購入した時点で、このグラストラッカーには社外のフェンダーレスキットが組み込まれていました。
これは個人的にとても嬉しいポイントの一つでした。
ビッグボーイのフェンダーとフェンダーレス
僕の車両は、大径ホイールを履いた「ビッグボーイ(Bigboy)」というモデルです。 実は無印のグラストラッカーとはリアフェンダーの形状が異なり、無印がラウンドしたアーチ状なのに対し、ビッグボーイはシュッと直線的に後ろへ伸びた形をしています。このシャープなフェンダーラインが、フェンダーレスキットと非常によく似合うのです。
Wikipediaより https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/cf/Grasstracker.jpg
純正のリア周りは、泥除け、テールランプ、ナンバーステーが一体となった結構大掛かりな樹脂パーツで構成されており、正直なところ「スタイリッシュ」とは言いがたい野暮ったさがあります。泥や水の跳ね上がりを防ぐという機能面では完璧なのでしょうが、ストリートバイクとしての軽快さを求めるなら、やはり外したくなるセクションです。

このフェンダーレスキット、構造自体は金属板を曲げてメッキを施しただけのシンプルなものですが、いざ自分でイチから作るとなると相応の型取りや加工の手間がかかります。大学生の頃なら、ホームセンターで買ってきたステーを力任せに曲げて自作したかもしれませんが、大人になった今は、最初からこれがインストールされているありがたみが身に染みます。
形状から推測するに、おそらくポッシュ(POSH)製のフェンダーレスキットだと思われます。
現在でも新品が7,000〜8,000円ほどで手に入ります。別に新品じゃなくても、、、と思ったとしても、中古では出物が微妙に安定しないパーツです。ここに余計な予算とエネルギーを割かずに済んだのは、ヤフオク購入における数少ないラッキーでした。

ミニキャッツアイテールランプのレンズが経年劣化で少しクスんでいますが、まあ四半世紀前のバイクですしそこはご愛嬌。そのうち気が向いたら良品にリプレイスする予定です。
2026年7月14日追記:同系統の新品テールランプに交換しました
予防策と、大人の事情(リフレクター)
で、本題はここからです。 このフェンダーレスキットに対して、僕は新しく「ナンバープレートステー(ベースプレート)」を追加することにしました。
調達したのは、デイトナ製のオーソドックスなナンバープレートホルダーです。
わざわざこれを追加したのには、2つの理由があります。
1つ目は、単気筒エンジン特有の激しい微振動への対策です。
250ccのシングルエンジンが放つ連続した細かな振動は、金属疲労を引き起こすのに十分な威力を持っています。過去に他のバイクで、振動に耐えかねたナンバープレートが根元からバキバキに割れて脱落した事例を目にしたことがあったため、その予防策として補強しておきたかったのが一点。
そして2つ目、こちらが最大の理由なのですが、「リフレクター(反射板)」の存在です。
このフェンダーレスに付いているミニキャッツアイテールには、リフレクターが備わっていませんでした。日本の道路運送車両法において、リアのリフレクター未装着は当然ながら整備不良(違反)になります。
テールランプ中央のレンズがそれっぽく見えなくもないのですが、もし警察官に止められた際、それが法定基準を満たしていると現場で説得できる自信はありませんでした。
無駄なリスクを回避し、堂々と大人が街乗りを楽しむためにも、リフレクター付きのナンバーステーを導入するのは必須だったわけです。
取り付け自体は非常に簡単です。ただし、ステーの裏表の向きだけは要注意。うっかり逆に付けるとリフレクターが変な角度に装着されてしまい、やり直す羽目になります。
長く使ってこそ分かる「お守り」としての真価
装着後、ナンバープレートの根元がガッチリと分厚くなり、目に見えて強度が上がったという安心感が生まれました。
とはいえ、このパーツを取り付けたからといって、エンジンから発生する振動そのものが消えてなくなるわけではありません。 それに、こうした補強パーツというのは「割れなかった」という結果でしか効果を証明できないため、使わなかった場合の評価が難しい性質を持っています。
何年、何万キロと走り込んで初めて「そういえばナンバーが割れなかったな」と真価が分かる、ある種のお守りのようなパーツ。半分は自己満足の世界です。
一応カスタムベースとしての可能性も
ただ、この強固なプレートがリアに一枚入ったことで、今後のカスタムの拡張性が生まれました。 裏面にホームセンターの万能ステーをうまく組み合わせれば、ウインカーをマウントするための強固なベースとしても流用できそうです。バッグを装着するときとかに便利です。
そういえば昔、LTDのリアウインカーも、そんな風にステーを駆使してリア周りを組み立てていたな……
あの頃培った小さなノウハウが、形を変えて今のグラストラッカーにも活きてくる。 やっぱり、バイクを弄る楽しさの根底は、何年経っても変わらないようです。
-
作業日:2025年12月
-
かかった費用:2,800円
↓グラストラッカーの整備記録をまとめたページ



コメントを残す