Z400LTDのタイヤ交換 ダンロップ F11/K527

まだまだ山はあるものの、紫外線劣化などでサイドウォールのクラックが著しかったLTDの前後タイヤ。

前回交換したのが2015年だったので、6年くらい履いていたことになります。

 

↓前回のタイヤ交換

Z400LTDのタイヤを交換しました。

 

 

 

こんな感じで、全周にクラックが入っています。

まぁキャストホイールですが安心のため中にチューブを入れて使っているので、即バーストなど致命的な事象に至ることは少ないです。

ただ鮮度も落ちていると思うので、タイヤを交換することにしました。

 

 

交換したタイヤ

LTDはバイアスタイヤが標準設定です。

以前はブリジストンのBT45を前後に使っていました。いわゆるスポーツツーリングタイプのバイアス。安牌的なチョイスで、悪いタイヤではなかったです。

 

ただ年々バイクのタイヤ価格が上がる流れに違わず、スポーツバイアスもかなり高価になってきました。感覚的に10年前の1.5倍位。

それに以前に増してバイクに乗る機会が少なくなっていることから、価格を抑えた純正装着レベルにグレードを落とすことにしました。

 

そこでサービスマニュアルを見ると、

ヨコハマタイヤはもうバイク用を作っていません。

 

 

気を取り直して、調査して、

当時のタイヤに近そうな、以下の2つのタイヤを選択しました。

  • フロント:ダンロップ F11
  • リア:ダンロップ K527

 

この2つです。

 

標準的なバイアスタイヤ

メーカー公式HPにも一応掲載されていますが(F11, K527)、スタンダードバイアスタイヤという位置づけでズラッと並べられているだけ。

メーカーとしても積極的に売る気がないやつです。

まぁラインナップしてもらっているだけ有り難い・・・ と思っています。

 

↓価格などはこちらをご参照ください

 

 

作業はバイク用品店にお願いしました

今回は宇都宮のライコランドに作業をお願いしています。

タイヤ本体とチューブもライコランドに取り寄せをお願いしました

 

上記の商品リンクを見てもらうと、ネット最安値だと2021年8月現在で「2本で2万円切る価格」で調達でき、チューブなどの消耗品を入れても2万円位で部品代は収まるレベルです。

ただ用品店さんの価格はもちろんそれより高くてですね。工賃入れて4万円くらいしました。

 

 

正直、ネットでタイヤ買って、持ち込み交換ができる整備工場があれば一番良かったんですが、なかなか見つからず・・・。

栃木でお世話になっているバイク屋さんも結構忙しいみたいで、微妙に整備時間が取れずいつ作業が終わるかわからない、、、、ということでした。

 

ということで、今回は作業について時間をある程度読める事を重視し、ライコランドさんにお願いしています。

時間が読めるのが一番大事だったので、今回は用品店にお願いするという勉強です。

 

 

交換の段取り

 

以下の段取りに基づいて交換作業を行いました。

 

注文

まずはお店で注文です。

タイヤの在庫調査、申込み用紙への記載など含めて、30分くらいで終わりました。

代金は細かい不具合などがある可能性があるので後払い。

おおよその納入日を聞いて、作業の予約も行いました。

 

納品の連絡

4日位で納品の連絡が来ました。

予定していた日曜日に持っていくことにしました。

 

 

タイヤの取り外し・バイクの吊り上げ

 

今回は事前にタイヤを外して持っていくことにしました。

というのも、バイクに乗ってお店に行ってしまうと、長時間かみさん一人で子供の面倒を見なければならず、それはやめてほしいとの要望があったため。

こちらとしても作業工賃が安くなるので、ソッチのほうがいいかもと思い前後タイヤを外しました。

 

 

ここで活躍したのはタイダウンベルト。近所のホームセンターで購入しました。

ラチェット式で、締め込んだらどんどん引っ張れるベルトです。あると便利なサブベルトも購入しています。

 

これ自体は吊り下げ用途に開発されたものではなく、あくまで荷締めや固定に使うもの。

ただし今回もバイクを吊り上げるのではなく、安定した状態で固定するということがメインなので、破断強度以下で使うため問題ないと判断しました。

 

フロント側

ハンドルバーにウエスを少し巻いて傷を防止して、フックを引っ掛けます。

 

