前編はこちら。

モリタくん情報で、 「スーパーカーの博物館が栃木市に有る」 ということを知りまして、すぐに調べてみるとあっさり見つかりました。
それが、「魔法陣スーパーカーミュージアム」でした。
魔法陣ってなんぞや、と疑問に思い、 エライショボイ場所だったらどうしよう?
という気持ちが心を覆い尽くし、 何かこう、いろんな不安感を抱きながらバイクを走らせました。


YさんによるF川さんのバックショット。
えらいかっこいいなぁ、おい。 走ること10分程度で、目的地に到着しました。
●何故か栃木駅に到着

カーナビに従って、博物館に到着に向かい、付いたのはここ。
何故か栃木駅が有ります。 中に入って調べてみたところによると、
- JR両毛線が高架化されて、栃木駅が新駅舎になった。
- 昭和9年建造の旧駅舎は取り壊されることに。
- 市民から4000人以上の署名が集まって、駅舎は別の場所に残すことになった。
- それと併設して、スーパーカーを集めたミュージアムを作った。
というのがこの場所の経緯のようです。
駅舎は綺麗にリペイントされていました。 どうやって移動してきたんでしょうか? バラバラにして再度組み立てた? 曳家するには距離がありすぎるしなぁ。 謎が深まります。
ちなみにこの日は午後になって日差しが強まってきて、 8月末とはいえかなり汗ばむ陽気。

そりゃ革ジャンも立つってもんです。
入場料を払って中に入ります。大人800円。 JAFの会員証を見せると団体扱になって100円分割引になりました。

一歩中に入ると、たくさんのスーパーカーが並んでいました。
●ランボルギーニとフェラーリのバーゲンセール



すげぇよコレ。
カウンタックが年式違いで2台、ミウラも2台ある。
フェラーリは512Bからデイトナ、ディーノまで置いてある。 ポルシェもケーニッヒ仕様がたくさん。 すごいのは「入っちゃダメよ」的な線が全く引かれておらず、 ガラス窓に顔を横付けして見ることができる事。 さすがにおさわりは厳禁。 修復とか不可能な文化財ですからね。

1個1個見て行きましょう。

ブガッティの何か。
ちなみに僕はこの手のスーパーカー関連には全く造詣がなく、 知識は相当に浅いです。外観のみのインプレに成ります。 予めごめんなさいしておきます。 個人的にブガッティといえば、

戦中戦後に活躍した、この手のオープンホイールのレーサーとか、

みんな大好きなTOPGEARでお馴染みの、 1001馬力のモンスターマシン、ブガッティ・ヴェイロンが頭に浮かぶのですが、 こういう80年代的レーサーのようなマシンも作っていたんですね。


カウンタックです。

ベッタベタです。屋根の高さが僕の腰くらいしか有りません。
コレでもかと直線を多用しています。 かっこいいものは時代を経てもかっこいいんだなぁと思わせられる車です。

ランボルギーニ・ミウラ 素晴らしいデザインです。
コレ作ってたの1966年ですよ。ちょっと信じられない。 イタリア人はなんてSEXYなんでしょうか?

特徴的なヘッドライトですが、

赤のミウラの方にはまつげのようなフィンが付いていました。
コレは果たして効果があるのでしょうか? 「ヘッドライトを大きくみせるための工夫ではないか?」 「眼力が強くなって明るさが40%増し位になるんじゃないか?」 などという激論が繰り広げられました。

ただこの6連×2のファンネルむき出しのキャブレータを見れば、 そんな些細な事はどうでも良くなるってもんです。

フェラーリ512B

フェラーリ・ディーノ まちがえた、ロータス・ヨーロッパでした。
これってひょっとしたら、 以前走った霧降高原ツーリングの時に見た車両かもしれない。


ジャガーXJ コレも12気筒だった気がする。

BMWのリトラのGTカー。

ロータス スーパーセブン

走ってるのはよく見ていたし、信号待ちで並んだこともあったのですが、 こんなに運転席が小さいとは思いませんでした。 ちなみにこの車がYさんの最大のお気に入り。 理由は「町で走っていても違和感がなさそう」だそうです。
●魅惑のエンブレム祭り
外車のエンブレムはかっこいい。 Yさんがたくさん写真をとってくれました。




