電気系統

ポイントブレーカーのクリアランス調整について

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私のZ400LTDは、キック無しのポイント点火仕様です。

この前の年式ではキックがあり、この後の年式ではベルトドライブ&CDI点火になります。 すんごい中途半端ですね。

今回はこのポイント点火を司る、ポイントブレーカーのクリアランス設定を行います。

 

 

ポイントブレーカーについて

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RプロジェクツさんのHPより抜粋

ポイント点火。正式にはバッテリー式ポイント点火。

名前を聞くだけで、なにかとても難しいものと感じる人は多いと思います。

やたら調整が必要だとか、ずれてエンジンがかからなくなるとか、さびるとか。 僕もそうでした。

 

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ただ5年近く乗った経験から言えば、 ポイントは恐るるに足りないです。

維持はかなり簡単です。 納車時の初期整備段階でしっかりセッティングしてもらっていれば、 普通に扱える代物です。

「ゼロから調整・組立」という工程を踏んだことはないので、 そちらの経験則は語ることが出来ません。

でもそんなに難しくないんじゃないか?と推測しております。

 

それでは調整方法を記載します。

 

 

調整の作業手順

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ポイントカバーのボルトを外してふたを開けます。

 

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17mmのネジが出てくるので、 ラチェットなどで反時計回りに回します。

 

クリアランスの計測

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すると、ポイントのブレーカーが開く箇所があります。

この部分のクリアランスを測定し、適正なクリアランスに設定します。これがポイントのギャップ調整です

隙間はZ400LTDの場合、0.3~0.4mm程度が適正値です。これが広すぎても狭すぎても、プラグに通電する電気が足りなくなってしまいます。

失火してしまい,

正しい爆発が得られません。

 

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パーツクリーナーでブレーカー部分の油分を軽く飛ばしたあと、 こういうシックネスゲージで隙間を計ります。

抜き先にわずかな抵抗を感じ、ちょっときついかな?ぐらいが適正です。

スカスカに入るのは幅が広すぎです。 僕は0.35mmで調整しています。

 

スキマゲージは安物を使うより、ある程度名の通った、信頼できるブランドの名前が入っているものがおすすめです。

寸法が命で、書いてある数字よりも厚かったり薄かったりしたら、目も当てられません。

 

ちなみにプロ仕様の工具や電子機器の通販サイト:RSコンポーネンツでしたら幅広い種類取り扱っているようです。

 

 

 

クリアランスの調整

IMAG0556.jpg

ギャップの調整は、ブレーカーが開いている状態で、 この2本のネジを緩めて行います。

写真のネジは、SUSの六角穴付きボルトに換装していますが、実際はプラスネジです。

小さい上に、エンジンの熱が入っていて固着しやすいため非常に舐めやすいです。

 

舐めそうだったら、こちらの記事を参考にしていただいて、 場合によってはカジリ止め剤ネジザウルスを使って外してください。

ネジを緩めればブレーカーが有る程度自由に動きます。

シックネスなどを挟んで基準の隙間を確保し、挟み込むような形で隙間を調整してください。

 

 

ブレーカーの腐食対策

あと、ブレーカーの端子面がさびていたり腐食していたら、 折りたたんだ紙やすりなどで錆をさらってください。

シュッ シュッ と数回磨いて様子を見て、回転部分にかからないように、さっとパーツクリーナーでカスを落とす。

こんな感じで大丈夫だと思います。

 

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最後に、カムの汚れを取る為についているフェルトを、簡単に掃除してあげましょう。

パーツクリーナーでさっと拭いて、すぐに乾燥。 その後高粘度のスプレーグリスなどで湿潤させています。

あまり潤滑させ過ぎないことが肝要。逆に汚れちゃうので。

 

 

点火タイミング外れるのか?

よく、点火タイミングがずれませんか? 等と質問を受けるんですが、 今まで乗ってきた限りでは、大きくずれることはないです。

意図的にベースプレートをずらしてみて、

「あぁずれるってこういうことなのね」

と経験したことがある程度。

 

ちなみにガッツりずれると、バイクがアイドリングしなくなります。普通に走っていたら、エンジンの始動が困難になるほどずれることは少ないんじゃないか?と思っています。

なんかふけ上がりが悪いかな?と思ったときは、 確認項目として頭に入れるべきところだとは思うんですが、 それ以外の箇所の方が原因として大きいと思いますね~。

 

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今回の整備では、ポイントギャップのクリアランスが0.25mm程度しか隙間が空いていませんでした。

適切な0.35mmに隙間を戻すと、爆発が力強くなり、トルクが上がったような感じが得られました。

プラグを交換したらもっといい感じになるでしょう。 安易なパワーアップを目指すより、整備値を上げて新車の状態に戻していく。 コレの効果を改めて感じた次第です。

 

 

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今は乗らない人が多いと思いますので、 コレを気に、普段行き届かない整備を進めていきましょう。

 

以上です。

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