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CB1100 現行空冷4発の魅力

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有る秋の日、友人のF川氏が新しいバイクに乗っていました。

 

CB1100

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 ホンダが意地とお金を掛けて開発した、最新鋭の空冷四気筒。

やっぱり空冷だよね!っていう人が多そうなので、 重い腰を上げてほんとに開発しちゃったバイク。

とうとう買い換えたのかよ!?と思ったら、

 

「レンタルバイクです。」

 

知っているだけで今年4回くらいレンタルバイクに乗ってますね貴方。

何気に宇都宮もレンタルバイクが充実して来ましたからね。 南海部品にホンダドリームにライコランドに。 今度自分も何か借りてみようかな。

 

話を戻します。

 

 

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CB1100は、すれ違ったり駐車場で見かけたことはありましたが、 ココまで近くでマジマジと見るのは初めてです。

一見したらブラックですが、その実は濃いブルー。 古のCB1000SFとかに比べたらだいぶ、現行の1300よりはいくらかコンパクト。 しかしながら、大型車然とした存在感は伝わってきます。

 

 

エンジンの造形

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かなり造形を考え抜かれたんだろうなぁ、 と感じさせられるエンジン。

ヘッドカバー、薄いエンジンフィン、クランクカバー ベース車両のCB1300を上手くリファインして、 空冷エンジンに仕立て上げています。

 

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貴方は油冷エンジンですか?と思うようなオイルクーラー。

排ガス規制への対応と気持ちいい走りを両立させようとしたら、 おそらく1000cc以上は必要だったんでしょう。

また冷却に対しても、「オイル容量の重要性」が水冷よりはるかに高まることが考えられます。

教習車でお馴染みのCB750ベースではオイル容量が足りなかったり等、 いろんな意味で対応できなかったのでしょう。

 

 

↑ちなみに巷ではこんなオイルクーラーガードが人気のようです。

 

 

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またがらせてもらったんですが、 取り回しがちょっと重いものの、またがる際やまたがっての移動は軽い。

これはラジアルタイヤなのも大きいなと感じました。

車体を起したりタイヤをころがした時の感触が、試乗した現行のスポーツスター883Lのそれにそっくり。 ラジアルタイヤの効果ってグリップだけじゃなくって、 やっぱり日常でも体感できるんだなぁ。

 

 

樹脂パーツと金属パーツのバランス

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各所に樹脂パーツが使われています。 フェンダーは金属ですが、サイドカバーは樹脂。

この樹脂製品は一部でものすごく叩かれていて、 「コストカットの権化」「開発者の怠慢」などといった言われ方をしているんですが、 僕はそこまで叩かなくても・・・といった印象を持っています。

僕のLTDも、30年前のバイクだけどサイドカバー樹脂だし。

 

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テールのランプステーも新しく作られていて、 配線が綺麗に隠れて美しいです。

写真が上手く撮影できなかったのですが、 溶接箇所も基本的に目隠しされる位置になっていて、 どうしても見えるところはスムージングが施されていました。 配線もかなり気を使っている感じ。

目に付きやすいウインカーやミラー、スイッチなどは流用されてますが、 車体の細かい箇所はとても丁寧に作られていました。

何気にすごいお金かかってそう。

 

 

エンジン音

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エンジン音が結構興味深くて、 走ってきて一度冷えたという事もあるんでしょうが、 昔のカワサキ四発みたいなバラツキ感がするんです。   

 

ファファファファ  ファファファファ  ファファファファ

 

という最新の水冷4気筒車両で感じる、エンジンの安定感。

その“名指揮者”が率いているようなエンジン音の安定感が、 CB1100の場合はちょっと奥に引っ込んでいます。   

ファファバル ファバルン バル ファファファバル ファファバルン

といった、ズレとか溜めを有したエンジン音がします。

 

ああ、コレが雑誌で開発者さんが言っていた「バラツキの演出」なのね。

 

