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旧車乗りが現行車にも乗ってみたほうがいい1つの理由

      2016/01/18

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この記事では、旧いバイクにしか乗ったことがない人、あるいは旧い車両に暫く乗り続けている人に、ぜひ現行の車両にも乗ってみてください、という提案をする記事です。

 

この記事を読むこと、そしてあわよくば実践していただく事で、

  • 面白い・独自の視点・価値観を抱く人間になる。
  • 知見が広がり、心が広くなる。
  • モーターカルチャーを愛する人間としての、ステージが上がる。

と本気で思っています。実際自分もそれに近い経験ができたからです。

若干説教くさい記事ですが、最後までご覧頂けたら幸いです。

 


記事を書いた理由

なぜこんな記事を書いたかと言いますと、
普段旧車に乗っている人が現行車両に乗るという行為が、

旧車乗りの成長を促すブースターになる

と強く感じたからです。

 

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自分も含めて、旧車に乗っている人って間違いなく「こだわり」が強いと思います。
ともすれば、「旧車以外はのらねーぜ!」っていう心持ちになっている状態の人も多そうです。

あと「どうせ今の車やバイクはどれも同じ」「つまんないはず」という思い込みで語る人も多いかなぁと思っています。

まぁ人の考えとか着眼点はそれぞれだし、そもそも、それが良い!とか悪い!とかのジャッジはできません。むしろ違って当然だと思います。

 

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ただ僕の思いとして、それで終わっちゃうのって、「ちょっともったいないよね」と心の何処かで思うんです。

  • 鎖国状態でこだわっている事
  • 他の世界を知ったり認識した上で、なおかつこだわっている事

この2つだと、僕は後者の方が絶対面白いしクールだと思います。新しいことにチャレンジして、一度体験した上で、自分に落とし込んで取捨選択する方がかっこいい。

 

 

僕は、

  • 柔軟になること。

  • 変化やある程度の違いや差異を受け入れる「遊び」を持つこと。

これが常にできていれば、人生がどんどん面白く豊かになると信じています。そしてもしできることならば、僕はそういう人を増やしたいと思っています。もちろん、まずはバイクの世界でね。

 

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なので提案したいのが、ここ5年~10年くらいで販売された車両と、旧車の乗り味の比較です。
これは経験値積むとてもいいチャンスとして、できるだけ積極的にやっておいた方がいい。

具体的なやり方としては、お友達のバイクをちょっと貸して乗せてもらうのが一番簡単(ただ任意保険の、他車運転特約には入っておきましょう)。

 

 

あとはレンタルバイクを利用するとかですね。250ccクラスだと4~8時間で8千円~1万円程度ですが、僕はその価値は十分あると思います。

 

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では具体的に、旧車と現行車でどんな差異があるのか、僕が感じたことを中心に記載していきいます。

 

 

旧車と現行車の違い

すぐにエンジンがかかる

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まずこれ。当たり前すぎるけど結構すごいこと。

現在ほぼ一般化したインジェクションのマシンのみならず、2000年代くらいのキャブレーター最終期のマシンでしたら、チョークも不要。セル一発です。スロットルをあおったり、微妙に開くといった儀式も不要。
拍子抜けするほど簡単にエンジンがかかります。

レンタルしたNC700Xが、マイナス3度の環境でチョークも引かずにセルボタン一発でばっちりエンジンかかるのは、普通に驚きました。

NC700Xをレンタルした記事はこちら

 

 

取り回しがしやすい。押し引きが軽い。

旧車と現行車を比較すれば、例えば同じ200㎏のバイクだったとしても、新しい車両のほうが驚異的に押し引きが軽いです。

左右のバランスの最適化、できるだけ低重心になるような車両設計、さらにホイールの軽量化やラジアルタイヤの装備などの様々な理由があると思うんですが、もうびっくりするほどとり回しがやり易いです。

20100311_CB1100_Type_I_ABS_1b

「大型車って重くて、乗り出すまでがおっくうなんだよなぁ」

なんて思う方は、一度現行車両を押し引きしてみることをお勧めします。現行のCB1100なんて、笑っちゃうくらいの軽さを体感できます。こんなところでも、進化してるんだなぁといちいち感動します。

F川さんのCB1100レンタル記はこちら
 

 

静かでトルクフルな走り

現行車は騒音規制が厳しいので、何から何まで非常に静かです。

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静かなマフラーによる排気音はもちろんのこと、フェアリングが付いている車両は、内側に吸音スポンジを装備するのがほぼ一般化。

 

20130413-4

参照: http://magooxx.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html

スプロケにも、ゴムダンパーを付けたサイレント化が進んでいます。

エンジンそのものも、フリクションがなくなって静音化が進み、バランサーもしっかり効いているためか、アイドル時などは「エンジンがかかっている気がしない」ほどの安定感を見せます。