1948年式のジャガー

ミウラのロゴがこんなに可愛いなんて知らなかった。

ポルシェ911のケーニッヒスペシャル。
ロゴはまぁドイツ人が作ったような感じだね、という印象ですが、

リアタイヤの引張具合が極悪すぎます。
●真打ち達の登場

1948年式のジャガー。現存しているだけでも奇跡。

群がるアラサー。

シンプルの局地です。


これもジャガーのオープンカー。 奥に見えるのがトヨタ2000GT。
なんと写真を撮影していませんでした。。 素晴らしいコンディションの車体でした。 是非見にいってください。

最後に見て、皆さんの心を掴んで離さなかった、 シボレーコルベット。

見よこの内装。 ふざけてるのかというくらいのピンク色。
ステアリングとミッションセレクトレバーが削りだし。スイッチ類も削りだし。 半月状のメーターパネルがおもちゃのようだけど高級感が有る。 モリタくんが、 「まんまディズニーランドの世界ですね」 というこれ以上ない言葉で形容してくれました。

そうだ、50年代のアメリカってディズニーランドなんだ。
あのテーマパークは50年代のアメリカのエッセンスを、 めちゃくちゃ上手く切り取っているんだ。 昔のアメリカはこんなのがぞろぞろと走っていたんですね。 …考えられないな本当に。
●まとめ


いやいや、数が多くて、 とてもじゃないですが全部は紹介できませんでした。
コーヒーを飲みながら、2時間程度ゆっくり楽しませて頂きました。 ドーム内は風が通ってすごく清々しくて、 これからの季節、バイク屋クルマ談義するにはもってこいの場所になりそうです。

この後モリタくんと再会を約束してお別れし、 バイク組は高速道路を使って帰りました。
栃木インターがすぐ近くだったのでアクセス抜群。 移動するだけだったら高速道路はめっちゃ快適でした。 90km/h巡航でバイクにも優しいし、車は勝手に抜いていってくれるし。

バイクは完全に移動手段でしたが、 楽しいツーリングに成りました。
また走りましょう! 以上です
見に行きたいです(笑)
>フェラーリ・ディーノ
ロータス・ヨーロッパですね。
それと フェラーリに ディーノは有りません。
別ブランドになります~。
※エンツォは「12気筒エンジン以外のストラダーレ(市販車)はフェラーリと呼ばない」と公言していたという逸話が残っており ・・・ と、本当かどうかは判りませんが(笑)
サーキットの狼 をリアルタイムで読んでいたおっさんが 当時を思いだしました。
>MSRさん
お世話様です。
げ、間違えました。
確かにディーノはいたんですが、
コレはロータスヨーロッパですね。
見分けがつかない天然をかましました。
>12気筒エンジン以外のストラダーレ(市販車)はフェラーリと呼ばない
あぁ、確かにその逸話聞いたことがあります。
いいですねぇ。
こんな頑固親父の妄言みたいなのも、味わい深い名言みたいになる。
バシッとブレない一本筋みたいなのがあったからこそ、
後世に語り継がれる一大ブランドが作れたんでしょうね。
本当にすごいと思います。
車のコンディションはタイムスリップしてきたようにピカピカでした。
是非いらしてみてください。
>確かにディーノはいたんですが、
確かに写っていますね~
曲線が綺麗ですね~
惚れちゃいますね~
>MSRさん
昔の車って曲線がほんとうに綺麗ですよね。
当時の流体力学的な視点で空気を流しやすくするのと、
鋼板の強度確保のために曲線ベースのデザインになったと聞いています。
色気がある車は見ていて飽きませんね。