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「トラック野郎」は予想を超えた昭和カルチャーの塊だった!

      2017/01/11

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正月と言えば「トラック野郎」だろ!!

と言う時代が、1970年代にあったそうです。

 

日本を代表するトラック映画、「トラック野郎」

デコトラ、アートトラック、その知名度を世間一般に押し広げた、まごう事無き立役者の映画です。

1975年から79年まで、盆と正月交互の年2作体制でリリース。松竹の「男はつらいよ」の双璧をなす人気を誇り、当時の東映の財布を大いに潤したと言われています。

 

 

で、先日デコトラの装飾をふと思い立って、動画検索したらすごいのがYoutubeにUPされていまして、、

それがこれです。全10作のダイジェスト版↓↓↓

 

40分間度肝抜かれっぱなしでした。

 

 

参加車両が凄い

https://www.youtube.com/watch?v=rdMecNpcEUE

まぁ良くもこんなにトラック集めたよねっていうくらいの車両が出てきます。

当時は割りと入手・手配しやすかったのかもしれませんが、それでもこの台数は凄い。

普通に上級国道を封鎖してロケしているのも、時代を感じてしまいます。

 

https://www.youtube.com/watch?v=rdMecNpcEUE

トラックが道に止まっていたり、隊列を組んでいるだけで、こんなに威圧感と迫力が出るんだと、ちょっと感心しました。

トラックが今までの数割増しでかっこよく見えてきます。

 

https://www.youtube.com/watch?v=rdMecNpcEUE

このシーンは笑いました。

まさかミキサー車がモブキャラクターになるなんて想像もしませんでした。

数って大事。無個性なやつが集まると、それだけで怖い。

 

 

後トラック以外にも、

https://www.youtube.com/watch?v=rdMecNpcEUE

CB750の白バイ仕様が出てきたり、

 

https://www.youtube.com/watch?v=rdMecNpcEUE

 

0系新幹線やダルマセリカ、

 

https://www.youtube.com/watch?v=rdMecNpcEUE

名鉄パノラマカーが出てきたりします。

 

大衆車両やバイクなどの映像は数知れず。

当時の車・電車・風俗を知る資料としても、一級品の作品じゃないかと思うほどです。

 

 

役者が凄い

メインキャストとして、菅原文太、愛川欽也、せんだみつお

ゲストで梅宮辰夫、田中邦衛、黒沢年雄、若山富三郎・・・

マドンナであべ静江、由美かおる、夏目雅子・・・

 

そうそうたる俳優・女優が名を連ねていることがわかります。

現代では鬼籍に入っている方も多いですが、そんな方々の全盛期、日本映画界にものすごい勢いが有った頃の演技が見られる。これは非常に勉強になりました。

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=rdMecNpcEUE

当時40過ぎの菅原文太。

すごい貫禄と迫力です。

 

 

ちなみに今の40代俳優って誰だろうと思って調べたら、、

 

http://www.cubeinc.co.jp/members/prf/003.html

竹野内豊・西島秀俊・沢村一樹・藤木直人

この辺が出てきます。系統が30年前と全く違う・・・

参考リンク:NAVERまとめ【渋くてかっこいい40代まとめ】

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=rdMecNpcEUE

在りし日の夏目雅子さん。

昔きれいと言われていた方は、やはり今見てもきれいなんですね。。

 

 

カースタントが凄い

トラックが集団で暴走するだけで、十分スタントです。

 

個人的に特に凄いと思ったのが、19分くらいからスタートする、トラックとミニパトのカーチェイス。

トラックが排気ブレーキ撒き散らしながら「大きく蛇行する」という冒頭の見せ場があります。

ただデカイ車両が派手に蛇行しているだけなんですが、ただただすごい迫力で。。。

 

今の日本映画だとこれ撮影すること自体が難しいかもしれません。いろんなしがらみもあるでしょうから。

あと適当に蛇行したら横転する可能性もあるので、ドライバーさんの腕もすごい。

 

 

警察絡みの話は、大概警察をコケにする感じで終わります。

その分パトカーも派手に壊されていて、いろんなものに突っ込んだり、宙を舞ったり爆発したりとやられたい放題です。

 

 

ストーリー・解決策が凄い

検問で捕まった仲間のトラッカーを助けるために、警察無線に介入して誤情報を流し、パトカーを出動させて開放するという破天荒さ(9分20秒頃

 

「映倫」のマークが有るにも関わらず、動画開始20秒でいきなりおっぱいが出てきたり、上記の動画の21分頃にあき竹城のトップレスシーンが普通に流れています。

いずれも21世紀では考えられないゆるさです。

そういえば、20年位前までは、バカ殿とかも普通に地上波で混浴シーン流してたよなぁ。。

 

 

それでいて王道

http://ameblo.jp/kazukiti3/entry-10410063075.html

ただストーリーは基本に忠実で、

  • 仕事先で出会った女性と桃次郎が恋に落ちる
  • 取り巻き連中とのいざこざに巻き込まれながらも、一時期は想いを通わせる
  • それでも結局はすれ違ってしまい、叶わぬ恋だと諦める
  • 最期に無茶な運送を引き受けて、仲間の力を借りながら、約束通りにそれをやってのける
  • そして次の町に去っていく

という極めてシンプルで感情移入しやすいものです。

 

 

数年前、立川のペイントショップ StupidcrownのMUNEさんとお話しした際、

「あの映画は、日本人の心に刺さる”任侠”のエッセンスが散りばめられているので、はまると結構危険」

みたいなことをおっしゃられていた事を思い出したのですが、本当にそうだと思いました。結構引っ張られます。

 

 

まとめ

トラックの派手さと破天荒さに目を奪われがちですが、

改めて見返すと、しっかりとしたロードムービーであり、菅原文太と愛川欽也のバディ・ムービーであり、当時の大衆娯楽映画として人気を誇ったのも頷ける内容でした。

 

トラックの装飾からデザインエッセンスを参考にしてみよう~~、と思っていただけなのですが、映画の中身が面白すぎて、かなり色んな要素を深掘りしてしまいました。かなり勉強させてもらった感じです。

もう第1作から40年も経過するみたいですが、今後も語り継がれていく作品になるんだろうなと言う気がしてなりません。

古い時代の作品が持ちえる、圧倒的なエネルギーを感じれて良かったです。

 

最期に一番星ブルースでお別れです。

 

以上です。

 

 

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