●行き当たりばったりの予定変更が続いたにもかかわらず、
意外と上手く流れ、とても楽しい稀有なツーリングになりました。
先日の6/15、 ワールドカップの日本VSコートジボワール戦で日本中が熱狂している中、 自分はふらりとツーリングに出発しました。
バイクカバーを外して準備している時に、 どうやら本田さんが先取点をねじ込んだようで、
「やったーー!」「よし!」「ワーーー!!」
という声が、そこらじゅうの家やらアパート、
もう四方八方から同時に聞こえてきて、 思わずギョッとして体が固まりました。
みなさん注目してるんですね。 サッカー。
私はこの緑色のバイクと一緒に走ってきました。
はい。F川さんです。
●植物製リアキャリアの怪
どこからどう撮影しても気になる後ろの籠。
近所のホームセンターで格安で売っていたものを調達したらしく、
男のボルト3点直締め。
荒唐無稽に思えますが、 何でもぽいぽい入れて非常に便利そうでした。
隙間だらけなので風の影響は受けづらく、そもそもある程度はしなる素材なので、意外と“持つ”のかもしれません。あとは濡れると「腐る」と思うので、その辺の管理が肝だと思います。
●ツーリング出発
初夏、というより夏の日差しを受けながら出発。
今回は日焼け止めもバッチリ。
みなさん夏ツーリングの日焼け止め大事ですよ~。ほんとに。 後で痛い思いしないためにも、ぜひ塗っておいてください。
なぜか裏Wピース
緑のバジャジはこんななりですが意外と早い。 60km/hくらいまでは結構いい加速をします。
●古峰ヶ原街道を気持ちよく走って途中で県道14号線曲がり、 日光方面に向かいます。
ここの交差点で右に曲がって蕎麦屋に行く予定だったのですが、
「ここは遠回りしよう」 というF川さんの提案の元、277号線に向かいました。
この道は地図で何度か見たことがありましたが、 山の中を心細くなるほど細い道がくねくねしているような場所。 あまり好んで進みたくないと思っていた道です。 行くとなれば物は試しだ。 踏破できない事はないだろう。 そうやって甘く見たら予想以上にすごかった。
●素人にはお勧めできない道
まず小さな集落に入るのですが、その段階で車のすれ違いが不可能。
その奥はさらに道が細く荒れていきます。
そもそも全然車が走っていないようで、 先日の豪雨の影響か、道には落石と落ち葉とヘビがたくさん。
山間に入ると、写真では分かりづらいと思いますが、とんでもない鋭角なヘアピンカーブが立て続けにおそいかかります。
注目すべきは角度もさることながら高低差。 くるんと10R位のヘアピンを曲がったら、もう1.5mくらい上っている。 なんだこれ、崖か? 普通の車でもインより過ぎたら底を摺る。 上りだからまだいいけど、、、下りでこのセクションはマジで怖いよ、この道。
当初バイクを買ったばかりの、後輩二人をつれて走る予定だったこのツーリング。 後輩来なくてよかったね。 初日でこかしたら、ある意味俺らの責任問題だわ。
そんな道を、バジャジが先陣を切ってうなりを上げながら突き進みます。
●やがて峠を越えると見晴らしの良い場所に到着しました。
一息ついて撮影。
「車こねーべ」 と座り込むF川さん。 まぁ本当にこないんですが。
F川さん味のあるいい写真とるなぁ。
●下山、そしてホテル飯
しばし休憩した後、とっとと277号線に別れを告げるべく、道を下りました。下りきったら、日光宇都宮道路の「清滝インター」の傍に出ます。 ここから東照宮の脇をかすめ、日光市外へ。
ここもワールドカップの影響なのか、 夏の日光とは思えないほどの少ない人出でした。 ところどころ日本代表のユニフォーム着た女性グループとかも居たなぁ。 昼時だったので、何を食べるか? という話になり、自分の提案で 日光金谷ホテルの百年カレーを食べることにしました。
金谷ホテルは日本最古のクラシックリゾートホテルで、昨年創業140周年を迎えました。
2012年には僕が結婚披露宴を挙げた、個人的にとても思い入れの深いホテルです。
景観も最高。内装もサービスも抜群です。
小汚いバイカー二人も、回転ドアが快く受け入れてくれました。
カレーセット2500円
