パイオニアランジャパン2018が先日開催されました。
多数の方がご来場いただき、近年稀に見る盛り上がりを見せました。本当にありがとうございます。
そこで販売されたTシャツですが、こちらも多数購入していただきまして、本当に有り難うございました。今回は、在庫が少し出ましたので、本BLOGでも販売したいと思います。
このTシャツは、「300年続ける」という壮大な想いを込めたTシャツです。
パイオニアランジャパンの歴史
まずこのTシャツの紹介をする前に、パイオニアランジャパンの歴史について少しお話したいと思います。
少し長くなるかもしれませんが、ぜひ読んでいただきたいと思います。
パイオニアランジャパンの始まり
パイオニアランジャパンは、1984年に第1回を開催し、2018年で34回を迎えるイベントです。
「バイク好き」という人たちの中でも、「旧車愛好家」という少数派の人間が集まって、肩肘をはらずに楽しめるイベントを作ろう。そして永く続けていこう。
過度な規律は設けず、参加者の良心に基づき集まって、一日限りのイベントとして毎年楽しむ。
そんな理念を掲げ、主宰の斎藤康夫さんが発起人となり開催されました。
当初は宇都宮市の大谷資料館を会場としていました。
数百台のバイクが集まって会場がパンク状態になったり、大雨が降ったり、暑かったり寒かったり。日本中のあちこちから来場してくれる人がいらっしゃったり。
様々な事が有るなかで、試行錯誤を重ねながら、1年1年開催年数を積み上げてきた歴史があります。そうやって30年以上が経過しました。
年に1回、上に述べたような「少数派」の人間が顔を合わせ、語り尽くせぬ思い出を語り合ったり、新たな出会いや交流を深めていける。
同好の士と交流、文化を深めていく。
パイオニアランジャパンはそういう「集いの場」としての役割を担ってきたと思います。
パイオニアランの現状と今後
イベントが始まった時は40代だった斎藤さんも70代半ばを迎え、参加して下さる方々も年々歳を重ねて来られました。
いま日本中の色んな会社や組織で問題になっていると思うのですが、このイベントも「世代交代」という課題が差し迫っていると感じています。
それに伴って、と言うわけではないのですが、会場が6年前の2012年からろまんちっく村に変わり、イベントの様子も様変わりしました。広い会場で開放的なイベントになりました。
時代の流れに沿うように、上手に変化をさせながら、新たに参加してくださる方々を増していくこと。そして繰り返し参加していただけるようなイベントにすること。
そういった取り組みをしていかなければいけないと感じています。
自分が運営に携わっている理由
自分がパイオニアランジャパンの運営に関わっているのは、先に述べたように「パイオニアランに参加してくださる方を増やす」という思いが根底にあります。
私は2011年からパイオニアランに一般客として参加させてもらっていました。
このイベントの空気感が好きになり、2015年まで繰り返し足を運んでいました。そして齋藤さんから声をかけていただき、2016年から運営に携わらせてもらっています。
今までの齋藤さん達、パイオニアラン運営メンバーの方々が作ってきたスタイルをできるだけ崩さず、
- 自分が末席からできることは何か?
- 役に立てることはなにか?
そう考えながら行動を続けてきました。
1つはホームページの作成と、Facebookなどを使ったソーシャルメディアでの拡散。自分の得意分野であるウェブを使った情報共有を行いました。
少なからずの参加してくださった方、興味を持ってくださる方を増やすことが出来ました。参加してくださった方のお話や、WEB上のコメントをポジティブなものがほとんどだったことが、やってよかったなぁという自分のエネルギーとなっています。
もう一つがグッズの販売です。
エントリーしてくださった方に益子焼のレリーフなどを配布しておりましたが、2016年から新たに記念のグッズを販売しております。
イベントに参加していただいた記念になるものを作りたい。そんな思いから、Tシャツやステッカーなどを販売し、多くの方々に手にしてもらいました。
「去年買ったらとてもいいシャツだったから今年も買うよ」と言ってくださる方が一人や二人でなく、本当に嬉しかったです。
こうして振り返ってみると、
パイオニアランに参加してくださる方を増やし、少しでも満足していただく。
知らず知らずのうちに、自分はそういった気持ちをミッションとして活動して来たように想います。
パイオニアランの究極のゴール
パイオニアランジャパンの究極のゴールは、
日光杉並木街道を300年走り続ける
というものです。
一体何を言っているんだ?と感じられるかもしれませんが、主宰の斎藤さんは極めて大真面目です。
パイオニアランジャパンのスタートが1984年からですので、あと266年後。そこまで続けていくことが、パイオニアランジャパンの究極的なゴールです。
