パイオニアラン2015 (全体の感想)

2015-05-10 09.48.33.jpg

宇都宮市で開催される、春の旧車イベント パイオニアランに参加してきました。今年で第31回を数える由緒正しき大会です。

僕目線で言えば、2011年の27回目から参加し始めて、今年でもう5回目の参加です。 1年に1回しかお会いしない、お互い声も掛けない人がほとんどなのですが、 「あのおじいさん見たこと有るなぁ」とか「お、この人今年も来ていたんだ」など、 若干常連的な気持ちを感じました。

 

2015-05-10 09.14.34.jpg

今年は、F川さんと2人で参加。

前日が雨だったにもかかわらず、びっくりするほどの晴天に恵まれて、 とても楽しく参加する事が出来ました。

 

 

●そもそもパイオニアランとは

2015-05-10 09.55.26.jpg

パイオニア“ラン”というくらいですから、 旧車達が想いおもいのメンバーで隊列を組み、パレードランするのがこのイベントの当初の目的です。

まぁパレードランといっても、定められたルートを行って戻ってくる、と言う実際はショートツーリングに近いもの。途中にオフィシャルもいないし、止まってしまった車両を引き上げるトランポも無し。生産から50年以上経過した車両については、自己責任感たっぷりのスパルタイベントです。 今年も、日光杉並木を走るルートが公式ルートとして設定されていました。

公式HPへのリンク

 

 

2015-05-10 10.37.18.jpg

エントリーフィーを支払った人は、記念品とゼッケンをもらうことが出来ます。

ゼッケンを付けた車両は、本部席前のゲート移動。自己紹介と車両紹介をした後、パレードに出発します。

 

2015-05-10 10.49.52.jpg

ただ僕が知る限りでは、ここ3年ほど、 「毎年同じルートだしなぁ」「さすがに旧車で行って戻っての30kmはきつい」 などという声を会場で耳にするようになりました。 それよりも、

・たくさんの車両を眺めていたい

・ここで再会する同好の士と話に花を咲かせたい

という時間の過ごし方をされている方が多かったです。

 

●イベントの趣旨と一体感

昨今、こういう主催者側が何か催し物を準備をするでもなく、 「集まったみなさんで適当にご歓談ください」というイベントが結構あります。 いわゆる「ゆるいイベント」等と呼ばれるやつです。

個人的な見解になるのですが、「ゆるい」という言葉にはネガディブな印象を持っている節があります。

2015-05-10 09.59.02.jpg

「ゆるく」とか「ノープラン」という言葉でふわっと包んで、無難な落とし所のようにしてしまう。

集まりを主宰する人が、本来決めておいてほしい核の部分・コンセプトが不明確なので、締まりやメリハリが無く、だらしない雰囲気が漂っている。 イベントにしろ集まりにしろ、個人的にそういうのが苦手なんです。。

 

2015-05-10 10.05.26.jpg

だたこのパイオニアランは、まぁゆるい感じではあるものの、だらしなさが皆無でした。

ゲートで皆さんの前でキックする姿、発動機を回す姿は真剣そのもの。 車両について歓談する様は、老若問わず皆本当に生き生きとしていました。

 

2015-05-10 10.16.38.jpg

何かこう「熱」を感じたんですね。 年齢的・体力的な問題もあってゆるく見えるだけで、 何度も参加されている方が集まっている、 全員で共有している「暗黙の了解」のようなコンセプトがありました。 皆さん一体感を持って、心行くまで楽しんでいる姿が見て取れました。

2015-05-10 09.51.00.jpg

そして、 「俺のすごいだろ!ここがすごいから見てみろよ!」 といった、押し付けがましい感じが皆無。

「拝謁ながら、珍しい車両を持ってきました。みなさんご覧になってください。」というような、 エントラントが高いホスピタリティを持って参加されている。 精神的余裕みたいなものとても強く感じました。

 

2015-05-10 10.16.35.jpg

そうして生まれた会場の一体感が本当に心地よかったんです。 色んな車両を眺めてお話をして、3時間近く居ても全然飽きませんでした。 本当に楽しかったです。

 

●次回に続く

2015-05-10 09.49.30.jpg

次の記事で、気になった車両の写真を紹介していきます。 続きます。

 

追記: ●会場のバイクまとめ記事 その1その2 はこちらから。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です