 

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こんなことを書くと魅力が少ないようにも聞こえるんですが、静かなバイクも悪くない。例えばちょっと長い距離を乗ってみたら、不思議なほど疲労感が少ないことに気づかされたりもするんですね

そしてインジェクション化が進んで、点火や燃料噴射などのタイミングが精緻にコントロールされ、どの回転域からでもパワーやトルクが非常に出やすくなっているのも事実です。右手の操作にリニアにエンジンが反応し、イージーにパワーを取り出せるのは、新しい車両の大きな魅力の一つでしょう。

 

 

車体が固い。守られている感がする。

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旧車に比べて、現行車両はフレームが総じて高剛性で、とても固く感じます。またがった瞬間にわかるほどです。

直進安定性が高く、高い速度でコーナーに突っ込んでもふらついたりしないため、乗りやすさ、そして安心感に繋がっています。以前W400に乗ったとき、これはレトロな皮をかぶったスポーツバイクだと思った記憶もあります。まぁフレームが固くて、マシンを左右に振ったときの反応が鋭敏だったんです。

 

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今までで一番衝撃的だったのは、CB1300SBに乗せてもらったこと。動き始めた瞬間に、大きくサイドに張り出したバックミラーも相まって、一瞬「オープンカーに乗っている」と錯覚するほどの安定感と車体の剛性感。

いやほんとに。あの衝撃は結構忘れられない記憶となっています。

 

顔を向けた方向に勝手に曲がる

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これはCB400SSに乗せてもらった時に体感し、たまげました。

ツーリング中、次は大きい右コーナーだね~~、 とコーナーの出口を見つめたら、車体が勝手にバンクしてコーナリング体制に入ったんです。

何を当たり前のことをとおっしゃるかもしれませんが、いままでハンドルやステップで「きっかけ」を作ってあげないと曲がらなかったマシンにずーっと乗っていた人間からすると、

「なんじゃこのマシンは!」

とヘルメットの中で顔がひきつってしまうような驚きでした。

それだけ、車体のディメンジョンからバランス、サスペンションのセッティングなどがばっちり仕上げられているんだと思います。

 

 

ブレーキがめっちゃ効く。

大概の車両で、純正ブレーキがめっちゃ効きます。

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ガツン!と暴力的に効くのではなく、握った分だけしっかり効く感じ。これも旧車の割とプアなブレーキに慣れ親しんでいる人にとっては感動する部分かもしれません。

ブレーキを交換するのは定番カスタムの一つでしたが、レーサーテイストのカスタムをするのでなければ、交換は不要と思うほどです。ましてABSなんてついているマシンだったら、リアを思い切り踏んでもロックさせることは不可能。また勝手に前後連動してブレーキがかかるため、気持ち悪さすら感じます。

 

 

 

もし運良く現行車に乗るチャンスに恵まれたら

上記の事が相まって、現行車両の乗りやすさ、扱いやすさ、フレンドリーさは段違いだと認識できるはずです。

 

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とにかく、走る・曲がる・止まるが物凄い高次元でまとまっているのが現行車両です。

なので、現行車両の完成度とか性能の高さは、一度知っておいて欲しいと思うんです。それに旧車乗りの人は、普通の人はやろうと思ってもやれない「旧車に乗る」という行為を日常的にやっているのですから、明確な比較対象があるという時点で十分恵まれているし、絶対的なアドバンテージがあります。

 

 

で、ここで大事なのは、「思った感情を素直に表現してほしい」ってことですね。

  • 「すごく軽いなぁ」
  • 「速いなぁ」
  • 「思ったよりパワーないな」
  • 「なんかつまんないかも」
  • 「なんか現行車も悪くないなとか」

当然好き嫌いはあっていいんです。

 

 

「現行バイクはすんげぇ乗りやすいけど、やっぱり古いバイクのほうが好き」

とかでも全く問題なし。OK!

 

 

一番大事なこと

大事なのは、繰り返しになるけれど、

新しい世界や今までと違った世界に触れることなんですね。

このエクササイズが大事。

 

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そうすると、

今まで自分が好んでいた立ち位置を俯瞰して眺めることができる

ようにになります。これ超重要。

 

 

オリジナルの価値観って、

  1. 今までの枠組みを飛び越える
  2. 新たな場所に飛び込む
  3. その場所から今までいた場所を眺める
  4. 良い点や悪い点などを見つける
  5. 今までの場所に戻ると、枠が広がっている
  6. 今までと違った自分になる

というサイクルの繰り返しでしか作れません。このサイクルをどんどんまわせれば、面白い人間になるブースターが、どんどん点火されていきます。

 

ちなみに自分の場合

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