百年ビーフカレー登場
ほんと美味しい。
甘口だけどとても濃厚な味わいで、 噛んでいるとしっかりスパイスの風味が口の中に広がります。
二人ともあっという間に平らげました。
折角金谷まで来たので、 当時結婚式のコーディネートを担当してくださった、 女性の担当者にご挨拶をしました。
2年ぶりの再会でした。 今日はバイクで来たことを告げると、 「ぜひ見せてください」ということになり、奥の駐車場に止めたバイクを押して来ました。
なお金谷ホテルさんは、 バイクだったらエントランスの端の邪魔にならないスペースに 駐輪してもOKとの事でした。
バジャジを見た女性担当者は 「うわぁかわいい!」とすごく高い評価を下していました。 そうか、バジャジは女性にもてるのか。メモメモ(..)Φ ちなみにLTDは無反応でした。
2台並べて記念写真を撮ってもらいました。
楽しかった。行ってよかったです。
●エコランの始まり
「カレーだけでは食べたりないから蕎麦屋をハシゴしよう」
と驚きの発言をしたF川さん。 自分もその言葉に乗り、 走り出したはいいもののバジャジがガス欠。
スタンドには到着したものの、サイドポケットに車載している2stオイルがほぼ空。
ここでF川さんは お玉一杯分も残っていないような2stオイルをタンクに流し込んで、 ガソリンを1リットルだけ給油してスタンドを後にするという荒業を見せます。
この1リットルで、宇都宮のバイク用品店まで辿り着けるか?
まぁ何とかなるだろうなと気楽に構えていたら、
町外れに、自転車屋さんが大きくなったような老舗のバイク屋があり、
みごと2stオイルゲット。 町外れのスタンドで給油+混合して、事なきを得ました。 焼きつかなかくて良かったです。
その後時間も有ったのでカフェ・マイナースウィングさんに行き コーヒーを飲みながら色々としゃべりました。
F川さんはこのお店の存在を知らなかったようですが、 雰囲気が気に入ったようで、また行きたいと行っていました。 籐を編みこんだ籠を背負ったバジャジが、お店のランドマークになる日も近いと思います。
その後、 いつものようにハロルズギア宇都宮さんで長話をして、 家路に着きました。
新作のバナナバッグが到着したら、また見に行きたいです。
●本ツーリングのまとめ
個人的には距離・速度域・環境と、 あらゆるものが丁度いい感じのツーリングで、過ごしていて本当に気持ちよかったです。
なんか今の僕の心境としては、 ロングで距離をかせぐツーリングとか、峠で目を三角にして攻めるとか、 そういう乗り方に対しては、正直気が乗りません。 なんというか 車で行ってもいいような割と近めの目的地に、 バイクの機動力と軽快さを感じながら移動する。 そんな、「街乗りの延長のようなツーリング」が、僕自身の心境にすごくフィットします。
身も心も、バイクに対してもすごく楽というか心地いいのです。 ロングフォークにしてから、特にその感じが強いですね。 延ばしてよかったと思っています。フロントフォーク。
今はこの付き合い方がとても心地よいです。 暫くはゆったりとした走りを楽しんで、LTDと付き合うスタイルで行って見よう。
そう感じたツーリングでした。
■あとがき■
あと左ミラーは絶賛迷走中。 アシンメトリーで面白いかな?
とか思って、 在庫のクランプミラーつけたけど全然後ろ見えないの。。 なんで俺下のバーに挟んだんだろ?? ぶれるし下の柄がタンクにぶつかるわで、いい事が一個もないわ。 取り外して風車ミラー探そうっと。。
以上です。
『バイクの機動力と軽快さを感じながら移動する。』
う~ん、共感します♪
私も落ち着きつつあるリターンライダーです。
古峰ヶ原街道、僕も好きなコースです☆
よくよく拝見すると、見慣れた街の風景が!?
意外とご近所だったりして。
ワンコ中心でたまにバイクネタもやってますんで、お暇なときにでもいらしてください☆
また、伺います♪
>キャプテンアフリカさん
こんにちは
コメントありがとうございます!
古峯ヶ原街道行かれるんですね!
宇都宮市内在住ですので近くかもしれませんね。
Blog拝見しました。
わんこ可愛かったですw
これからもぜひよろしくお願いします。