2018年で34回目ですので、300年というスパンで考えると、その1割弱に到達したに過ぎません。
今回のTシャツの題材としましたBSAも、1926年式で92年前の車両です。300年にはあと208年不足しています。
ちなみに今から300年前というと江戸時代中期。徳川吉宗公が将軍として世を治めていた時代です。
頭がクラクラしてまいります。
さぁ、果たしてどういう世界になっているのか、想像もつきません。
ガソリンで内燃機関の乗り物を走らせることが不可能になっているかもしれないし、意外と寛容な世の中になっているかも。
今のようにパーツに困ってねぇ…なんて問題は技術が解決してくれる可能性だってあります。
いずれにしろ何らかの形で、人間が命をつなぎ、営みを続けていることは確かでしょう。
そんな人達と、ずっと受け継がれてきた古いバイクとともに、日光杉並木街道を走り続ける。
毎年毎年のイベントを開催し続け、旧車文化を脈々とつなぎ続けていった結果、世代と世紀を超えて、パイオニアランジャパンが江戸の昔から続くお祭りのようなものになる。
そんなイベントまで昇華して行けたら素晴らしいと感じております。
このTシャツに込めた思い
パイオニアランジャパンを、旧車好きの方の憩いの場であり、日本の旧車文化をつないでいくという、高い理想を具現化した場にしたい。
このTシャツには、そんな想いを込めてデザインしました。
今後もパイオニアランジャパンを応援していただける方には、ぜひ手にとって身につけていただきたいと思います。
普段から着ていただいたり、バイクで出かける際に着用していただけるととても嬉しいです。
今年のパイオニアランジャパン2018に参加していただいた方には、その思い出や余韻に浸るアイテムとして。
また日程や距離的な問題で参加できなかった方には、応援グッズのような位置づけてつかっていただければ、とても嬉しく思います。
Tシャツの詳細情報
Tシャツのボティ(本体)はプリントスター社製で、190g/m2(5.6oz)の太めの糸を使ったヘビーウェイトTシャツです。
しっかり目の作りで、複数回の洗濯にも十分耐える耐久性が高いTシャツになります。
着心地もしっかり目で、普段使いもバイクに乗るときも問題なく使えます。
カラーは全部で4色あります。
アッシュグレー、黒、カーキ、チャコール(XLのみ)です。
車両のデザインは、齋藤さんが保有されているBSA H26です。
…このバイクに関してもとんでもないヒストリーが有りまして、パイオニアランの公式サイトに「BSA H26型の歴史について」という記事にしております。
サイズ
サイズは下記の通りになります。
サイズ | S | M | L | XL |
---|---|---|---|---|
身丈 | 66 | 70 | 74 | 78 |
身巾 | 49 | 52 | 55 | 58 |
肩巾 | 44 | 47 | 50 | 53 |
袖丈 | 19 | 20 | 22 | 24 |
身長 | 167cm | 170cm | 176cm | 182cm |
サイズに関しては誤差などがありますので、お手持ちのTシャツと合わせて計測していただくのが最も間違いが少ないと思います。
また、Tシャツ自体がノンウォッシュ(未洗濯)でお渡ししますので、一旦洗濯して乾燥機にかけていただくと少し縮みます。大きすぎる場合はそうやって調節いただければと思います。
在庫
現在保有しております在庫は下記のとおりです。
在庫切れのサイズ・カラーに関しては、一定枚数の注文が入りましたら受注生産します。
価格
1枚あたり、送料込みで3000円で販売します。配送はレターパックライトorプラスです。
また今回先着で10名様には、おまけを付けて発送したいと考えております。
何が来るかは買ってからのお楽しみですが、記念グッズとして必ずや喜んでいただけると思います。
注文方法
こちらのメールフォームから、以下の内容を記載いただきご注文ください。
- 希望サイズとカラー:
- お名前:
- ご住所:
- 電話番号:
これらをご連絡ください。
個人情報については責任を持って管理し、配送以外には使いません。配送完了後は破棄します。
最後に
パイオニアランジャパンは、参加して下さる皆様の応援、お力添えにて成り立っています。
これまで大きな事故やトラブルもなく、笑顔と笑い声、そしてエンジン・発動機の音につつまれたイベントを開催できているのも、皆さんのご協力あってのことです。
これからも継続して楽しいイベント、皆さんに喜んでいただき、交流を深めていただく場を作り上げるべく努めてまいります。
上記で掲げたようなイベントの理念に共感して、応援して下さる方々に、ぜひ手にとっていただければと思います。
よろしくお願いします。
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