2017年の日の出ツーリング

2017年の1月4日に、毎年恒例となった日の出ツーリングをやってきました。

会社の同期・同僚を中心に2009年頃からスタートしたこのイベント。

今年も素晴らしいツーリングができました。

 

 

出発時

6時前に家を出発。天気はこの通り薄曇りです。

 

今朝の気温は1℃程度。例年通りに寒く、冷たい朝でした。

LTDは無事一発始動でき、ちょっと家から離れた民家が少ないところで暖気。

 

つい2~3年前までの、日の出ツーのエンジン始動は「一大イベント」でした。

ジャンプアップしたり、事前に充電しておく工夫をこらしたりなど、本当に苦労したんです。

いま装着しているバッテリーは「当たり」のようで、氷点近くでも力強くセルが回ります。本当に助かっています。

 

 

こんな写真も撮影したりしてみたりしました。

 

 

夜道はブレブレで撮影しづらいですね。光が少ないし、車体自体も振動してるし。

あと寒くて僕が震えていたというのも有るでしょう。。

 

1月4日は仕事始めの所もあり、スーツ姿の営業車や、運送系の車が結構走っているのが見られました。

 

 

 

集合場所へ

高根沢のコンビニに集合。

現地集合者を除き、ほぼ全員が時間通りに来てくれました。

 

6時半頃にコンビニを出発。

ここまでとても順調です。

 

 

 

力強い味方

今回威力を発揮したのが、このくもりどめでした。

 

吐く息でバイザーがいとも簡単に曇り、下手したら凍ってしまうような状況。

曇りどめを塗っておいたおかげで、結露・凍結からかなり開放され、だいぶ楽に走行できました。

この時期に曇りどめは、必須アイテムだと思います。命にかかりますので。

 

 

とはいえ、視界がクリアになっても寒いことには変わりありません。

 

今回手指もさむかったのですが、感覚的に一番きつかったのが「耳」でした。

フルフェイスヘルメットで頭部全体が防護されているのに、ピンポイントで耳が寒くなるんです。

多分ヘルメットとシールドの隙間から風が入ってくるんだと思うんですが、走っている間は防護のしようがなく、ただひたすら耐えるのみでした。

 

毎回思うのですが、日の出までの寒中走行はある意味「行」に近いです。

あえて苦痛に飛び込むというか、苦難の中で活路を見出すというか。

苦しいけれど頭だけは異常に冴えている、という異常な状況の中でライディング。去年のことや今年のこと、路面のことなどを脳内で練りながら走り続けます。

 

やっている時は辛いのですが、走ったあとは体と頭使って整理されたようなすっきり感が得られます。思考をこねくり回すのは、まさに瞑想ですからね。

なので、「1年に1回くらいならやってもいいかなあ」なんて思ったりするのです。

 

 

 

芝ざくら公園に到着。

無事集合場所から公園までの、およそ15km程度を走り抜けました。

 

現地集合のFTRと、高崎ナンバーのMINI、そしてテントが貼ってありました。

「あー、F川さんが来てくれたのね~。」

とみんな思ったわけです。

 

~F川さんとは~ Who is Mr. F-kawa

会社に入ってから9年来の付き合い。そこに居るだけで愉快が生まれるスーパーマン。ナットクロージング&カフェの常連。

その自由かつ破天荒、そして人情味あふれる生き方で、誰もを魅了する規格外の偉人(異人)。自分が足を向けて寝ることができない5人のうちの1人。

参考:足を向けて寝ることができない理由を記した記事

 

今回も高崎(もしくは埼玉北部)から前入り。遠い所ありがとう。

そして彼は寒中テント泊など難なくこなす男なのです。

 

ただテントに声をかけても返事がありません。

寝ているのでしょうか。

 

時折テントがもそもそと動いている様子

寒中起こすのも可愛そうだったのでそのままにしておきました。

 

 

 

公園には我々以外には誰もいません。

 

バイクは2気筒が2台。その他の5台は単気筒でした。

ダウンサイジングが進んでいます。

あとホンダ車両がやたら多いです。

 

 

「寒かったね」

「指と耳がやばい」

などと皆で、公園の自販機で買った缶コーヒー片手に談笑しながら過ごしていると、

 

 

日が昇ってきました。ご来光です。

 

とても美しい日の出です。

なんど見ても心が洗われます。

 

 

テントの中には・・・

日も出てしまったので、いい加減F川さんを起こさないとまずいと思いました。

躊躇したのですが、冷たくなっていたら警察沙汰です。

 

意を決してテントを外から開けると、

 

 

いない!

