※前回の取り付けの記事はこちら。
ASウオタニのパワーアンプ+コイルキット(SPIIパワーコイルキット)を取り付けてから
実際にどうなったかの、インプレッションを記載します。 全般的に、とても満足の行く結果になりました。
●始動性について。
始動性が良くなった ――気がする。
セルモーターを回したら、数回転でかかります。
今までより始動性がいい「感じ」がします。 一部のインプレで 「始動時に明らかに音が違う!」「音が太い!」という声も見聞きしていたんですが、 LTDに関しては音での違いは感じ取ることが出来ませんでした。 ボコんボコんという初爆がかなり早い段階で現れるので、 火花の強さを感じることが出来ます。
ただこれは、気温が高くなって、 オイル粘度が低い状態で安定し、なおかつガソリンも気化しやすい という副次要因も重なっているので、性格な要因は判断しづらいとこでも有ります。 ただアイドリングが安定するまでにかかる時間も少し短くなり、 始動時にかかるライダーの負荷が多少低減されました。 コレは狙い通りです。
●走行のフィーリング
トルクが太くなった ――気がする。
ガバッと開けたら ドンッ!! 段付きシートに腰が押し付けられて頭が後ろに持っていかれる!
見たいなトルク感を期待していたら、 さすがにそれは無し。。
ただ全域でトルクは太くなっているようで、 普通に走っていたら、あれ?もうこんな速度まで出てる? というような印象を受けるようになりました。 スロットルの付きもよいです。
CVキャブなので急激なスロットルワークに対する追従性は限界があるものの、 今まで以上のレスポンスでタイヤを蹴っている感じがして楽しい。 排気音も力強く感じます。
数値的に可視化したわけではないので何ともいえないのですが、 トルクカーブに薄い皮一枚乗っけたような感じでしょうか?
まぁ初めて乗った人が、 「このバイクトルク太いね!」というような類の感覚ではありません。。 “走りが滑らかになって乗りやすくなる”というような、 改善ととらえたほうがいい感じですね。 3ヶ月も乗ってたらかなり慣れてしまった感じもあるのですが、 加速は大分スムーズだと感じています。
●燃費への影響
燃費が良くなった。 コレは確実に結果が出ました。
今までハイオクガソリンを入れて、 リッター20~24kmくらいの燃費でした。
前回の日光ツーリングでF川さんが1リットル給油という荒業を見せた際、 LTDは満タン法でリッター30kmをたたき出しました。 余り予想していなかったので、コレは驚きでした。
パーシャルで走っていた時にトルクが太くなっていて、 スロットル開度を小さくしても走るので、結果的に燃費が良くなったんだと思います。
ただコレは道路状況や走り方でかなり変わるものだとも思っています。 数値で結果が出るとやはり嬉しいです。
●トータルの評価
今回の改造は、全体的に非常に満足のいく改造でした。
今回の出品が全体で3万円程度でしたが、それに見合う結果が得られたと思います。
- トルクが上がったようなフィーリングが得られ、
- 燃費が40%近く改善し、
- 始動性も向上
取り付けにちょっとだけ苦戦しましたが、 作業自体は非常に面白かったです。
電気系の作業ってあまりやらないので、 作業したらちゃんと結果が返ってくるのが面白いなぁと感じました。 実際取り付けてみて、おすすめできるパーツです。 迷っている方は是非検討してみてください。
以上です。
大変興味深く拝見させて頂きました。
機会あれば私のノーマルVrと試乗比較してみたいです。
速さを競うのは問題がありますから、例えばアイドリング回転でローギヤ
段々に斜度が上がって行く坂道をどこまでエンストせずに上がれるかとか
スパークとトルクの違いがはっきり出そうで興味深い。
または同じコースを出来るだけ同じペースで走行し途中ライダー交代しながら燃料消費量を比べるとか
まあ、それにはエア圧とかオイルの番数とか細かく考えると条件揃えるの大変ですけどね。
⇒長野BS LTDさん
お久しぶりです。
お読みいただきありがとうございます。
大谷さんのLTDはエンジンくたびれてないので、
かなり元気だと思いますよ。
数年前一緒に走った時、始動時のエンジン音が全然違いましたから。
ただ坂道試験とかは面白そうですね~。
タイヤとオイルとプラグと体重と…
色々条件揃えだしたらキリがなさそうなのも面白いですw
後追記になりますが、
乗った感じとして「CDI点火」のバイクに乗ったようなフィーリングが得られました。
バラつき、ザラつきが無いというかスムーズというか、とにかく滑らか。
火花が強くなって上手く燃焼すると、
走行フィールって滑らかになるんですね。
点火って奥が深いです。