足回りパーツ取付~その2~

 その1からの続き
■若干納得は行かなかったものの、
リアの作業は完了してフロント周りに移行。
ちなみにトルク管理は、同じアパートのビューエル乗りが持っていたトーニチ製のトルクレンチを使用しました。こういうのがさっと出てくるのがすごい。
これだからこの寮は出れないんですw
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■コンプレッサーを取りに行ったりなどしてかなり時間がおしていたので、
容赦なくインパクトを使用してフロント周りをばらしていきます。
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ステムナットを外し、トップブリッジをばらしたらベアリングがお目見え。
(ボールが載っている状態は撮影し忘れた…)
今回分解していて、いろんな軸部に塗布してあった赤いグリス。
ワコーズのスーパーシリコングリースですね。(※訂正:HMG-Uらしいです)
ホームセンターで売っているやつの10倍以上する高級グリス。こういうところにお金がかかっているのを見ると、いい初期整備をしてくれたんだなぁと嬉しくなります。
旧車をお買い求めの際は、安心・信頼の整備のTRカンパニーへ!
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■って、いきなり汚い手ですみません。石油系溶剤には弱いんです。
グリスまみれのボール登場。アッパー側もローワー側も規定個数の19個ずつ入っていて、砕けたりもしていませんでした。
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ただベアリングのレース部を見ると、上下共にしっかり打痕がついていました。
コレがステアリング不良の原因です。
原因自体はわかったので、今回は清掃のみにして新しいボールは使用せず、今までのパーツを組み込むことにしました。次回の作業時は、ベアリングのレースを発注してプーラーの登場ですね。レースは在庫あったかなぁ…。
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■ボールを脱脂洗浄し、レースにシリコングリスを大量に盛って、その上にいちごをデコレーションするかのごとく丁寧に置いていきます。グリスの粘度が高く、かなり斜めにしても落っこちなかったので非常に作業がしやすかったです。
この後元通りにガチャガチャ締めこみます。
ステムロックナットは3.0kg・mのトルクだったんですが、特殊な形状をしているので角度法で締め込み。手締めで回らなくなったところから1/16回して対応しました。専用工具がなかったので貫通ドライバーでタガネ打ちでしたが。。。
これは自分が持っているサービスマニュアルには掲載されておらず、
KZ400.comで仕入れた情報です。このサイトについては近日中に情報展開します。
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あまり関係ないですがフロントフォークはSHOWA製でした。
KYBじゃないのね。
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あとすごく気になったのが、トリプルツリーの軸に塗って合った赤いペンキ。
うちの会社では、製品に赤ペンキや赤マッキーを塗るということは、
「不良品」を意味するんですが。。コレは一体なんなんだ…?
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■午前11時くらいから作業を始めて、5時頃に作業完了しました。
結構時間がかかりましたが、一人で手動工具使ってやってたら絶対終わらなかったと思います。最終的にはいろんな人が集まって6人くらいでやってました。
ぎりぎり明るかったので試運転しました。
 ○インプレ:
  ・シフトショックが格段に減った。
  ・走行時、エンジンの回転とリアタイヤのダイレクト感を強く感じるようになった。
  ・チェーンが新しいので走行音が静か。
  ・ステアリングが非常に軽い!
  ・コーナリング時の舵角調整がいらなくなったのでライディングが楽しい!
いいことずくめです♪ リアスプロケの色が浮いている以外は。
まあそのうちゲロゲロになるだろうw
K君本当にありがとうございました!感謝してます!
※おまけ
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RYO氏に影響を受けて、アルミピンチをエンジンにつけました。
意外と似合ってる気がします。 今の気温だとオーバークールだけどw

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