そして自転車小屋の屋根にサブベルトを巻き付けて輪っかを作り、そこに引っ掛けるようにして引き締めます。

あくまでもテンションを掛けて動かないようにするのがメインで、釣り上げないように注意。本気で引き締めると、ベルトも危ないし自転車小屋も傾きます。

 

リア側

リアはシートフレームをぐるりと抱きかかえるようにベルトを通し、

 

同様に輪っかを作ってそこに引っ掛けます。

特にリアは引き上げすぎてしまうち、リアタイヤの取り付けの際にスイングアームが上に登りすぎて、タイヤ装着の際にアクスルを通すのに非常に難儀するということがあります。

なので、上げず下げずのちょうどいい塩梅を、前後のベルトの張り具合で模索します。

 

センタースタンドの補助

センタースタンドだけでは不安定すぎるので、補助として軽自動車のパンタグラフジャッキと木の角材を使い、マフラーで保持します。これで4点保持になります。

このマフラー固定は、旧TRカンパニーでお世話になったメカの方から教えていただいた技法で、昔のバイクのマフラーは肉厚なので、多少荷重をかけても問題ないとのことから実践しています。

前後のベルトと木の棒に力を分散させる、ということが非常に重要です。

 

タイヤを外そう

これでベルトがピン!と張っている状態だと、非常に安定して多少の風や揺れでは全然倒れません。

この状態をキープして、

 

  • フロント側
    • スピードメーターケーブル
    • フロントブレーキキャリパー
    • アクスルシャフト&ナット
  • リア側
    • ナンバープレートの取り外し(やったほうが楽) 
    • トルクロッド
    • アクスルシャフト
    • チェーンアジャスターナット

 

これらを取り外して前後タイヤを外します。

まぁ外すのは楽なんですよ。取り付けるほうが厄介で。。。。

 

 

長男も一緒に作業を見守ってくれました。

 

ちなみにこのタイヤを外した後、1週間近くこのまま吊り下げた状態でした。

作業が一段落して家の前を通るライダーが、バイクが自転車置き場にタイダウンで固定されている状態を目撃して、二度見している姿を何回も目撃しました。

 

タイヤをお店に持っていこう

作業日になったので、タイヤを車に積んで持っていきます。

スバル・R1には、リアシートを格納すれば広大なスペースが出来上がるので、余裕で積み込むことができました。

上に乗っているリアタイヤは、真ん中が完全に偏摩耗していますね。こりゃ乗り心地が悪いはずだ。。。。

 

 

交換作業完了

家から20分程度のところにあるライコランドまで行って、タイヤを下ろして作業してもらうことにしました。

一旦家に戻って洗濯とか掃除を行い、預けてから1時間半位したら作業完了の連絡があったので、また車で取りに行きました。

やはりバイクで行くよりも戻ったほうが効率が良かったです。

 

チューブとタイヤ、交換作業工賃(タイヤとチューブの処分料含む)で、4万円でお釣りが来ました。

 

作業が終わった前後タイヤ。きれいです。

作業自体はとても丁寧だったと思っています。

タイヤのパターンも思っていた以上に悪くなく、むしろいいなぁと思いました。

 

 

フロントタイヤ

 

リアタイヤ

 

バッチリ交換してもらいました。

1点残念だったのが、リアタイヤのチューブのエアバルブが、90度曲がったものを使えなかったこと。

当初空気を入れやすくするために、エアバルブを90度曲がったものを装着したかったんです。

 

こういうタイプ。まがりバルブ。

 

ただバルブを固定するためのナットがLTDのホイールとはマッチしなかったようで、取り付け不可能との電話連絡が入りました。

しょうがないので、通常のストレートバルブのチューブを準備してもらい、今まで通りエアバルブエクステンションを使うことにしました。こういうのはしょうがないですね。

 

↑これは本当に便利です。どこでも空気を入れられて助かっています。

 

 

タイヤの取付作業

コレ自体はもとに戻すだけなんでまぁシンプルです。

ただリアタイヤは、どうしても片手で持ち上げてアクスルをぶち込まなければならず、腕力と腰の勝負になります。

ダンボールを曲げて敷いたりしながら、なんとか装着できました。

後はトルクロッドなどを忘れないようにしっかり取り付ければ完成です(一番大事)

 

 