点火タイミングとかカムのレイアウトをちょっと細工して、 こういうバラツキが出やすい様に調整しているらしいです。

 

こうした調整・演出を「作為的に作られたもの」として嫌う人もいるかと思います。
個人的に思うに、こういった狙いの開発が、ホンダというスペック至上のメーカーで開発GOサインが出て試行錯誤して物になり世に出てくる、ってすごいことだと考えいまして。。   

日本人なりに感覚を数値化して感性の領域を開拓していこうとしている、ある種試金石の一つなのかな?と。閉塞感があるといわれて久しいバイク業界で、感覚を揺さぶる「モノ」を、エンジニアリングの方向からのチャレンジの一つなのかもしれません。   

そのアプローチが正しいかどうかは分からないけど、性能の追求と感性への探索がどこかでリンクして、面白いものが生まれたら最高。 皆の心に響くものが生まれるかもしれないし、先鋭さを極めた異端のマシンが世に出るかも。  

そんなワクワク感を感じます。

 

 

ごめんなさい、自分もケチなエンジニアなので、 ものづくり・メーカー目線で肩を持ってしまう悪癖があります。。

異論もあるでしょうが、一つの意見として聞いていただければ幸いです。

 

 

マシンの話に戻します

スロットルを軽く煽ったら アイドルのばらつきとは打って変わってモタツキ無く鋭く軽く拭け上がる。 あぁ、こういうところはホンダのバイクですね。

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ノーマルマフラーの排気音はジェントルです。 音質もいいし存在感もある。音量はこの位で自分は十分だなぁ。

五月蝿いマフラーより静かなマフラーの方が好きな自分としては、 とても好感を持ちました。

 

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個人的にお気に入りなのがフロントマスク。

ヘッドライトの下にホーンが2個装着されているスタイルって、 個人的にちょっと苦手でした。

でもこのバイクはいい。 サイズと取り付けの高さ・幅、色のコントラストが絶妙なんでしょう。

 

 

走行インプレ

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色々F川さんと話してインプレッションを聞いたら、

  • 「最初全く期待していなかったけど、いい意味で期待を裏切られた」
  • 「速いしスタイルもいいし、すごいいいバイクかもしれない」
  • 「うーん」 「うーん」
  • 「まじめに欲しいかも」

的な話をしたので、 面白がってここぞとばかりに僕は畳み掛けました(笑)

色々話が盛り上がってきたら、

 

 

  • 「でも惜しいのは“旅感”が薄いんだよなぁ」
  • 「このバイクにキャンプ道具積んで遠出するイメージがわかない」

という言葉がF川さんの口から出てきて、 なるほどと膝を打ちました。

 

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このバイクは、確かに旅感というか、土の匂いというか、 バタ臭さを全然感じません。

どちらかというと都会的ですごく洗練されています。 大荷物載せての「旅」よりも、旅館に止まる上質なツーリング、 そういう言葉のほうが似合う気がします。

F川さんのメイン用途は旅なので、車両が発するイメージと用途のギャップに微妙な違和感を感じているようでした。

 

そういうのって大事だよね。趣味のものだと余計に。

 

 

まとめ

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■さて、思った以上にボリュームが膨らんだCB1100感。

 

全く乗らなかったので傍から見た人間のインプレッションでした。 チャンスがあれば自分も乗ってみたいバイクです。

むしろ“現行車両”という括りでは、 購入したいバイクの筆頭に上げられるかもしれません。うん、欲しいマシンです。

 

元々リターンライダーの方への提案や、 スーパースポーツやメガツアラーのパワー競争に疲れたライダーの受け皿、 という印象を最初持っていたのですが、 ネオクラシック車両として新鮮な魅力を感じられた気がします。 現行のトライアンフ ボンネビルにかなり近しい感覚。

 

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若年層で大型バイクを購入しようと考えている方が、 積極的にこのバイクが選択肢になったら嬉しいなぁ。

そんなことを思いました。

 

 

 

 

 

以上です。

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