もぬけの殻だ!

 

どこにいったんだ!?

車の中にもいない。しかも鍵がキーシリンダーに刺さったままだ。

 

 

ひょっとしてさらわれた?

捜索願いか?そっちで警察沙汰になる可能性が出るとは思わんかった。

 

 

ちょっと心配になったので携帯に電話をかけたら・・・・

 

 

4コール位で出てくれました。

 

 

 

MINORU「もしもし?」

F川さん「うーん、おはよう。」

MINORU「今どちらですか?」

F川さん「芝ざくら公園だよ、もう着いたのかい?」

MINORU「着いた。F川さんテントの中にはいないけど、どこ?」

F川さん「ここだよ~~」

 

 

とあたりを見渡すと、地面からニューっと手が伸びてきて、

おいでおいでしているのが見えて・・・

 

物産館の前で野宿しているF川さんを発見しました。

自販機から7~8mほどの距離なんですが、全く気づかなかったです。

 

F川さん「テントは張ったけど、屋根の下のほうが遥かに温かいから、そっちに移動した。テントは立ててしまった手前、そのまま放置した。」

 

さすがはF川さんです。期待を軽々超えてくれます。

ちなみに彼は風邪も引かず健康そのものでした。

 

 

 

お参りへ。

ある程度みなさんとお話した後、毎年恒例の安住神社へ向かいました。

 

バイク神社として有名です。

 

おみくじに縁起物、オリジナルグッズにキャラクター絵馬、そして巨大な鏡餅。

相変わらず商売っ気が凄い神社です。マーケティングの全力投球っぷりが清々しい。

めちゃくちゃインパクトが残ります。

 

 

ひとしきりお参りを済ませたあとは、僕らを物理的に癒やしてくれるモノの下に向かいます。

 

これです。

火です。

 

これのお陰で本当に生き返ります。

 

毎年お世話になっているのですが、1回だけ火がついていないことがありまして・・・。

あの時は寒くてですね~。絶望しました。神社で絶望することってあんまりないと思うんですよ。

だからそれ以来、毎回内心ヒヤヒヤなんです。

 

今回はカラッカラに乾燥した薪を多数用意してあり、しかもおじいさんが補充までしてくれたので、遠慮なく燃やさせてもらいました。

火の素晴らしさ、楽しさを実感させてもらいました。

 

お買い物

ステッカーを買おうと思ったんですが、結構族々したデザイン、もしくはサーフ系のデザインだったので、ちょっと見送りました。

 

http://somch.blogspot.jp/2011/02/blog-post.html

 

こういうオーソドックスなデザインなら、欲しいなぁと思っていたんですが・・・。

 

シート背面のスペース、もしくはリアフェンダーあたりに古風なやつを貼りたいんです。

こんな風にね。

個人的にステッカー集めは、神社に行く楽しみの一つです。

 

 

 

朝食を食べて解散

ゆいの杜のジョイフルかと迷ったんですが、高根沢のガストに移動。

時間的には9時過ぎ。このくらいになるとかなり日差しが暖かく、快適に走れました。

 

http://www.skylark.co.jp/gusto/menu/morning.html

ここでモーニングメニューを食べて歓談しました。

カレースープと温かいドリンクバーがありがたかったです。

 

 

食事が終わった後解散しました。

Dトラッカー(モタード)とCRF250L、ディグリーのオフロードマシン軍団3台は、林道ツーリングの2次会へ向かいました。

こういう、ついででどんどん楽しんでもらえるというのは、企画者としても嬉しいです。

 

 

今年も全部で7台のバイク+趣味車1台が集まり、楽しい日の出ツーリングができました。

今年も無事に楽しく、より良いバイクライフが過ごせるといいなと思います。

 

 

以上です。

 

 

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