が、KTM DUKE 125だったのも面白かったです。
いま125ccのスポーツバイクで、おそらく人気No.1 先日200ccが発売されましたが、近日375ccもでるとか。125ccと同じの150kg程度の車体で。 エンジンは44馬力出るそうです。早いに決まってるじゃんそんなの(笑 ■当Blogに興味がある人は、 間違いなく心動かされる内容だと感じました。
正月休みに、ぜひ読んでみて下さい。
実に心ゆさぶる特集ですね(笑)
CB500Tは先日車検場で遭遇したのですが、サイズといいとても心惹かれました
仰る通り50万円ぐらいの極上車がいっそ狙い目ですよね。ああ気になる
⇒すふぃもさん
あわてて別モのツイッターアカウントに
御礼のメッセージを流してしまいました(笑
こんな素敵な特集を組んでくれてありがとうってw
でかすぎず普段使いで苦なく使えて、
それでいて必要十分にパワーがある、
まさにそういうバイクですよね~。
気になります。
Z750Twin良かったですね~
ただ
残念だったのは 当時 待てどもゞ
Z750LTD Twin は出なかった事かなぁ~
出ていれば 間違いなく乗っていたな
⇒mmおやじさん
ぜひ乗ってみたいです。
海外ではZ750LTDTwin出たみたいですよ。
ベルトドライブだったみたいです。
http://www.armbell.com/kz400/viewtopic.php?t=6256&sid=70c6876bf1c6f8353a17a1f7bb1b4bc8&mforum=kz400
もし見つかったら欲しいです。
Z750LTD Twin は
Z-LTD Owner’s Club (休眠中)の中でも一時話題になっていました。
http://www.net1.jway.ne.jp/ryosei/ltd/index.htm
わが社の資材置き場の奥の別業者さんの所に
練馬ナンバーのtwinが野晒しで何年も放置(?)されています。
ずっと気になっています(笑)
⇒MSRさん
なんか250LTDと並んで、最後に行き着く「上がりマシン」のような気がしてきました。
750twinは。
放置車両はぜひご再生をお願いします。
最終的な販売ルートは僕が確保しますからw
750twinは、部品欠品多数なはずなので
再生は棘の道だと思います。
オリジナルに拘らなければ、何とかなるでしょうけど
自分はチョッパーにしちゃうかな!?(笑)
⇒MSRさん
あのエンジンって750twinだけですよね。多分。
他のスポーツバイクには転用されてないし…。
このエンジンしか使われていないパーツがてんこ盛りでしょうから、
確かにイバラの道でしょうね。
自分もチョッパーかボバーにすると思います。