装着完了、そして試走

結構長くかかりましたが、タイヤ交換の完了です。

んで試走したらこれが最高に良かったです。

 

正直今回のタイヤ交換をするまでは、

「俺ライディング下手になったんじゃないか?」

と思うくらいに全然曲がらなくてですね。。

バイク傾けるのが怖くて怖くてたまらなかったんです。

 

それがまったくもってスムーズに曲がるようになりました。気持ちいいくらいに。

下手くそに感じていたのは、タイヤがヘタっていたり真ん中だけ減っていたからであって、自分の技量低下が主要因でなかったんだ、

ということがわかって、すごく安心しました。

 

あとこのタイヤ、すごく乗り心地がいいです。

ヘタったBT45と比較するのも良くないかもしれませんが、自分の印象だとBT45はもっとゴツゴツしたような、硬い印象が有りました。

今回購入したF11とK527は、どちらかというとそういう直接的なインフォメーションをいい意味で遮断してくれて、気負わないライディングをさせてくれるタイヤだと感じました。

 

おとなしいタイヤと言いましょうか。今の自分とLTDの性格には、こっちのタイヤのほうがあっている気がしました。

交換した満足度は非常に高いです。

 

 

まとめ

今回は金銭的には少し高くついたものの、いいタイヤ交換ができたと思います。

また4~5年後までは、このタイヤでLTDを楽しみたいと思います。

 

以上です。

 

 

4 件のコメント

  • タイヤ交換お疲れさまでした。ダンロップのF11とK527 の組合せは昔乗っていたVT250と一緒で、懐かしいです。私は、TT100のフロントが苦手で、よく足を取られた経験があり、リアはTT100でもフロントはF11を進めていました。ヨコハマタイヤ二輪タイヤをシンコーに売ってしまったようで、昔ヨコハマの二輪タイヤを履いていた身としては寂しいものがあります。タイヤ交換ですが、意外とやってみると簡単にできますよ。軽点だけ合わせればとりあえずそんなに気にせずともバランスは狂いません。次回はトライしてみては如何でしょうか?

    • こんにちは。

      TT100はリアの130/90-R16がラインナップに無いので、履いたことがなくてとても興味がありました。
      友達のGB250クラブマンに装着されているのを見て、かっこいいなぁと思っていた記憶があります。
      F11の高評価を聞けて嬉しいです。

      ヨコハマはシンコーに売ってしまったのですね。韓国系になったんですね。初めて知りました。

      自分でのタイヤ交換は、来年以降拠点が新しくなるので、そこで足場を固めてからトライしてみようかと思います。

  • ご無沙汰しております。愛知のLTDⅡです。

    自分もF11,K527の組み合わせで購入時から愛用しています。ただしトリセツに記載してあったのがこの組み合わせで信念たるものはありませんが・・・
    自分は2回ほど釘踏んでパンクしたこともありチューブレスを履いています。チューブだと一発で走行不能となりロングツーリングメインで乗っていると不安です。
    ただしチューブレスでもネジ式のビスを踏んだ際にはビスが刺さったままでもネジ部からエアが抜けてしまうこともあったので多少の不安もあります。
    あとは確率の問題なのでリスクが少ないチューブレスを選択しています。

    とりとめのないコメントで申し訳ありません。LTDⅡも13万キロを超えて、オイルの減りがすごいことになってきているのと各ガスケットからの滲みもあり秋以降に腰上オーバーホールを検討しています。
    リフレッシュできたらまた関東、東北方面に足をのばしたいと思います。

    以上です。

    • お久しぶりです。
      コメントありがとうございました。

      確かにチューブだとパンク一発というのは盲点でした。
      今まで幸いなことにバイクでのパンクは経験したことがなく、チューブレスのほうが漏れにくい、という視点がありませんでした。
      13年前に購入した時に、「古いホイールは歪みとか微妙な鋳巣なんかが悪さするから、チューブを入れておいたほうが無難だよ」といわれて、それをずっと続けています。
      次回交換時は、どうするか考えてみたいと思います。

      腰上O/Hされるんですね。Z400FXと共通部品が多そうなので、パーツの供給も潤沢そうだなぁと勝手に感じています。
      その点は羨ましいです。
      ぜひまたこちらにもお立ち寄りください。

  • Z400ltdⅡ へ返信する コメントをキャンセル

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です