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過去に乗ったバイク GL500カスタム

      2016/10/09

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大学を卒業し、新入社員になってからすぐのゴールデンウイークに購入したバイクが、このGL500カスタムでした。

初めての旧車。僕が22歳の時です。

 

 


このバイクを知ったきっかけ

このバイクの存在は、大学の時から仲良くさせてもらっている友人のアパートで知りました。

 

彼は日本のバイク50年史だか、ホンダのバイク名鑑だかの、バイクの歴史みたいなめちゃくちゃ分厚い本を持っていて、それを遊びに行った時読ませてもらっていたんです。そしたら、アメリカンバイクの最初の方にこのGL500が出てきました。

 

衝撃でしたね。

なんてブサイクなバイクなんだと。

 

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当時はロー&ロングなスタイルが一番「素敵」だと思っていました。

腰高な車両、スポーツバイク的なホイールベース、(実際そうなのでしょうが)取って付けたような殿様ハンドル。この70年台感満点のGLカスタムは、僕には珍妙な存在にしか見えませんでした。

 

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そしてこのバイクの最大の特徴であり、やたらに存在を主張しているエンジンもそう。水冷OHVの4バルブ。それを縦置きにセッティング。

V-TwinならHARLEYと同じレイアウトにすれば良いものの、なぜ90°回転させて縦置きにしているのか。なんでそこでオリジナリティだすの?

 

「こりゃ酷いバイクだ。大惨事と言っても過言ではない。」

まだまだ青二才だった僕は、そう思って本を閉じました。ただその時には、もう種は蒔かれて肥料までぶっかけられていたのでした。

 

 

 

 

リサーチの日々

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その後、妙にGLのことが気になってしまい、色々ネットで調べる日々が続きました。

 

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  • 国産でかなり珍しい縦置きVツインエンジン車両であること
  • OHVながらも、国産の量産車で最初期の水冷エンジン搭載車両であること
  • 最初期のCDI点火のバイクであったこと
  • 超高回転型OHVで、1万回転近くまで回る事。
  • 異常に巨大な車格を武器に、一時期国内の400cc売上でTOPを取ったことも有ること
  • ターボバイクのベースになったり、ダートトラックレーサーに改造されたりしたこと

 

いろんなことを調べて頭に入れていきました。面白い歴史を持った車両だと思ったんです。

また「他人と違うマシンが欲しい病」を相当こじらせていたので、このGLなんかは、中途半端な希少性と廉価さが相まって「どストライク」だったんです。

 

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珍妙なルックスも、まぁハンドルやウインカーとかを丁寧に選んでいけば、かなり見れるスタイルに持っていけるだろうとも感じました。

 

もうこうなると頭が買うことでいっぱいになっていくのです。大嫌いと大好きは紙一重とはよく言ったもの。GL500の件は、まさにそれを体現したような車両でした。

 

そして冒頭に述べたとおり、会社に入ってからすぐに、GL500カスタムを購入したのでした。

 

 

当時のGLのインプレッション

バイク屋さんで購入したのですが、最初タイヤがひび割れまくりだったり、キャブからガソリンがオーバーフローするなど、細かいトラブルが有りました。

周囲に恵まれて、いろいろな人の手を借りながら、ちょっとづつ良いコンディションにしていったのを覚えています。

 

 

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このバイク、220kg近い重量があります。ほぼ同じ重さのドラッグスターとは違い、かなり腰高で重心が高いバイクです。70年代基準でのスポーツバイク寄りです。

いままでコテコテのアメリカンしか乗ったことがなかった自分にとって、この乗換えは精神的にも技量的にもかなりハードルが高い高いものだったように思います。

最初乗り方がわからなかったんです。バイクに乗せられているという感じでした。

 

 

結構速かった

直線の気持ちよさは特筆すべき要素です。ただ走っているだけで気持ちいい。

のんびり走るのが楽しいかというと、意外にそうでもない。流れの良いバイパス道路でで、5速で70km/h以下で走ろうとすると、速度が低すぎてかなりギクシャクするような印象が有ったのを覚えています。

 

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エンジンは見た目に反して、「もっと回せ!」「もっと速く走ろう!」と急かしてくるような側面も持っていました。

あとコーナリングも、高速コーナーでは一度ラインを決めるとビタッと決まって駆け抜けられる素性の良さを感じました。

どこどこ走るクルーザーというより、スポーツバイクよりの性格が強かったように感じます。この辺が、当時のジャメリカンの特徴であり、美点だといえると思います。結局息長く乗れる性格ですからね。

 

 

 

唐突な別れ

GL500とは、1年満たない期間でお別れすることになってしまいました。

 

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山道のワインディングを走っている時バイクと正面衝突したからです。対向車線に僕がはみ出してしまって、それでぶつかってしまいました。過失割合で言うと、僕が圧倒的に悪い事故でした。

 

シチュエーション的には、普通に大怪我、下手したら死んでもおかしくない事故。ただ奇跡的にも、私も相手の方も2〜3日で治るようなかすり傷。  …ですが、GLも向こうのバイクも全損です。

両者とも、フレームが曲がったり割れてしまったのです。自分に都合よく解釈するのであれば、あの無謀運転をGLが守ってくれたのかな…。 そんなふうに思ったりもします。

 

若さ故の過ちでは済まされない無謀行為

今振り返ったら、なんと無謀なことをしたもんだと、恥ずかしく、情けなく、自分に対しての憤りが湧き上がってきます。

あの時僕はどこか調子に乗っていて、何と言うか「地に足がついていないような状態」だったのではないかと思っています。

自分のできることやれる範囲、やらなきゃいけないことを見極めずに、ただただ先に先に突っ走ろうとしていたと言うか。そのせいで相手の人はもちろん、同時にツーリングしていた仲間たちも含め、多くの方々に多大な迷惑をかけてしまいました。

 

そして何より、ようやく乗り方を掴み始めていたGLを失ったというのが、とても悲しかったです。

 

あれ以来、バイクの運転自体はかなりヒヨったものになりました。ですが、安全を考えてマージンを取り、なんとか無事故で過ごせています。

 

 

 

その後

半年くらいの間、またバイクに乗ってはいけないと自制し、家に篭っていました。

ですが、バイクに乗りたい盛りだった僕にとって、その空白期間は本当に苦しかったです。結構ツーリングやチョイノリのお誘いも有ったんですね。バイクがないのに。

そんなわけで、ある程度謹慎も済んだかなと思い、またバイクの購入に動くことにしたのでした。

 

そして買ったのが、Z400LTDだったんです。

 

今回はここまでにします。

 

過去のバイクリスト

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